RENさん「タイヤ交換」、ポタガールのトークも盛況初心者カップルも工具で笑顔「KTC 私にもできる!ライド&メンテナンス」

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 秋の京都でツアー・オブ・ジャパンのコースを走った後に、工具について学ぶ2度おいしいイベントを堪能―。11月26日に京都府で行われた「KTC 私にもできる!ライド&メンテナンス」は第1回の昨年に続き本格コースでのライドと、工具セミナーを組み合わせたイベントとして開催。応募・当選した26人の参加者は、ゲストのRENさん、ポタガールのまさみん、チズさんと共に、自転車を楽しみながら工具の魅力を再発見していった。

「私にもできる!ライド&メンテナンス」に登場した(左から)まさみん、RENさん、チズさん Photo: Kenta SAWANO「私にもできる!ライド&メンテナンス」に登場した(左から)まさみん、RENさん、チズさん Photo: Kenta SAWANO

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大盛況、女性が8人参加

KTC本社「匠工房」前に集合した参加者たち Photo: Kenta SAWANOKTC本社「匠工房」前に集合した参加者たち Photo: Kenta SAWANO

 今回のイベントは、工具の国内トップメーカー「京都機械工具(KTC)」と産経デジタル「Cyclist」がコラボで企画。Cyclistのウェブ上で活躍するモデルでサイクリストのRENさん、自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する自転車女子「ポタガール」のまさみん、チズさんと一緒に走れることや、KTC本社工場(京都府久御山町)の施設「ものづくり技術館&匠工房」を見学できることが人気で、昨年に続き盛況となった。

マウンテンバイクやミニベロで走る参加者の姿も Photo: Yoshiyuki KOZUKEマウンテンバイクやミニベロで走る参加者の姿も Photo: Yoshiyuki KOZUKE

 今年は「私にもできる!」と銘打った通り、特にビギナーの女性やカップルの参加を意識した内容に。その意向通り、26人中女性が8人。3組のカップル(夫婦)が参加し、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれた。女性参加者は「パンクを自分で直してみたい」「工具についてもっと知りたい」など様々な思いを胸にイベントに臨んだ。

女性サイクリストも多数参加。カメラを見つけるとこの笑顔 Photo: Yoshiyuki KOZUKE女性サイクリストも多数参加。カメラを見つけるとこの笑顔 Photo: Yoshiyuki KOZUKE

 昨年に続き、朝から青空が広がる絶好のサイクリング日和。この日のコースは、日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」で、今年初めて実施された「京都ステージ」のアップダウンのある一部を組み込んだ約45km。参加者は走行レベルに合わせ3つのグループに別れて自転車を走らせた。大阪・京都に展開するサイクルプロショップシルベストサイクルから派遣された2人のライダーが先導。ゲストのRENさん、まさみん、チズさんの3人が各グループについた。

TOJのスタート地点にもなった休憩地点の普賢寺「ふれあいの駅」 Photo: Kenta SAWANOTOJのスタート地点にもなった休憩地点の普賢寺「ふれあいの駅」 Photo: Kenta SAWANO
普賢寺「ふれあいの駅」には野菜売り場に各賞のジャージを展示 Photo: Kenta SAWANO普賢寺「ふれあいの駅」には野菜売り場に各賞のジャージを展示 Photo: Kenta SAWANO

青空の下、TOJコースを快走

まさみん(中央)は「普賢寺ふれあいの駅」で抹茶プリンを補給 Photo: Yoshiyuki KOZUKEまさみん(中央)は「普賢寺ふれあいの駅」で抹茶プリンを補給 Photo: Yoshiyuki KOZUKE

 KTC本社をスタートし、約17㎞を木津川沿いのサイクリングコースを走る。河原には茶畑が点在。サイクリストも多く、すれ違いざまに掛け合う挨拶も気持ちよい。ほぼ平らな17㎞を走るとTOJのスタート地点でもある普賢寺「ふれあいの駅」に到着。店内にはTOJの各賞のジャージが野菜売り場に展示されていたりして、地域にTOJが溶け込んでいることを実感できた。

 参加者は地元の方がついたばかりの「よもぎ餅」を食べたり、お茶を飲んだりして小休憩を楽しむと、いよいよTOJの山岳コースに突入。じわりじわりと足を疲労させる曲がりくねった上り坂が続き、RENさんは「走りごたえのあるコースで面白い」と秋の里山を上るヒルクライムを楽しんだ。

シルベストサイクルの山崎さんが先導

 最も速いグループを先導したのは、モスクワ五輪で幻の日本代表(4000m個人追い抜き)だった山崎敏正さん。関西でも大人気の名物店長で、休憩地点では一緒に記念写真を撮る参加者も多かった。

シルベストサイクルの山崎敏正統括店長が下り坂の攻略法を伝授 Photo: Kenta SAWANOシルベストサイクルの山崎敏正統括店長が下り坂の攻略法を伝授 Photo: Kenta SAWANO
木津川にかかる「流れ橋」で記念撮影 Photo: Kenta SAWANO木津川にかかる「流れ橋」で記念撮影 Photo: Kenta SAWANO

 その人気のワケは明るくキメの細かい指導にあった。山崎さんはスタート前には「手信号だけでなく『減速!』『ブレーキ!』『対向!』など、しっかり声を出して仲間に知らせましょう」。下り坂の前ではいったん止まって、参加者に「下りはハンドルを下に押し付けるように」などと笑顔で具体的にコツを教えてくれた。

