アブダビ・ツアー2017 第2ステージキッテルがスプリント勝利 ガッツポーズのユアンをゴールライン上で逆転

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビで行われているUCIワールドツアー「アブダビ・ツアー」は2月24日、第2ステージの集団ゴールスプリントをマルセル・キッテル(ドイツ、クックステップフロアーズ)が、先頭でガッツポーズをしようとしたカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)をゴールライン上で逆転し、ステージ優勝を飾った。

マルセル・キッテル(左端)が、ガッツポーズしようと両手を離したカレイブ・ユアン(中央)の脇をすり抜けステージ優勝 © Yuzuru SUNADA

 153kmで行われた第2ステージは、スタート直後からNIPPO・ヴィーニファンティーニのマルコ・カノラ(イタリア)を含む6人の逃げが飛び出し、タイム差は39km地点で2分20秒に達した。途中2つの中間スプリントは、いずれもカノラが先頭通過。これによりカノラは、中間スプリント賞争いの首位に立ち、レース後黒いリーダージャージに袖を通すことになった。

 メイン集団は後半徐々に逃げとの差を詰め、100km地点を過ぎてタイム差は1分を切った。残り10kmでカノラとアレッサンドロ・デマルキ(イタリア、BMCレーシング)の2人が逃げから抜け出して粘り続けたが、残り2kmを前についにメイン集団に吸収された。

 最後は大集団でのゴールスプリント。残り1kmは前日第1ステージを制したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)擁するディメンションデータ勢が先頭で通過するが、ユアンのオリカ・スコットも別ラインで列車を組み対抗する。強い風の中、ディメンションデータのアシストが早々に力尽き、カヴェンディッシュはユアンの真後ろに列車を“乗り換え”して最終局面に臨んだ。

 最終コーナーを抜け、集団先頭で万全の態勢からユアンがスプリントを開始。カヴェンディッシュが追い抜きにかかるが勢いが足りない。勝利を確信したユアンが、ガッツポーズのため残り5mで両手をハンドルから離した瞬間、しかしその脇をすり抜けるようにキッテルがハンドルを投げた。驚いたユアンを尻目に、ゴールラインを越えたキッテルは、勝利を確信して小さくガッツポーズ。一瞬の逆転劇でステージ優勝を勝ち取った。総合首位は3位に入ったカヴェンディッシュが守った。

 日本人選手は窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が23位、別府史之(トレック・セガフレード)が92位、小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が132位で、いずれも先頭とタイム差なしの大集団でゴールしている。

■第2ステージ結果
1 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 3時間28分11秒
2 カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット) +0秒
3 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)
23 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
92 別府史之(トレック・セガフレード)
132 小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)

■個人総合成績
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) 8時間5分3秒
2 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) +4秒
3 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) +8秒
10 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +12秒
82 別府史之(トレック・セガフレード) +14秒
146 小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +2分6秒

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