横方向へのパワーロスを制御おきなわ市民210kmで実力発揮 レイク「CX402」を実戦でインプレッション

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 日本最長でハイレベルな争いが繰り広げられた11月13日の「ツール・ド・おきなわ」市民210kmに出場したCyclist編集部員が、LAKE(レイク)のハイエンドシューズ「CX402」の実戦インプレッションを行った。剛性だけでなく、長時間の使用に耐える快適性が求められる環境で性能を発揮。記者自身、最もフィットするシューズだと感じた。

アッパー表面のシワは柔軟な証拠。他のシューズで起こる靴ズレも全くなかった Photo: Naoi HIRASAWAアッパー表面のシワは柔軟な証拠。他のシューズで起こる靴ズレも全くなかった Photo: Naoi HIRASAWA

柔軟なカンガルー革とBoaで快適

 前回、熱成型を行い、足に合わせたCX402は約2ヶ月ほどトレーニングで使用した。使い始めた当初はカーボンで覆われたソールに足が当たり、痛みを感じた。しかし、熱成型は何度でも行うことができるので、再フィッティングで調整した。オーブンで温める際、回数を重ねると革の油分が抜けるため、クリームなどで手入れを行いたい。結果、トレーニングレベルでは痛みが出ることはなくなり、“カンペキ”にフィットするようになった。

 いざレース本番を迎えるにあたり、若干の心配は残っていた。長距離のトレーニングを積んだとはいえ、レースレベルの高い強度では踏込み時の足が広がり、変化の度合いも違う。集中できないほどの痛みが続けば、完走すら危うくなる。

外からは見えないが、ゴールドのアッパー内部にも側面へ足を囲むようにカーボンが配置され、横方向にパワーをロスしなかった Photo: Naoi HIRASAWA外からは見えないが、ゴールドのアッパー内部にも側面へ足を囲むようにカーボンが配置され、横方向にパワーをロスしなかった Photo: Naoi HIRASAWA

 レースでは60km付近まで問題なく走ることができた。いよいよ、普久川へ向かう最初の大きな上り坂だ。上りが得意ではないので、集団についていこうと無理なダンシングも多く行った。しかし、カーボンソールが足の側面を覆うような形状をしており、横方向にパワーが逃げない。形も熱成型でフィットしているので、痛みを感じないのが嬉しい。

210kmという長距離でもストレスなく使用することができた Photo: Naoi HIRASAWA210kmという長距離でもストレスなく使用することができた Photo: Naoi HIRASAWA

 1回目の上りを先頭集団でクリアし、平坦区間を消化。2回目の上りでは頂上から500mのところで千切れてしまった。ここからの旅路も長い。約70kmをアップダウンを繰り返しながら、絶え間なくペダルを踏み続けないければならない。しかし、カンガルー革を使用したアッパーは柔らかく足の形状にフィットするうえ、Boaクロージャーシステムが最適な締め付けで常に快適な環境を提供してくれた。革表面にシワが寄っているのは柔軟な証拠だ。

重量を感じさせないソール剛性

 CX402を手で持つと結構重い。重量を気にするライダーは眉をひそめるかもしれない。しかし、ペダリングを行うと、軽々と脚を踏み降ろすことができる。それだけソールの剛性は高い。レース中に距離を重ねても、脚が重いという感覚には至らなかった。

シューズのフィット感は、バイクやホイールと並ぶアイテムとしての重要性を感じた Photo: Naoi HIRASAWAシューズのフィット感は、バイクやホイールと並ぶアイテムとしての重要性を感じた Photo: Naoi HIRASAWA

 結果的に210kmを走りきり、31位でフィニッシュ。もちろんスタミナは消耗し、身体全体は疲れていたが、脚全体のストレス度は低かったと感じた。足はバイクとコンタクトを取るうえで繊細だ。だからこそフィット感、剛性全てを犠牲にはしたくない。レイクのCX402は実力を出し切るうえで、なくてはならないシューズだったといえる。特に足幅が広く、フィットするシューズに悩んでいた記者にとっては最適な選択だった。

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