ツアー・ダウンアンダー2017 第5ステージポートが独走で頂上ゴールを制し大会2勝目 タイム差を広げて総合リーダーをキープ

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 オーストラリア・アデレード近郊で開催されている「サントス・ツアー・ダウンアンダー」第5ステージが1月21日、マクラーレンベイルを周回し、ウィルンガヒルで頂上ゴールを迎える151.5kmで争われ、最後の上りで飛び出した総合リーダージャージを着るリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)が後続を振り切り優勝。大会2勝目をあげた。タイム差を広げ、リーダージャージをキープした。新城幸也(バーレーン・メリダ)は82位でフィニッシュしている。

後続を振り切り、タイム差をつけて独走優勝を飾ったリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) Photo: Yuzuru SUNADA後続を振り切り、タイム差をつけて独走優勝を飾ったリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) Photo: Yuzuru SUNADA

新城はエースのアシストを果たす

 コースは平坦基調で約40kmほどの周回コースを3周する。その後、ウィルンガヒルへルートを変え1回目の上りが終わると、スピーディな下りが待ち構えている。下り切ると再びウィルンガヒルを駆け上り、頂上がフィニッシュとなる。ウィルンガヒルは約3km、平均勾配が7%で、見通しが良くハイスピードな展開が予想された。

序盤から逃げ続けた4人 Photo: Yuzuru SUNADA序盤から逃げ続けた4人 Photo: Yuzuru SUNADA

 レースは序盤から4人が逃げグループを形成。ポートからの繰り下げで山岳賞ジャージを着るトマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)、前ステージで敢闘賞を獲得したジャック・バウアー(オーストラリア、クイックステップ フロアーズ)、ウィル・クラーク(オーストラリア、キャノンデール・ドラパック)、ジェレミー・メイソン(フランス、エフデジ)が協調し、レースをリードした。

集団内でレースを走る新城幸也(バーレーン・メリダ) Photo: Yuzuru SUNADA集団内でレースを走る新城幸也(バーレーン・メリダ) Photo: Yuzuru SUNADA

 順調に逃げ続けた4人だったが、1回目のウィルンガヒルに差し掛かると、クラークが脱落。頂上ではデヘントが山岳賞をトップで通過し、ポイントを重ねた。一方、後方の集団は先頭通過から2分後に上りに突入。新城は総合を狙うチームメートのジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、バーレンメリダ)のポジション確保のために先頭付近でポジションをキープ。中腹までエースを良い位置で守り、戦線を離れる活躍をみせた。

総合リーダーが単独でフィニッシュ

 頂上を越えた集団はイアン・スタナード(イギリス、チーム スカイ)らが強力に牽引。縦一列に集団を伸ばし、2回目のウィルンガヒルへとハイスピードで向かった。逃げいてた3人だったが、残り6km地点で吸収された。

 上りに差し掛かるとジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア)のためにクイックステップ フラーズ勢がトレインを組んで突入。逃げ続けていたバウワーも一員に加わり、集団の人数を絞った。ポートをはじめ、総合を狙うエステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・スコット)、セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ)らが前方でさらにペースを上げると、7人まで人数を減らした。

大勢の観客の前で表彰を受けるリッチー・ポート(オーストラリア・BMCレーシングチーム) Photo: Yuzuru SUNADA大勢の観客の前で表彰を受けるリッチー・ポート(オーストラリア・BMCレーシングチーム) Photo: Yuzuru SUNADA

 残り2km地点に差し掛かると、ポートが先頭から単独でアタック。エナオが追うが、ポートのスピードに敵わずに脱落。ポートはペースを落とさず、独走で頂上のフィニッシュラインを切った。一時上りで脱落したネイサン・ハース(オーストラリア、ディメンションデータ)が復活し、スプリントで2位に入った。3位にはチャベスが入り、総合2位へと浮上した。

第5ステージ結果
1 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) 3時間40分13秒
2 ネイサン・ハース(オーストラリア、チーム ディメンションデータ) +20秒
3 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・スコット)
4 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEアブダビ)
5 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)
6 ネイサン・アール(オーストラリア、UniSA・オーストラリア) +23秒
7 ラファエル・バルス(スペイン、ロット・ソウダル)
8 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ)
9 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ)
10 イェルト・スナフテル(オランダ、キャノンデール・ドラパック)
82 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +6分47秒

個人総合
1 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) 18時間21秒
2 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・スコット) +48秒
3 ネイサン・ハース(オーストラリア、チーム ディメンションデータ) +51秒
4 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ) +54秒
5 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEアブダビ) +59秒
6 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +1分2秒
7 ラファエル・バルス(スペイン、ロット・ソウダル)
8 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ)
9 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、チーム サンウェブ)
10 ネイサン・アール(オーストラリア、UniSA・オーストラリア) +1分6秒
71 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +10分20秒

ポイント賞
カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)

山岳賞
トマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)

新人賞
ホナタン・レストレポ(コロンビア、カチューシャ・アルペシン)

チーム総合
UniSA・オーストラリア

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