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産経新聞【産経抄】(2月5日付)もちろん、悪いのは自転車側ばかりではないが…

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 「自転車は車道の左端を走ってください」。2月3日朝の通勤時、地元自治体の交通安全パトカーがこう呼びかけながら通り過ぎた。確かに自転車のマナー違反、いや明らかな道路交通法違反を目撃しない日はまずない。夜間無灯火、携帯電話をいじりながらの危険運転…。

自転車活用推進法を実効あらしめるために必要なことは…?(画像は本文と関係ありません)自転車活用推進法を実効あらしめるために必要なことは…?(画像は本文と関係ありません)

 無灯火の自転車で暗い道路を、携帯電話を耳に当てて逆走する人を見ることもある。運転者が周囲に十分注意できているとは思えないし、周りからも視認しにくい。こうなると、自転車は動く凶器そのものである。

 事故はことさら違法運転をせずとも起こる。警視庁大森署が2月3日、重過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、自転車で男児(4)に重傷を負わせたアルバイトの少年(19)を書類送検した事件では、現場の見晴らしはよかった。

 幼稚園の正門前で、道路側にふくらんでたむろしていた園児や父母らが、少年には通行の邪魔に見えたのか。大森署によると、少年は大きくよけずに押し通ろうとして男児をはねた。現在は反省しているが、当初は「相手が悪いという心境だった」と供述していたという。

 もちろん、悪いのは自転車側ばかりではない。自転車の車道安全走行のための自転車専用レーンに、ずらりと車が駐停車していることもある。車をよけるため、たびたび車道の中央側に寄ったり、本来は通行すべきでない歩道に入ったりするのでは専用レーンの意味がない。

 交通手段としての自転車の役割拡大に向け、昨年12月に成立した自転車活用推進法は、国民の健康増進や交通混雑の緩和など、日本が目指すべき社会への第一歩にもつながる。実効あらしめるためには、もっと徹底した自転車の安全教育、啓発活動が欠かせない。

産経ニュースより)

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