 TOJの山岳コースを走り終えると、帰りは同じ木津川沿いを引き返す。一番速いグループは木津川にかかる名所「流れ橋」へ。木造の橋の上で記念撮影するなど、寄り道を楽しみ約45㎞の行程を走り切った。

ゲストとして参加したポタガールの“まさみん”こと龍野雅美さん Photo: Yoshiyuki KOZUKE ゲストとして参加したポタガールの“まさみん”こと龍野雅美さん Photo: Yoshiyuki KOZUKE
ツアー・オブ・ジャパン京都ステージでも使われた坂を上る参加者 Photo: Kenta SAWANOツアー・オブ・ジャパン京都ステージでも使われた坂を上る参加者 Photo: Kenta SAWANO
ちずさんも加わった女性中心のグループは、ライドを終え、KTCの「Cポーズ」 Photo: Kenta SAWANOちずさんも加わった女性中心のグループは、ライドを終え、KTCの「Cポーズ」 Photo: Kenta SAWANO

ベテラン職人の「匠工房」見学

 昼食休憩に続き、約3000アイテムの工具が展示された企業ミュージアム「ものづくり技術館」と、ベテラン職人による工具の修理を間近で見られる「匠工房」を訪れて、工具の歴史や仕組みを学んだ。KTCスタッフによる「トルクレンチ入門講座」と称したレクチャーでは、KTCスタッフがボルトを絞め付ける際の「トルク」管理の重要性を分かりやすく説明。「ボルトやナットをついつい締め過ぎていることが多い。使い方ひとつで大きくトルクは変動する。慣れている人でも感覚に頼らず、正しく使ってほしい」とアドバイスした。

「匠工房」ではベテラン職人がインパクトレンチを修理して組み立てる様子を見学 Photo: Kenta SAWANO「匠工房」ではベテラン職人がインパクトレンチを修理して組み立てる様子を見学 Photo: Kenta SAWANO

RENさんが「ちょっとしたポイント」指導

RENさんのパンク修理の話を熱心に聞く参加者たち Photo: Kenta SAWANORENさんのパンク修理の話を熱心に聞く参加者たち Photo: Kenta SAWANO

 その後は自動車整備士の資格も持ち、自転車のメカニックにも詳しいRENさんによるパンク修理講座「やってみようタイヤ交換」へと続く。パンク修理の時に気を付けたい「ちょっとしたポイント」をRENさんが伝授した。

 パンク修理のポイントは「①原因を探求する、②チューブを地面に置かずクリーンに保つ、③ビートへの噛み込みを防止する、などの細かいことの積み重ねなんです」と説明し、参加者は熱心に聞き入っていた。RENさんは「最近のタイヤは高性能なのでパンクしにくく、パンクの原因は意外と自分で引き起こしていることが多いです」と解説した。

パンク修理を共同で練習し笑顔の西宮道人さん(右)、初江さん夫妻 Photo: Kenta SAWANOパンク修理を共同で練習し笑顔の西宮道人さん(右)、初江さん夫妻 Photo: Kenta SAWANO
「工具に詳しくなれた」と話す伊藤文隆さん、万寿子さん夫妻 Photo: Kenta SAWANO「工具に詳しくなれた」と話す伊藤文隆さん、万寿子さん夫妻 Photo: Kenta SAWANO

 ロードバイク歴1年で参加した西宮道人さん、初江さん夫妻は今年トライアスロン大会に出場も妻の初枝さんがパンクしてしまい、途中棄権。「あの時、自分でパンクが直せれば完走できたかもしれないと思って参加しました。今日は家に帰ってもう一度、夫と復習して次回は完走します」と自信をつけた。また、この講座で参加者が使用したタイヤやホイールは全国に400店舗以上のショップ「サイクルベースあさひ」を展開する「あさひ」が全面協力した。

ミニトークショーで輪行時のエピソードを話すチズさん(右)とまさみん Photo: Kenta SAWANOミニトークショーで輪行時のエピソードを話すチズさん(右)とまさみん Photo: Kenta SAWANO
鉄道好きのRENさんは輪行のコツを伝授 Photo: Kenta SAWANO鉄道好きのRENさんは輪行のコツを伝授 Photo: Kenta SAWANO
KTC「ものづくり技術館」で行われたRENさんとポタガールによるトークショー Photo: Kenta SAWANOKTC「ものづくり技術館」で行われたRENさんとポタガールによるトークショー Photo: Kenta SAWANO

 イベントの締めにはRENさん、まさみん、チズさんによる「輪行のススメと旅先でのサバイバル対談」と題したミニ・トークショーを開催。乗り物好きのRENさんが鉄道やフェリーに乗る時の輪行方法を写真とともに紹介。まさみんは沖縄地方、チズさんは三浦半島を一周した時のエピソードを話し、女性たちは興味深々の様子で聞き入っていた。

 初の京都でのライド&イベントとなった、まさみんとチズさんは「工具に対して知らないことが多かったですが、工具の説明を聞いて愛着を持てるようになり、私もKTCさんの工具を揃えたくなりました」と笑顔で話した。

イベントを終え、KTCのロゴマークを中心に記念撮影 Photo: Kenta SAWANOイベントを終え、KTCのロゴマークを中心に記念撮影 Photo: Kenta SAWANO

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