産経新聞オピニオン欄【ん!?】よりレーサーをお手本にしては駄目? 自転車の魅力いろいろ

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 幼稚園のころからずっと自転車に乗っている。ママチャリ、MTB、ロードレーサー…あれこれ乗り継いで最近はミニベロという小径車がお気に入り。子供も自転車に乗っていて、長男は2台目。そのお下がりにようやく足が届くようになった次男が、いまどこに行くにも自転車に乗りたがる。

子供にとって自転車は単純に「不思議で面白い」もの…(写真は本文と関係ありません)子供にとって自転車は単純に「不思議で面白い」もの…(写真は本文と関係ありません)

 何が楽しいのか聞いてみたら「こぐのが面白い」という。あぁ、なるほど。ペダルをくるくる回すと前に進むのは当たり前だと思っていたけど、たしかに不思議で面白いことかも。

 なんてことを考えたきっかけは、グラント・ピーターセン著『ジャスト・ライド』という本を読んだから。

 自動車のF1マシンは買えないけど、自転車ならトップレーサーと同じものに乗れる―。そんなことが魅力として語られる自転車趣味。だけど本書によると「レーサーをお手本にしちゃいけない」。一般人がプロの装備を使うことで楽しさが損なわれる、と主張する。

 たとえば時々見かけるもっこりウエア。〈君はぴっちりの服でほんとに腹筋を露出させたいのか?〉。いや、私は恥ずかしいです。ほかにも、夏にグローブは不要、サイクリングは減量に向かない…と常識だと思っていたことを次々覆していく。

 もっと速く、もっと遠くへ。そういう願望もあるけれど、子供たちとおしゃべりしながらのんびり走るのも悪くない。光と風を楽しんで、流れていく景色を眺める。レースに出る予定もないし、距離や最高速は別に測らなくてもいいかな。

 本のなかで一番気に入った言葉は、〈自転車は君の人生をより良くすべきものであって、それに君の人生を振り回させてはいけない〉。「自転車」の代わりに、いろんな言葉が当てはまりそうだ。(産経新聞東京文化部・篠原知存)

産経ニュースより)

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