マルコが直撃!NIPPO・ヴィーニファンティーニ 2017<3>ロードレース一本に絞る窪木一茂 「今までよりも結果が出ると思う」

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 昨年、NIPPO・ヴィーニファンティーニに移籍加入した窪木一茂は、ヨーロッパでのプロ生活2年目を迎えた。2016年はリオデジャネイロ五輪にトラック競技代表(オムニアム)で出場し、二足のわらじを履いた生活を送った。ロード日本チャンピオンとして加入したが、昨年ロードレースでは目立った成績を残せなかっただけに、今季にかける思いは強い。イタリアで1月に行われた第2次トレーニングキャンプ中に話を聞いた。

ヨーロッパでの2シーズン目を迎えた窪木一茂 © NIPPO Vini Fantiniヨーロッパでの2シーズン目を迎えた窪木一茂 © NIPPO Vini Fantini
窪木 一茂(くぼき・かずしげ)

1989年福島県生まれ。日本大学出身。2012年~2013年マトリックスパワータグ所属、2014年~2015年チームUKYO所属を経て、2016年からNIPPO・ヴィーニファンティーニ所属。2015年の全日本ロードチャンピオン。トラックレースでも日本トップクラスで、リオデジャネイロ五輪に出場したほか、全日本タイトルの獲得も多数

環境の変化にとまどったイタリア1年目

2016年はリオデジャネイロ五輪にトラックレース(オムニアム)で出場した © NIPPO Vini Fantini2016年はリオデジャネイロ五輪にトラックレース(オムニアム)で出場した © NIPPO Vini Fantini

 ――昨年チームUKYOからNIPPO・ヴィーニファンティーニに移籍しました。日本のコンチネンタルチームからイタリアのプロコンチネンタルチームへ。この二つの世界に違いはありましたか

 たくさんあります。まずは活動拠点がヨーロッパに移ることによって、言葉の壁が生まれました。我々が日本にいてヨーロッパ人を迎えた場合、彼らと協力をしてレースをするけれども、それ以外のほぼ90%は自分が思う通りいく状況にできる。しかし去年はその逆の立場になり、日本にやってくる外国人選手の気持ちがわかりました。

 そして分業です。選手は選手、マッサーはマッサー、メカニックはメカニックという風に、仕事が完全に分離していることに驚きました。コンチネンタルチームではそんなことがなくて、自分で自転車をいじったり調整をしたりすることが普通のことだし、マッサージに関しても、マッサーが徹底的に準備したりということもなかった。すべての分野が分かれていて行われている。とてもプロフェッショナルな世界です。

 ――NIPPOはどのようなチームですか

 日本とイタリアのチームということになっていますが、イタリア色が強くて、雰囲気だったり、ルールだったり、食事だったり、ほぼイタリアの行動パターンで動いています。イタリアのチームだなという印象です。

イタリアの練習環境「日本と全然違う」

トレーニングキャンプで、バイクのサドル高をチェックする窪木 Photo: Marco FAVAROトレーニングキャンプで、バイクのサドル高をチェックする窪木 Photo: Marco FAVARO

 ――イタリアで苦労することはありますか

 日本のマッサージとイタリアのマッサージのスタイルが異なっていて、まだ慣れていません。イタリアは基本的にオイルを流すマッサージですが、日本では指圧だとか針だとかで、個人的に日本式マッサージに慣れていたので、体はまだまだほぐれない時もあります。

 ――練習環境はどうですか

 練習環境は日本より良いと思います。なぜなら自転車選手がとても多く、ロードバイクに乗っている人もとても多いので車の理解もあります。信号に引っかかることがあまりなく、本当にノンストップで走れるような道が多いので、日本と全然違うと思いました。

チームカーの後ろにピッタリ付きカーペーサーの練習。平均時速は50km(右端が窪木) Photo: Marco FAVAROチームカーの後ろにピッタリ付きカーペーサーの練習。平均時速は50km(右端が窪木) Photo: Marco FAVARO

 ――練習メニューに関しては?

 トレーナーが各選手に合ったトレーニングメニューを配布し、それを行うという形です。サイクルコンピューターに記録されたデータをその後PCにアップロードします。

 ――日本と同じやり方ですか

 日本の時は自分でトレーニングメニューを考え、練習をしていました。おかげで自分でやっていたトレーニングと今指示されているトレーニングメニューは、ほぼ合っていると思います。

「中途半端という風にはいかない」

 ――昨年を振り返ってみると、リオデジャネイロ五輪の影響で大忙しだったと思いますが、どうでしたか

 僕が5年前から考えていたリオ五輪に出場するという目標をかなえることができた一年だったので、今までやってきたことは間違っていなかったという風に思っています。

リオデジャネイロ五輪では、トラックレースのオムニアム(複合競技)に出場。総合14位の結果を残した Photo: Yuzuru SUNADAリオデジャネイロ五輪では、トラックレースのオムニアム(複合競技)に出場。総合14位の結果を残した Photo: Yuzuru SUNADA

 ――オリンピック出場に関して、何が一番難しかったでしょうか

 ロードレースチームに所属して海外で活動しながら、トラックレースでの成績を残すというアプローチについては、まったく別のものなので、やはり掛け持ちは大変なんだなと感じました。高いレベルだとそれぞれの分野で磨きをかける必要があり、中途半端という風にはいかないと思いました。

 ――レースカレンダーは決まりましたか

 最初のレースはアルゼンチン、ブエルタ・ア・サンフアンになると思います。次のレースはまだチームと相談中です。

 ――今年の意気込みについて教えてください

 今年はロードレース一本で走るので、今までよりもロードレースにおいて結果が出ると、自分の中で思っています。

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