「道が広くて歩きやすくなった」放置自転車が大幅減 静岡市で“駐輪場設置+歩行者天国”の社会実験

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 歩行者優先のにぎやかな街づくりに役立てるため、10月から静岡市葵区の紺屋町地区を24時間歩行者天国にし、路上駐輪場を設置する社会実験を行ってきた静岡市は、約1カ月間の実験結果(速報)を公表した。実験期間中は放置自転車が大幅に減少し、歩行空間が確保できたことで歩行者の通行量が増加。その一方で、24時間の車両規制を行ったことにより、周辺道路に渋滞が生じるなどの課題も浮び上がった。

歩行者天国と路上駐輪場設置の社会実験を実施中の紺屋町地区(静岡市提供)歩行者天国と路上駐輪場設置の社会実験を実施中の紺屋町地区(静岡市提供)

 静岡市は、市内随一の繁華街の駐輪環境を整備しようと、買い物客などの短時間利用者をターゲットに、10月10日から30日までの期間、路上駐輪場2カ所を設置した。実験中の駐輪場の利用台数は、一日平均760台で、放置自転車の大幅減少に貢献した。交通政策課は「駐輪スペースを確保すれば、多くの人に利用してもらえることが分かった」と手応えを感じている。

 また、静岡駅北口の目抜き通り「呉服町通り」のパルコから葵タワーの約200メートルの区間を10月10日から今月4日まで歩行者天国としたことにより、歩行者の通行量が増加。平日午前9時から午後9時までの通行量を見ると、実験前は約1万8千人だったのに対し、実験中は1万9千人と1千人増加した。

 同課は歩行者増加の理由を「放置自転車が減ったことにより、歩行空間が広がったからではないか」と分析する。また、ベビーカーや車いすの利用者からは「道が広くて歩きやすくなった」と評価する声が寄せられたという。

 一方で、駐輪場設置については「行きたい店舗の前に自転車を置きたい」などの反対意見もあった。また、モール化は周辺道路に渋滞が発生するため、荷さばき業者や車利用者からは「渋滞で駐車場に車を入れにくくなった」という声が多かったという。

 同課は今回の社会実験について「一定の効果はあった」と総括。今後は、利用者のアンケートの分析や地元地権者らとの協議を行い、実施に向けた検討を進めていく方針。

MSN産経ニュースより)

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