バイクインプレッション2012「TREK MADONE4.5」少ない力でロスなく走れる、ロングライド向きモデル

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 マドンとドマーネの2本柱を備えたトレックからは、販売台数はラインナップ随一、エントリーグレードとして絶大な人気と実力を誇る、マドン4.5を試乗した。またマドン4シリーズには、スペック違いの4.7と女性用のWSDの3車種がある。

TREK MADONE4.5(トレック マドン4.5)TREK MADONE4.5(トレック マドン4.5)

TREK MADONE4.5(トレック マドン4.5)
価格:249,000円
サイズ:50、52、54、56、 58、60(cm)
カラー:バイパーレッド/クリスタルホワイト、マットトレックホワイト/トレックブラック
問い合わせ先:トレック・ジャパン http://www.trekbikes.co.jp

 

スペック

フレーム:400シリーズ OCLVカーボン, E2, BB90
フォーク:トレック カーボンロード、 E2
変速機:シマノ・アルテグラ(F)、シマノ・アルテグラ(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ50×34T 11-28T(10速)
ホイール:ボントレガー・レース、チューブレスレディ
フレーム重量:約1100g

マドン4.5は上位モデルのレース性能を引き継ぎ、最高のコストパフォーマンスを発揮するという400シリーズOCLVカーボンを採用するマドン4.5は上位モデルのレース性能を引き継ぎ、最高のコストパフォーマンスを発揮するという400シリーズOCLVカーボンを採用する
上位機種同様にBB90を採用し、パーツ数を少なくすることでフレームの軽量化を実現し、必要かつ最適な剛性を持たせている上位機種同様にBB90を採用し、パーツ数を少なくすることでフレームの軽量化を実現し、必要かつ最適な剛性を持たせている
スピードとケイデンスのセンサーをチェーンステーに内蔵するデュロトラップは、空気抵抗を軽減した理想的なシステムだスピードとケイデンスのセンサーをチェーンステーに内蔵するデュロトラップは、空気抵抗を軽減した理想的なシステムだ

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作松尾修作
VAX RACING所属。Jプロツアーに参戦する現役大学生レーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ
米山一輝米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 マドンの中では真ん中からやや下の、エントリー層も意識したバイクですが、ターゲットに合った乗り心地に仕上げたバイクでしたね。

米山 今のマドンってこうなんだなと思ったけど、マドンといっても試乗したのは4シリーズというモデルだから、7シリーズ、6シリーズのレーシングモデルとはかなり違うだろうね。でも上位モデルと同じジオメトリーという安心はあるんじゃないかな。

松尾 ええ。乗ってみるとやっぱりパリッとした剛性ではないですよね。そこは上位機種との差です。でも、全体のまとまりと一体感はあって、長時間乗るにはいいバイクだと感じましたよ。

米山 そうだね。パリッとしていないけど、固め。同じ価格帯のバイクと比較すると、軽さを感じられる乗り心地で、僕としてはもう少し落ち着きが欲しかったかな。放っておいても真っ直ぐ進むような感覚のバイクがあるけど、そこまでには安定感が足りなかった。

松尾 1サイズ大きいような、ゆったりとした乗り味がそう感じさせるんですかね。重心は高く感じませんでしたよ。乗り方は、大きなトルクをガツンと掛けて走らせるよりは、じわじわとスピードに乗せる方が得意なバイクです。荒れた路面に流し入れても、ほどよく振動をいなしてペダリングは乱れませんでした。

米山 ある程度は拾うけど、振動吸収性は悪くないというところかな。スピードに乗っていく感じは同感。低速からだんだん上げていくときのイメージは良かったよね。この価格帯のバイクでは十分な性能だけど、際立つ個性がないと感じるのは求め過ぎなのかな。

松尾 レーシーではなく、しっとりとした乗り味なので好みの問題ではないでしょうか。使うシーンによってはけっこういいと思いますよ。僕はブルベにも良さそうだと思いました。シッティング時のフィーリングが良く、平地も上りも少ない力でロスなく走れているので長い距離でも気持ちよく走れるはずです。

米山 なるほどね。初心者でいきなり300km走ろうって人はあまりいないと思うけど、乗り始めて間もないライダーにとっての100kmは、ロード歴数年で初めてブルベにチャレンジするのと同じくらいの、一つの大きなハードルだからね。そのハードルを越えるにはいいパートナーかもしれないな。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 和田やずか

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