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バイクインプレッション2017「RIDLEY HELIUM X」 上位機種譲りのパフォーマンスを発揮する軽量オールラウンダー

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 ベルギーのバイクブランド、リドレーは1990年に塗装会社としてスタートした。有名メーカーのフレーム塗装を数多く手がけるなか、その後、アルミフレーム制作を開始した。現在はベルギーを代表するバイクブランドとなり、ロット・ソウダルと共に商品開発に注力し、2016年にはフランダースの5つの企業が提携して空気流体実験を行うを大型ウィンドトンネルを建設している。今回試乗したのは、ヘリウムSLXのテクノロジーを継承する軽量レーシングフレーム「ヘリウムX」だ。

「RIDLEY HELIUM X」(リドレー ヘリウム X)Photo: Masami SATOU「RIDLEY HELIUM X」(リドレー ヘリウム X)Photo: Masami SATOU

RIDLEY HELIUM X(リドレー ヘリウム X)
価格:268,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M
カラー:HELX02As、HELX06As
問い合わせ先:ジェイピースポーツグループ http://www.jpsg.co.jp

スペック

フレーム:30.24tonHMカーボン
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:FFWD・F4R
重量:6.70kg(試乗車、ペダル除く)

優れた反応性とコーナリング性を発揮する、刷新されたストレートフォーク Photo: Masami SATOU優れた反応性とコーナリング性を発揮する、刷新されたストレートフォーク Photo: Masami SATOU
代々継承されてきた細身のシートステーは石畳のレースでも高い振動吸収性を発揮 Photo: Masami SATOU代々継承されてきた細身のシートステーは石畳のレースでも高い振動吸収性を発揮 Photo: Masami SATOU
プレスフィットBB30を採用。フレーム全体のボリュームアップとともに、ライダーのパワーをしっかりと受け止める Photo: Masami SATOUプレスフィットBB30を採用。フレーム全体のボリュームアップとともに、ライダーのパワーをしっかりと受け止める Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 上位機種の「ヘリウムSLX」の良さを受け継いだミドルグレードのフレームになりますが、十分軽量です。フレーム重量は900gなので、現行パーツで組めば7kg台前半もすぐに目指せるでしょう。

米山 うん。剛性をさらに強化させつつも、フレーム重量はほぼ据え置き。ストレートフォークへと刷新されたフォークなど、硬めでレーシーなフレームという印象だった。

松尾 ヘリウムのいいところは、軽量ですがペラペラとした薄い感覚が無いところです。芯がしっかりとしていて、パワーライダーが乗っても踏み応えがあることでしょう。踏んだ瞬間が速いです。ちなみに、ボクは伸びのあるバイクが好きなので、ヘリウムは苦手です。

米山 なるほどね(笑)。硬めだよね。ある程度以上脚ができてる人向けであり、踏んでいくとどんどんパワーを受け止めて加速していくというタイプが好きな人にオススメ。時速40km前後あたりからピタリとくる走り心地が気持ち良い。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 軽さと芯のある剛性感で、ダッシュは速いと思います。ハンドリングや取り回しも安定志向です。どしっと構えた感じ。軽快というよりは、ライダーがしっかりとペダリングに集中できる環境を提供しています。

米山 パワーを掛けての走りが真骨頂だけど、うまくポイントを合わせて骨で踏む感じでも進められる。やっぱり、全体に体力のある人用のマシンだと感じた。

松尾 それでいながら「ヘリウム」は重量が軽いので上りのタイムに期待できそうですし、ダンシングでパワーをかけても追従してくれます。下りもハンドリングがどしっと構えているので安定していますね。

米山 上下異径のヘッドチューブ、プレスフィットBB30、左右非対称チェーンステーなど上位モデルと同じフレーム形状で、素材部分の変更で手に入れやすい価格に落とし込んでいる。ミドルクラスのオールラウンダーではあるけど、ノーマルブレーキ仕様であったりと、レース志向でこういうスペックのフレームを求めている人はいるでしょう。

松尾 ええ。試乗車のパーツ構成で言えば、タイヤとステム、ハンドルを変えてフィットさせたいなと思いました。しかしながら、フレーム自体はオールラウンダーとして優れた走りができるポテンシャルがあり、価格面ではコストパフォーマンスに優れたバイクだと思いました。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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