産経新聞【もっと勝手に美食倶楽部】自転車とスコーンの幸せな関係 “異色”ショップがお勧めする神戸サイクリング

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店の外に自転車がずらりと並ぶ「スパーク スコーン&バイシクル」=神戸市中央区(岡本祐大撮影)店の外に自転車がずらりと並ぶ「スパーク スコーン&バイシクル」=神戸市中央区(岡本祐大撮影)

■神戸「スパーク スコーン&バイシクル」
兵庫県庁北側の閑静な住宅街にたたずむ一風変わった店がある。店の前には自転車がずらりと並び、自転車販売店かと思いきや、店内から甘く香ばしいにおいが漂ってくる。英国で親しまれる菓子「スコーン」と自転車を販売する“異色”の組み合わせに、初めて訪れた人たちは目を丸くする。 (産経新聞神戸総局・岡本祐大)

 店を切り盛りするのは、富田功さん(48)と妻の康子さん(43)。功さんが自転車販売とレンタサイクル、康子さんがスコーン作りを担当する。それぞれの趣味を生かし、スコーン持参のサイクリングで神戸の街並みを楽しんでもらおうと、平成21年に開店した。「こんな遊び方もあるんやとアピールしたかった」と功さんが笑う。

 通常メニューの「プレーン」や「ラムレーズン&クリームチーズ」、「フランボワーズ」のほか、季節ごとの素材を使った6~8種類のスコーンが店頭に並ぶ。1個200円前後(税込み)で販売。平日は一日150個、土日は200個程度を焼き上げる。昼過ぎには完売してしまう盛況ぶりだ。

スコーンを並べる冨岡康子さん=神戸市中央区(岡本祐大撮影)スコーンを並べる冨岡康子さん=神戸市中央区(岡本祐大撮影)

 英国では家庭で作られる菓子。小麦粉にバター、牛乳、砂糖を混ぜてオーブンで焼き上げれば出来上がりで、簡単そうに思えるが、康子さんは「配分が重要」と強調する。淡路島産の牛乳や神戸市内の農家が作った有機野菜など、素材を厳選している。

人気の紅茶とのセット。クリームやジャムが添えられている=神戸市中央区(岡本祐大撮影)人気の紅茶とのセット。クリームやジャムが添えられている=神戸市中央区(岡本祐大撮影)

 作り方にもこだわりがある。きれいに形作ろうとすると、空気が抜けて固くなるため、型抜きを使うだけにした。「こうすると、ふんわりした柔らかい食感になるんです」と康子さん。また、英国ではジャムやクリームをつけて食べるため、スコーンそのものは甘さ控えめだが、康子さんは何もつけず、冷めてもおいしく食べられるように甘さを強くした。

 自ら英国でスコーンを食べ歩いて研究。かつて経営していたカフェでスコーンを出していたが、ケーキの陰に隠れていたという。現在の店ではスコーンを前面に出したことで女性客を中心ににぎわい、功さんの自転車目当てにやってきた男性客も、においにつられてとりこに。じわじわとスコーン人気が広まっている。

■スパーク スコーン&バイシクル

 神戸市営地下鉄県庁前駅から徒歩約5分。午前10時半~午後5時。火、水曜日定休。海外での研究のため臨時休業も。スコーン2個と、自慢の紅茶やコーヒーとのセット(税込み950円)が人気。神戸市中央区中山手通4の18の21。〒078-855-9045。

産経新聞・兵庫版より)

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