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自転車で巡ってみよう正月太りを解消してご利益ゲット 「七福神ライド」で走り初め

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 お正月気分も抜け、年末年始にしっかり脂肪を貯め込んでしまった体とともに現実に引き戻されるこの頃、そろそろ運動不足を解消したいと思っている人も多いのではないでしょうか。そんなときはもう少しおめでたい気分を延長してサイクリングが楽しめる「七福神ライド」に出かけてみては? 七福神はさまざまなエリアにありますが、ここでは東京都港区を駆け巡る「港七福神めぐり」のルートを紹介します。

「七福神ライド」スタート! Photo: Kyoko GOTO「七福神ライド」スタート! Photo: Kyoko GOTO

東京の「港七福神めぐり」は8カ所

Photo: Kyoko GOTOPhoto: Kyoko GOTO

 七福神とは、幸福と財産(福徳)の神様として古くから信仰されている恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、寿老人の7柱(はしら)のこと。「七難を消滅すれば、七福が生ずる」という仏教の教えに由来した信仰で、神様が家にいるという「松の内」(元日から1月15日、地域によっては1月7日まで)の期間中に「七福神めぐり」をすることで福を授かるといわれている。

「港七福神」には「宝船」(麻布十番神社)があるので御朱印も8カ所 Photo: Kyoko GOTO「港七福神」には「宝船」(麻布十番神社)があるので御朱印も8カ所 Photo: Kyoko GOTO

 そのため御開帳や参拝の証となる「御朱印」を期間内に実施している寺社も多いが、エリアによっては1月中、あるいは通年で実施している寺社もあるなど、実施方法は地域によって異なる。

 「七福神めぐり」のコースは、東京都心近辺だけでも、山手七福神や下町の七福神などさまざまなコースがある。今回紹介する「港七福神めぐり」では七福神を祀る寺社に加え、全国でもめずらしい「宝船」を祀る十番稲荷神社があるため、全部で6社2寺の8カ所を巡る。御朱印は1月15日まで実施している。

パワースポット増上寺からスタート

パワースポットでもある増上寺で待ち合わせて出発! Photo: Kyoko GOTOパワースポットでもある増上寺で待ち合わせて出発! Photo: Kyoko GOTO

 走行距離10kmも満たないコースは徒歩で回る場合、半日がかりのコースになるが、自転車ならば午前10時に出発して、参拝時間を含めてもお昼時には終わる距離。スポーツバイクに乗り始めたばかりという人でも気軽に楽しめるコースだ。

 それでは運気上昇のパワースポットでもある増上寺からスタート。まずは増上寺の裏手、東京タワーのふもとに位置する宝珠院へと向かう。

音楽や芸術、学問全般、財宝を授ける神、弁財天が祀られている宝珠院 Photo: Kyoko GOTO音楽や芸術、学問全般、財宝を授ける神、弁財天が祀られている宝珠院 Photo: Kyoko GOTO

 音楽や芸術、学問全般、財宝を授ける神「弁財天」が祀られている寺院で、港区指定文化財の閻魔大王の像も祀られている(現在改築中で、弁財天および閻魔大王の像を拝むことはできない)。

 境内には「蛇が蛙を食べる、蛙がナメクジを食べる、ナメクジが蛇を溶かす」という「三すくみ」の意味を表す蛙、蛇、なめくじの石像が点在している。蛙、蛇は比較的簡単に見つけられるが、なめくじは…? ぜひ探してみてほしい。 

恵比寿が祀られている熊野神社 Photo: Kyoko GOTO恵比寿が祀られている熊野神社 Photo: Kyoko GOTO

 続いて東京タワーを超え桜田通り沿いにある熊野神社へ。東京タワーを見上げるように飯倉の通りに面して立っている鳥居が目印だ。比較的小さな神社で、見過ごしてしまいそうな場所に祀られているのは意外にも商売繁盛の神様「恵比寿」。左手に抱えた鯛と、右手にもつトレードマークの釣り竿は「釣りして網せず」(暴利をむさぼらない)を意味するものとされ、穏やかで控えめな佇まいに思わず納得。

商売繁盛の神様、恵比寿 Photo: Kyoko GOTO商売繁盛の神様、恵比寿 Photo: Kyoko GOTO

 そこから1.5kmほど、首都高の下をくぐり、幹線道路を走った先にたどり着いたのは久国神社。六本木通りから一本裏手に入った場所にあり、こちらも社号標が少し奥まったところにあるため、うっかり見過ごしてしまいそうになる。

 ここが六本木であることを忘れそうな静かな佇まいの社殿には、千客万来・家庭円満・商売繁盛などのご利益たっぷりの縁起の良い神様、「布袋尊」が祀られている。普段何気なく通っている街の外れにひょっこりと現れるその姿は、まるで「都会の神様探し」のよう。

布袋尊が祀られている久国神社 Photo: Kyoko GOTO布袋尊が祀られている久国神社 Photo: Kyoko GOTO
六本木の喧騒を忘れる佇まいの社殿 Photo: Kyoko GOTO六本木の喧騒を忘れる佇まいの社殿 Photo: Kyoko GOTO

意外なところに現れる都会の神様

 六本木通りを渋谷方向に漕ぎ進み、六本木交差点をミッドタウン方面に進んだところで現れるのが天租神社。隣接する商業施設併設型オフィスビルの建設と連動して改修された社殿は、これまでの寺社とは一変してすっかり街並みに溶け込んだ現代的な佇まい。ここには幸福の「福」、身分をあらわす「禄」、寿命を表わす「寿」の三文字を冠する神様「福禄寿」が祀られている。

