成功報酬制度を継続リオモ・ベルマーレに高校生が加入 世界を見据え国内最高峰の舞台で育成

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 Jプロツアーチーム「リオモ・ベルマーレ レーシングチーム」が12月10日、神奈川県平塚市の平塚競輪場で開かれたイベント「湘南バイシクル・フェス2016 Xmas」のステージイベントで2017年のチーム体制を発表した。世界で戦える選手育成を目指すチームで、2015年の宮澤崇史監督就任から採用している「成功報酬制度」を継続。20歳の米谷隆志、高校1年生にして2016年のインターハイを制した林祐作と、高校2年生の森﨑英登が加入する。

プレゼンテーションを行ったリオモ・ベルマーレ レーシングチームと湘南ベルマーレトライアスロンチーム Photo: Naoi HIRASAWAプレゼンテーションを行ったリオモ・ベルマーレ レーシングチームと湘南ベルマーレトライアスロンチーム Photo: Naoi HIRASAWA

ジュニア世代に「世界と同じレベルで」

(左から)宮澤崇史監督、才田直人、古田潤 Photo: Naoi HIRASAWA(左から)宮澤崇史監督、才田直人、古田潤 Photo: Naoi HIRASAWA

 リオモ・ベルマーレは、レースの結果だけでなく、レースへの準備やレース中にどのような動きをしたかなども評価の対象として、選手に報酬を与えている。基準を明確にすることで、選手たちに自分が何をすべきかを考ることを促している。

 ヒルクライマーでキャプテンの才田直人は、昨年Jプロツアー(JPT)の伊吹山ヒルクライムで3位に入り、チーム初の表彰台に登った。「コンスタントにそういう成績を狙いたい。また、ジャパンカップのオープンレースで優勝できたので、その勢いを来シーズンにつなげ、チーム一丸となって結果を残したい」と活躍を誓った。

(左から)米谷隆志、横塚浩平、小清水拓也 Photo: Naoi HIRASAWA(左から)米谷隆志、横塚浩平、小清水拓也 Photo: Naoi HIRASAWA
リオモ・ベルマーレ レーシングチームはスウィフトのバイクを使用 Photo: Naoi HIRASAWAリオモ・ベルマーレ レーシングチームはスウィフトのバイクを使用 Photo: Naoi HIRASAWA

“雲の上のレース”でも「優勝したい」

高校2年生の森﨑英登(左)、1年生の林祐作 Photo: Naoi HIRASAWA高校2年生の森﨑英登(左)、1年生の林祐作 Photo: Naoi HIRASAWA

 高校生ライダーの林はアップダウンがあるコースが得意で、インターハイでは終盤に独走を決めて優勝を飾った。「スプリントはないので、逃げて勝つ」と自分の持ち味を説明する。「いままでは頭のなかでは、インターハイが一番上のレースだった。JPTは雲の上のレースだったらか、やっていけるのか戸惑った」と話すが、「世界を目指すにはJPTを楽々と走れるようにならないと」と気持ちは切り替わっている。今季の目標としては「上位に入るような選手と一緒に逃げて、中間ポイントをとってみたい」という目標を挙げつつも、「逃げ切って優勝したい」とさらに高い成績も目指す。

 高校に入ってから競技を始めたという森﨑は、「スプリントで勝つことが多い」とスピードに自信を見せる。JPT挑戦に向けては「ほかの高校生には得られないチャンスをしっかりつかんで、世界で戦える選手になりたい。小さい目標は好きじゃないので、最初から優勝を狙いたい」と意気込む。「不安がっていても成長できないので、プロになるという自覚を持って走りたい」と、臆さずに戦う姿勢だ。

森﨑英登 Photo: Naoi HIRASAWA森﨑英登 Photo: Naoi HIRASAWA
林祐作 Photo: Naoi HIRASAWA林祐作 Photo: Naoi HIRASAWA

 林は名古屋高校、森﨑は愛知産業大学高校に所属し高体連で同じレースをいくつか経験してきたが、ともにチームプレーの経験はなかった。リオモ・ベルマーレで走ることが決まってからは、キナン サイクリングチームなどJPTのチームも出場する東海地方のシリーズ戦「AACAカップ」で、2人で連携プレーを試みるなど、自分たちなりに目的をもってレースに臨んできたという。

宮澤監督「身体の動かし方まで伝える」

 宮澤監督は高校生をチームに加える理由について、「世界と同じレベルで走らせたい。幸か不幸か、日本のトップは世界のジュニアと同じくらいのレベルと言っても過言ではない。常にそれくらいのレベルで切磋琢磨させたい」と、世界を基準にして成長できる環境を若手に提供する考えだ。

チームを紹介する宮澤崇史監督 Photo: Naoi HIRASAWAチームを紹介する宮澤崇史監督 Photo: Naoi HIRASAWA

 クリテリウムには、宮澤監督も出場する予定。「アタック合戦が起きた時、逃げに乗った乗らないだけでなく、どういう動き方をして、なぜそう判断したのか、そこでの身体の動かし方まで伝えないとダメだと思っている」と、集団内での選手の動きを見てアドバイスするために走る。

 宮澤監督は今季加入する2人に限らず、プロを目指す若者には「高校卒業したらヨーロッパに行って欲しい」と話す。「大学を卒業してから海外に行きたいと言っても、『いいよ』と言える親はなかなかいない。大学に行ったつもりで、『プロになってやるんだ』という気持ちをもたないと」と挑戦することの重要性を説いた。

リオモ・ベルマーレ レーシングチーム

才田直人
古田潤
横塚浩平
米谷隆志
森﨑英登
林祐作
小清水拓也(メカニック)

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