ツアー・ダウンアンダー2017 第3ステージユアンがスプリントでサガンを下し今大会2勝目 総合2位のイサギレが落車

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 オーストラリア・アデレード近郊で行われている「サントス・ツアー・ダウンアンダー」の第3ステージが1月19日、グレネルグからビクターハーバーまでの144.0kmで争われ、カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)が集団スプリントを制して今大会2勝目を挙げた。新城幸也(バーレーン・メリダ)は104位でフィニッシュ。個人総合成績はリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)が首位を守っている。

鋭いスプリントでカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)が今大会2勝目を挙げた Photo: Yuzuru SUNADA鋭いスプリントでカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)が今大会2勝目を挙げた Photo: Yuzuru SUNADA
スタート直後に新城が抜け出すも吸収 Photo: Yuzuru SUNADAスタート直後に新城が抜け出すも吸収 Photo: Yuzuru SUNADA

 第3ステージはシーサイドリゾートを結ぶコース設定。アデレードの南に位置するグレネルグをスタートして南下し、小さな山を2つ越えて残り51kmで、フィニッシュ地点のビクターハーバーに到達する。ここから12.9kmの周回を4周してゴールとなる。

 レースはスタートアタックで、新城を含む4人がまず抜け出したが、すぐに吸収。続いてアタックしたトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)と、これを追った3選手が合流して、4人の逃げグループになった。メイン集団はリーダーチームのBMC勢がコントロール。先頭とメイン集団は約4分のタイム差で淡々と距離を刻んだ。

デヘントを追走する3選手。写真右のラエンゲンが最後まで逃げ続け、ステージ敢闘賞を獲得した Photo: Yuzuru SUNADAデヘントを追走する3選手。写真右のラエンゲンが最後まで逃げ続け、ステージ敢闘賞を獲得した Photo: Yuzuru SUNADA

 レース後半の周回コースに入ってから、ゴールスプリントを狙うボーラ・ハンスグローエ、オリカ・スコットのアシストらがメイン集団の牽引に加わり、徐々に逃げとのタイム差は詰まり始めた。周回が残り2周、タイム差が1分15秒ほどになったところで、逃げ集団からヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、UAEアブダビ)がアタックして、単独先頭に立った。

 メイン集団はラエンゲン以外の3人を、残り1周手前で吸収。単騎で粘り続けたラエンゲンも、残り6kmでついに集団に飲み込まれた。各チームが位置取りと主導権争いで目まぐるしく先頭を入れ替えるなか、残り3kmを通過したところで集団前方で落車が発生。世界チャンピオンのペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)は間一髪で難を逃れたが、総合2位のゴルカ・イサギレ(スペイン、モビスター チーム)が激しく地面に叩きつけられた。残り2kmでは新城が集団先頭に立ってペースを作る姿も見られた。

素早く立ち回り先手を取ったユアン(左前)がサガン(中央)を上回った Photo: Yuzuru SUNADA素早く立ち回り先手を取ったユアン(左前)がサガン(中央)を上回った Photo: Yuzuru SUNADA

 混戦気味のなか、残り1kmで集団先頭を牽引するのはチーム スカイ。最終コーナーを抜け、8番手にユアン、その後ろにサガンが付けた。スプリントを仕掛けたのはボーラのリュディガー・ゼーリッヒ(ドイツ)だったが、その後ろにピタリと付けたのはユアン。逆サイドから来たサガンが並びかける形で勝負が始まったが、軽量なユアンの加速の鋭さはサガンを寄せ付けなかった。ユアンが2勝目を挙げ、早くも昨年大会での自身の勝利数に並んだ。

 落車で大きくウェアが破けたイサギレは、先頭から6分以上遅れて最下位でゴール。残り3kmを切ってからのアクシデントのため、救済措置でトップと同タイム扱いとなっている。

第3ステージ結果
1 カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット) 3時間24分45秒
2 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
3 ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ)
4 ダニー・ファンポッペル(オランダ、チーム スカイ)
5 エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)
6 ニキアス・アルント(ドイツ、チーム サンウェブ)
7 ショーン・ドゥビー(ベルギー、ロット・ソウダル)
8 ロレンゾ・マンザン(フランス、エフデジ サイクリングチーム)
9 ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、トレック・セガフレード)
10 バティスト・プランカールト(ベルギー、カチューシャ・アルペシン)
104 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +1分25秒

個人総合
1 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) 10時間34分59秒
2 ゴルカ・イサギレ(スペイン、チーム スカイ) +20秒
3 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・スコット) +22秒
4 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ) +24秒
5 ネイサン・ハース(オーストラリア、チーム ディメンションデータ) +27秒
6 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +29秒
7 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム)
8 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEアブダビ)
9 ラファエル・バルス(スペイン、ロット・ソウダル)
10 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ)
61 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ)+3分23秒

ポイント賞
カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)

山岳賞
トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)

新人賞
カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)

チーム総合
UniSA・オーストラリア

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