福禄寿が祀られている天租神社 Photo: Kyoko GOTO福禄寿が祀られている天租神社 Photo: Kyoko GOTO
長寿の神様、福禄寿 Photo: Kyoko GOTO長寿の神様、福禄寿 Photo: Kyoko GOTO

 神社のすぐ横には、昨年9月にオープンしたサードウェーブコーヒーの先駆け「ブルーボトルコーヒー」が隣接する。残り4寺社。折り返しポイントとなるここらで、温かいコーヒーを飲みながらちょっとブレイク。

天租神社に隣接する「ブルーボトルコーヒー」で一休み Photo: Kyoko GOTO天租神社に隣接する「ブルーボトルコーヒー」で一休み Photo: Kyoko GOTO
Photo: Kyoko GOTOPhoto: Kyoko GOTO

せっかくなら恋愛成就の神様も

少し足を伸ばして、東京三大縁結び神社の1つ、出雲大社東京分祠へ Photo: Kyoko GOTO少し足を伸ばして、東京三大縁結び神社の1つ、出雲大社東京分祠へ Photo: Kyoko GOTO

 休憩を終えたところで、次なる神様へ─と足を進めたいところだけれど、ここでちょっと寄り道。六本木通りに戻る少し手前にある出雲大社東京分祠に立ち寄ろう。東京大神宮、赤坂氷川神社と並ぶ東京三大縁結び神社の1つで、恋愛運アップ、恋愛成就などにご利益があるとされている。ぜひともお参りをしていおきたい神様だ。

 さて、七福神めぐりに戻って、次に目指すのは桜田神社。サイクリストならなじみのある「トレックストア六本木店」と道を挟んで向かいに位置する神社の入り口。六本木ヒルズなど高層ビルが立ち並ぶエリアにあり、素通りしてしまいそうなひっそりとした神社。こちらには長寿延命、富貴長寿の神「寿老人」が祀られている。

トレックストア六本木の向かいの小道を入っていたところにある桜田神社 Photo: Kyoko GOTOトレックストア六本木の向かいの小道を入っていたところにある桜田神社 Photo: Kyoko GOTO
長寿・諸病平癒の神様、長寿人が祀られている Photo: Kyoko GOTO長寿・諸病平癒の神様、長寿人が祀られている Photo: Kyoko GOTO
仏教守護・出世の神様、毘沙門天が祀られている氷川神社 Photo: Kyoko GOTO仏教守護・出世の神様、毘沙門天が祀られている氷川神社 Photo: Kyoko GOTO

 麻布方面へ1.4km走ったところで現れるのが次なる目的地、氷川神社。祀られているのは四天王の一仏でもある毘沙門天。七福神の中で唯一の武将の姿をしていて、右手に宝棒、左手に宝塔、足の下に邪鬼天の邪鬼を踏みつけている。七福神では、金運や仕事運にご利益がある融通招福の神として信仰されている。

 そこから少し漕ぎ進み、大黒坂を下る途中にある大きな桐の木が一際目を引く大法寺。大きな袋を背負い、打出の小槌をもち、頭巾をかぶった姿でおなじみの福徳開運の神様、「大黒天」がコース最後の七福神として鎮座している。

大黒天が祀られている大法寺 Photo: Kyoko GOTO大黒天が祀られている大法寺 Photo: Kyoko GOTO
金運招福の神様、大黒天 Photo: Kyoko GOTO金運招福の神様、大黒天 Photo: Kyoko GOTO

ビギナー仲間も誘いやすいコース

 そして最後は十番稲荷神社でゴール。七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船「宝船」が正面鳥居の左側で待ち受ける。一方、鳥居に向かって右手には「かえる」の石像も。若返る、無事帰る、幸せがかえる(復縁)、家得る(かえる)など様々な意味が込められ、地元では「かえるさん」の愛称で親しまれている、ダブルで縁起の良いスポットだ。

祀られる十番稲荷神社 Photo: Kyoko GOTO祀られる十番稲荷神社 Photo: Kyoko GOTO
七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船「宝船」 Photo: Kyoko GOTO七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船「宝船」 Photo: Kyoko GOTO

 港七福神めぐりをコンプリートしたら、ごほうびは麻布十番商店街の名物、浪花家総本店のたい焼きで。焼き立てパリパリの皮につつまれたあつあつの餡が、ライド後の体にうれしい。

麻布十番商店街名物、浪花家総本店のたい焼きで〆 Photo: Kyoko GOTO麻布十番商店街名物、浪花家総本店のたい焼きで〆 Photo: Kyoko GOTO
温かい上に、パリパリの皮と甘さ控えめの餡がライド後の体に沁みる Photo: Kyoko GOTO温かい上に、パリパリの皮と甘さ控えめの餡がライド後の体に沁みる Photo: Kyoko GOTO

 10km未満とはいえさまざまな寺社を巡り、自転車を乗り降りするのでそこそこ走った気分になる七福神ライド。自転車を始めたばかりの人はもちろん、ビギナーの仲間も誘いやすい。体力に自信のある人は、自宅からの自走なども含めて距離を調整してみるのも良いだろう。七福神のコースは全国至るところにあるので、ルートを引いて新春のサイクリングを楽しんでみてはいかが?

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