来年1月7日にイタリアでチームプレゼンNIPPO・ヴィーニファンティーニが第1次キャンプを終了 日本人6選手も全員集結

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 イタリアと日本の2つの母国を持つUCIプロコンチネンタルチーム「NIPPO・ヴィーニファンティーニ」が、12月9日から21日までに日程でイタリアで、第1次冬季トレーニングキャンプを行った。2017年1月から始まる新しいシーズンに向けて、実戦を意識した本格的なトレーニングを、来季加入するメンバーを含めて、イタリア・アブルッツォ州ペスカーラとリグーリア州ラスペツィアを拠点に実施した。

キャプテンのダミアーノ・クネゴ(左)を始め、2017年のチームメンバーが集まって行われた、NIPPO・ヴィーニファンティーニの第1次冬季トレーニングキャンプ © NIPPO Vini Fantiniキャプテンのダミアーノ・クネゴ(左)を始め、2017年のチームメンバーが集まって行われた、NIPPO・ヴィーニファンティーニの第1次冬季トレーニングキャンプ © NIPPO Vini Fantini

トレーニングからフィッティング、撮影まで

 キャンプにはトレーナーが帯同し、メニューを組み込む厳しいトレーニングライドをベースに、新しいバイクのフィッティング、身体機能の検査や測定、監督とのスケジュールについてのミーティングなどが組み込まれた。2週間におよぶ比較的長い期間のキャンプだったたが、多くのミッションのもと、各選手にとって充実したキャンプとなった。

多くのプロ選手が住むトスカーナ地方に構えるバイクフィッターのオフィスを訪れ、身体のバランスやポジションのチェックを受けたうえで新しいバイクのフィッティングを行った © NIPPO Vini Fantini多くのプロ選手が住むトスカーナ地方に構えるバイクフィッターのオフィスを訪れ、身体のバランスやポジションのチェックを受けたうえで新しいバイクのフィッティングを行った © NIPPO Vini Fantini
チーム独自の血液検査を実施。起床後にチームドクターによる採血を受ける小石祐馬。キャンプ期間中はWADA(世界アンチ・ドーピング機関)による抜き打ちのドーピング検査も行われた © NIPPO Vini Fantiniチーム独自の血液検査を実施。起床後にチームドクターによる採血を受ける小石祐馬。キャンプ期間中はWADA(世界アンチ・ドーピング機関)による抜き打ちのドーピング検査も行われた © NIPPO Vini Fantini

 日本からは、内間康平(ブリヂストンアンカー)、伊藤雅和、中根英登(ともに愛三工業レーシング)、8月よりトレーニー(研修生)登録をしていた小林海という4人の新規加入メンバーに加え、2016年からの継続となる窪木一茂と小石祐馬と、2017年の所属選手6人全員が参加した。

スポーツ医学大学病院にて肺活量などの検査を受ける内間康平 © NIPPO Vini Fantiniスポーツ医学大学病院にて肺活量などの検査を受ける内間康平 © NIPPO Vini Fantini
期間中、スポンサーの説明やドクターからの注意点等、さまざまな講義が行われた。写真はソフト開発者を招いてのトレーニングデータの管理ソフト(SelfLoop)の説明会 © NIPPO Vini Fantini期間中、スポンサーの説明やドクターからの注意点等、さまざまな講義が行われた。写真はソフト開発者を招いてのトレーニングデータの管理ソフト(SelfLoop)の説明会 © NIPPO Vini Fantini

 内間は11月の顔合わせキャンプに参加していたが、伊藤と中根にとっては初めてチームに合流する機会。最初は緊張の色も滲んでいたが、それぞれ同部屋となった親日家のニコラス・マリーニ(イタリア)、アラン・マランゴーニ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)の人柄にも後押しされ、すぐに新しいチームに溶け込み、和気藹々としたイタリアらしい明るいチームの雰囲気を楽しみ、終始良いムードのなかでキャンプは進んでいった。

キャンプに先駆けて、伊藤(右)と中根(左から2番目)がミラノ郊外のデローザ社を訪問。創始者のウーゴ・デローザ氏(中央)とチームバイクの組み付けを行っていた西勉(左)、福井響(右から2番目)チームメカニックとともに記念撮影 © NIPPO Vini Fantiniキャンプに先駆けて、伊藤(右)と中根(左から2番目)がミラノ郊外のデローザ社を訪問。創始者のウーゴ・デローザ氏(中央)とチームバイクの組み付けを行っていた西勉(左)、福井響(右から2番目)チームメカニックとともに記念撮影 © NIPPO Vini Fantini

