smart & fastがスローガン高岡亮寛さんが新チーム「Roppongi Express」を設立 “オトナの部活動”がテーマ

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ホビーレースの最高峰「ツール・ド・おきなわ」210kmカテゴリーを4度制した“カリスマホビーレーサー”の高岡亮寛さんが、新チーム「Roppongi Express」を12月25日に立ち上げた。smart & fastがスローガンに掲げられ、社会人が競技を楽しむ“オトナの部活”のようなチームを目指すという。高岡さんにインタビューを行い、チームの展望を聞いた。

新チームの展望を語る高岡亮寛さん Photo: Shusaku MATSUO新チームの展望を語る高岡亮寛さん Photo: Shusaku MATSUO

仕事と競技の両立を

 高岡さんは都内の外資系企業に勤めるサラリーマンだ。普段は仕事と家庭を持ち、趣味として自転車競技に打ち込んでいる。今年までJプロツアー(JPT)チームの「イナーメ信濃山形」に9年間所属し、自身がJプロツアーレースも経験してきたが、高岡さんは「あくまで家庭と仕事があって競技を行うホビーレーサーです」と強調する。

——チームを立ち上げたきっかけを教えてください

高岡さん:社会人レーサーが競技を楽しむためのチームをコンセプトに設立しました。仕事や家庭の忙しさを言い訳にするのではなく、効率良く時間を使い、同じ目標を持ったチームメートと競技力向上を目指す「smart & fast」がスローガンです。

 イナーメも私にとって愛着があり、うまくいっていました。しかし、イナーメはJPTを走るチームであり、プロの選手たちと勝負をするレースをしていました。中村龍太郎選手たちがそうですね。私はそこまでは難しい。ホビーレーサーとして走りたい。コンセプトを共有できる人を集めてチームを作ろうと思いました。

——チームとしての目標は?

高岡さん:やはりツール・ド・おきなわが一つの大きな目標になるでしょう。私は210kmで優勝を目指しますが、チームメートの中には140kmや他のカテゴリー、レースを目標とする人もいます。最上位カテゴリーに限らず、所属するメンバーそれぞれの目標に達することができるよう皆が努力し合える環境を作りたいですね。ただ、皆で努力し合い、おきなわの210kmで最後までチームメートが何人も先頭集団に残っていたら楽しいですよね。

——スローガンの“オトナの部活”について教えてください

高岡さん:仲間がいて、同じ目標に向かっていくのって学校の部活に似ている気がします。野球部だったら朝練から始まり、授業の後に集まったり、週末にも練習を行いますよね。自転車も同じで、社会人レーサーたちは出社前のわずかな時間も無駄にしないようローラーに乗ったり、週末は家族サービス前の早朝に走ったりしている人もいます。その点で言えば社会人チームって部活といってもいいのかもしれません。活動自体は地味ですが、大会の優勝など体験が素晴らしいからこそ努力を続けることができます。

勝つたびに「最高」だと思う

——高岡さんにとっての「おきなわ」とは?

高岡さん:おきなわを勝つたびに思います、「最高」と。他のひとより強いのは勝つ味を知ってるからかもしれません。虜になっているのでしょう。異常な中毒性があります。ヒルクライムレースの「乗鞍」とおきなわの2つは別格です。

ツール・ド・おきなわ210kmの勝利は「何度味わっても最高」だという Photo: Naoi HIRASAWAツール・ド・おきなわ210kmの勝利は「何度味わっても最高」だという Photo: Naoi HIRASAWA

 今年のおきなわ前、10月の1カ月は3000km乗り込みました。過去最高の距離ですね。年々集中力が増してきているのを実感しています。時間の使い方が上手くなってきているのかも。特別なことはなく、全てブログに書いた通りです。朝と晩に練習をして、週末に仲間と100km以上のトレーニングを行ってきました。

 もちろん、練習を続けていくのは厳しいですし、疲れます。しかし、同じ意識を共有した仲間と目標に向かって打ち込める環境を作ることで、それも苦に思わなくなるでしょう。

「Roppongi Express」プレスリリース

2017年1月、社会人自転車愛好家のチーム『Roppongi Express』を結成し始動いたします。
「smart & fast」をスローガンにし、「オトナの部活動」というイメージで活動していこうと思っています。
2016ツールドおきなわ後に、代表の高岡亮寛と、福田昌弘、高橋誠の3名が中心となりプロジェクトがスタートしました。

「smart & fast」
★忙しいを言い訳にせず、使える時間内でパフォーマンス向上を最大化させるべく、効率的にトレーニングをする
★トレーニングにより積み上げたパフォーマンスで、レース中ムダなく効率的に走る事により最善のリザルトを目指す
ハムスタースピンで国内トップ選手もトレーニング指導している福田のノウハウと、オートバイの国内レースをトップレベルで走っていた高橋のテクニックと、高岡のロードレースでの経験をチーム員に伝達して、smartに走れるチームを目指します。

「オトナの部活動」
★時間的制約がある中での活動
★目指す方向が似た仲間が集まり切磋琢磨する
★結果が人を集めより良い結果に結びつく好循環
まず仕事・家庭ありきで、その前後の使える時間をいかに有効活用して目標大会での成績に繋げるか、という点において部活動に近いかなと思っています。現時点で強い選手を集めたチームではないですが、1年後に個々の選手がレベルアップしており、それによりまた仲間が集まるようになればと願っています。
設立趣旨に賛同してくれた友人を中心に計10名での船出となります。メンバー紹介や参加レース予定などは順次アップデートいたします。応援よろしくお願いいたします。

Roppongi Express 代表 高岡亮寛

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