スマートフォン版はこちら

title banner

旅サイクリスト昼間岳の地球写真館<41>アンデス山脈を越えた先の小さな街 南米を支配したインカ帝国の首都・クスコ

by 昼間岳 / Gaku HIRUMA
  • 一覧
インカ時代の精巧な石組みの土台は驚くほど正確だ Photo: Gaku HIRUMAインカ時代の精巧な石組みの土台は驚くほど正確だ Photo: Gaku HIRUMA

【2010年11月中旬~11月下旬】ペルー クスコ

 南米大陸は大きい。

 ヨットでコロンビアに入って走行初日。進んだ距離を南米大陸の地図と照らし合わせると、1mmも進んでおらず、30cm以上はある南米の大きさに圧倒的なものを感じた。

 かつて、その広大な南米大陸を支配したインカ帝国の首都だったのがクスコだ。

石畳と階段を越えなければ宿に辿り着けない Photo: Gaku HIRUMA石畳と階段を越えなければ宿に辿り着けない Photo: Gaku HIRUMA

 ナスカから、ひたすらアンデス山脈を駆け上がること4000m。そこからさらにアップダウンを繰り返し、とある峠を越えると、突如クスコの街が眼下に広がる。標高はほぼ富士山と同じ高さで、四方を山に囲まれた盆地の中にあった。

 衝撃だった。アンデス山脈の最深部にある小さな国が、この広大な大陸を支配していたなんて。

 クスコは美しく、不思議なほど居心地の良い街だった。日差しは暖かく、空気はピリッと冷たい。道には石畳がひかれ、インカ時代の精巧な石組みの土台の上にスペイン到着時代のコロニアルな家が建っている。

 少し小高い場所に建つ宿のテラスからは、アルマス広場を中心として広がる赤色の瓦屋根と白壁の家々が見下ろせ、千切ったような雲が藍色に近い空に、毎日同じように浮かんでいた。

高地の独特の空気感が街全体を包む Photo: Gaku HIRUMA高地の独特の空気感が街全体を包む Photo: Gaku HIRUMA
毎日気持ちよさ良さそうな雲が同じように浮かんでいた Photo: Gaku HIRUMA毎日気持ちよさ良さそうな雲が同じように浮かんでいた Photo: Gaku HIRUMA

昼間岳昼間岳(ひるま・がく)

小学生の時に自転車で旅する青年を見て、自転車で世界一周するという夢を抱いた。大学時代は国内外を旅し、卒業後は自転車店に勤務。2009年に念願だった自転車世界一周へ出発した。5年8カ月をかけてたくさんの出会いや感動、経験を自転車に載せながら、世界60カ国を走破。2015年4月に帰国した。ブログ「Take it easy!!

関連記事

この記事のタグ

旅サイクリスト昼間岳の地球写真館

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

新春初夢プレゼント2018

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載