●伊藤雅和のコメント

理学療法士の施術を受ける伊藤雅和。2014年春に受傷した大腿骨骨折からのリハビリを、専門家の指導のもとで継続して行っていく © NIPPO Vini Fantini理学療法士の施術を受ける伊藤雅和。2014年春に受傷した大腿骨骨折からのリハビリを、専門家の指導のもとで継続して行っていく © NIPPO Vini Fantini

 今回初めて来季のチームに合流して、最初に受けた印象は「規模が違う」ということ。プロフェッショナルチームの規模を目の当たりにして驚きました。チームの雰囲気は良いし、選手やスタッフは優しく接してくれますが、その反面、イタリア語を話せないために、なかなか輪に入れなかったことが悔やまれます。これから勉強をしていきたいと思ってます。レベルの高いレースも走れそうなので、言葉の勉強ももちろんですが、まずは身体の準備をしっかりしていこうと再確認できたトレーニングキャンプでした。

 来季の目標としては、今のところ5月のツアー・オブ・ジャパンに向けて準備する予定です。あとは全日本選手権はもちろん頑張りたいです。とにかくどのレースにも全力で、チームのために走り、さらにチャンスがあれば自分の成績を求めて頑張りたいと思います。

●中根英登のコメント
3年前にチームNIPPOに所属していましたが、今はプロコンチネンタルチームということで、全てにおいてまったく別のチームに思えました。何より、スタッフや選手の人数が2〜3倍の大所帯。チームカーやチームバス・トラックがあり、支給されるアイテムの数、キャンプ期間中に多くのスポンサーの方がホテルに来られての説明会、また一人一人に合ったトレーニングメニューを作り出すための身体検査やテストなど、圧倒されることばかりでした。

 これまでも多くの方々の支えがあったお陰で選手として走ってこれましたが、今回それをより強く感じて日々のトレーニングもいつも以上に集中して取り組めました。

レース外のオフウエアのスポンサーであるdgraffa(ディジラッファ)の店舗を訪問した内間康平 © NIPPO Vini Fantiniレース外のオフウエアのスポンサーであるdgraffa(ディジラッファ)の店舗を訪問した内間康平 © NIPPO Vini Fantini

 ルームメイトとなったマランゴーニ選手のおかげで毎日イタリア語の勉強もすることができ、言葉を理解し自らも会話を少しづつですが増やせていけたことも今回の大きな収穫だったように感じています。NIPPOが長年、イタリア人と日本人が一緒に仕事をしていく環境を整えてくれているおかげで、イタリア人スタッフや選手らがゆっくり会話をしてくれたり、こちらが何を伝えようとしてるのかをくみ取ってくれようとしたりと、普通ではあり得ないと言っても良いくらいのありがたい環境だと改めて感じました。

 この素晴らしい環境に送り出してくれた愛三工業、愛三工業レーシングチームには感謝の気持ちでいっぱいです。

 まだまだ自分は両手を支えられているような状態。まずはこの環境に見合う選手になるために今まで以上に力を付けて、これから始まるレースで良い走りをして良い結果を出していけるようにしっかり準備していきます。

dgraffa(ディジラッファ)の店舗訪問では採寸とともに、ファンを招いてのカクテルパーティが行われた © NIPPO Vini Fantinidgraffa(ディジラッファ)の店舗訪問では採寸とともに、ファンを招いてのカクテルパーティが行われた © NIPPO Vini Fantini

1月には第2次キャンプ シーズンインへ

ラスペツィアでは、ゼネラルマネージャーのフランチェスコ・ペロージがかつて所属していたという地元のキッズチームのクラブハウスで夕食会が開かれ、小さなファンたちがサインを求めて選手たちを取り囲んだ © NIPPO Vini Fantiniラスペツィアでは、ゼネラルマネージャーのフランチェスコ・ペロージがかつて所属していたという地元のキッズチームのクラブハウスで夕食会が開かれ、小さなファンたちがサインを求めて選手たちを取り囲んだ © NIPPO Vini Fantini

 クリスマスを前に第1次トレーニングキャンプは解散となり、年明け1月6日より、再度チームは集合し15日までの日程で、第2次トレーニングキャンプが実施される予定。また7日には、メインスポンサーのファルネーゼヴィーニ社(ヴィーニファンティーニ)が本社を構えるイタリア・アブルッツォ州オルトーナにて、チームプレゼンテーションが開催され、いよいよ2017シーズンが開幕する。

キャンプの最後に行われた公式写真、ビデオの撮影では、世界遺産にも登録されるポルトヴェーネレやラスペツィアの美しいスポットをバックに真新しいウエアに身を包んだ選手たちが駆け抜けた © NIPPO Vini Fantiniキャンプの最後に行われた公式写真、ビデオの撮影では、世界遺産にも登録されるポルトヴェーネレやラスペツィアの美しいスポットをバックに真新しいウエアに身を包んだ選手たちが駆け抜けた © NIPPO Vini Fantini

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