女子国際はファン・ティン・インが連覇高岡亮寛が「ツール・ド・おきなわ」市民レース210kmで独走 2年連続4回目の優勝

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 国内最長距離のアマチュアレース「ツール・ド・おきなわ」の市民レース210kmが11月13日、沖縄県北部を舞台に争われ、高岡亮寛(イナーメ信濃山形)が終盤の独走で2位以下に大差をつけ2年連続4回目の優勝を達成した。100kmの女子国際ロードレースは前回王者のファン・ティン・イン(台湾ナショナルチーム)が3人のゴールスプリントを制し2連覇を飾った。

市民レース210kmを独走で制した高岡亮寛 Photo: Naoi HIRASAWA市民レース210kmを独走で制した高岡亮寛 Photo: Naoi HIRASAWA

武井との一騎打ちから独走へ

快晴に恵まれた「ツール・ド・おきなわ」 Photo: Naoi HIRASAWA快晴に恵まれた「ツール・ド・おきなわ」 Photo: Naoi HIRASAWA

 終盤に独走に持ち込んだ高岡は、フィニッシュラインが見えると大きくガッツポーズをしながら、存分にウイニングランを味わった。沿道の観客から祝福されながら210kmを走り切り、大会史上初の連覇を達成した。

 レース後、高岡は大きなリードとは裏腹に「余裕はなかった」とコメントした。出場者の顔ぶれから「もっと力が拮抗して、こういう展開にはならないと思っていた」と警戒したが、結果的には大差での勝利となった。

高岡亮寛(先頭左)ら市民レース210kmの集団 Photo: Naoi HIRASAWA高岡亮寛(先頭左)ら市民レース210kmの集団 Photo: Naoi HIRASAWA
市民レース210km表彰式。(左から)井上亮、高岡亮寛、河合宏樹 Photo: Naoi HIRASAWA市民レース210km表彰式。(左から)井上亮、高岡亮寛、河合宏樹 Photo: Naoi HIRASAWA

 勝負の分かれ目となったのは残り約60km。先頭集団が10人ほどに絞られ「人数を減らそう」と思ったところ、武井亨介(チーム・ フォルツァ!)がアタックをしかけた。「周りを見ると他の選手は追えなさそうだったので、自分でジャンプして合流した」と、この時の対応が功を奏した。一騎打ちになった後、武井が引けなくなり独走に。後続とのリードを懸命に広げ、勝利を決定づけた。

■市民レース210km
1 高岡亮寛(イナーメ信濃山形) 5時間20分20秒
2 井上亮(マゼランシステムズジャパン) +5分40秒
3 河合宏樹(オッティモ) +5分41秒
4 青木峻二(ウォークライドシクロアカデミア) +5分42秒
5 松木健治(有限会社村上建具工房ハイランダー) +5分43秒
6 中尾峻 +6分15秒
7 原純一(KMサイクル) +6分19秒
8 清宮洋幸(竹芝サイクルレーシング) +6分32秒
9 雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +7分4秒
10 奈良浩 +7分4秒

青く澄んだ海を横目に走る Photo: Naoi HIRASAWA青く澄んだ海を横目に走る Photo: Naoi HIRASAWA
海岸沿いを走る市民レース140kmの集団 Photo: Naoi HIRASAWA海岸沿いを走る市民レース140kmの集団 Photo: Naoi HIRASAWA
太鼓を叩きながら大きな声援を送る観客たち Photo: Naoi HIRASAWA太鼓を叩きながら大きな声援を送る観客たち Photo: Naoi HIRASAWA

僅差のスプリントで決着

 女子国際ロードレースは、世界選手権個人タイムトライアル銀メダルのエレン・ファンダイク(ベイビー・ダンプ サイクリングチーム)、2014年王者の金子広美(イナーメ信濃山形)との争いをファン・ティン・インが制した。

僅差でスプリントを制し喜ぶファン・ティン・イン Photo: Yoshihiko FUKUMOTO僅差でスプリントを制し喜ぶファン・ティン・イン Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
集団前方でレースを展開する金子広美(中央) Photo: Naoi HIRASAWA集団前方でレースを展開する金子広美(中央) Photo: Naoi HIRASAWA

 レース終盤、6人に絞られた先頭集団で、金子が「スプリントになったら勝てない」とアタック。しかしファン・ティン・インとファンダイクを振り切ることはできず、勝負は3人でのスプリントに持ち込まれた。金子が遅れ、残った2人による僅差のスプリントはファン・ティン・インがわずかに上回った。フィニッシュラインを越え勝利を確信すると歓喜の声をあげ、表彰式でもさわやかな笑顔が弾けた。

 ファンダイクはバカンスで訪れてたという沖縄で今シーズンのラストレースに臨んだ。大きな体格から繰り出される独走力が特徴で、ともにレースを走った金子は笑みをこぼしながら「すごいですよ。一踏みが全然違う」と走りを讃えていた。

(右から)エレン・ファンダイクとファン・ティン・インのスプリントはギリギリの勝負に Photo: Naoi HIRASAWA(右から)エレン・ファンダイクとファン・ティン・インのスプリントはギリギリの勝負に Photo: Naoi HIRASAWA
女子国際ロードレースの表彰式。(左から)エレン・ファンダイク、ファン・ティン・イン、金子広美 Photo: Naoi HIRASAWA女子国際ロードレースの表彰式。(左から)エレン・ファンダイク、ファン・ティン・イン、金子広美 Photo: Naoi HIRASAWA

■女子国際ロードレース
1 ファン・ティン・イン(台湾、台湾ナショナルチーム) 3時間14分40秒
2 エレン・ファンダイク(オランダ、ベイビー・ダンプ サイクリングチーム) +0秒
3 金子広美(イナーメ信濃山形) +1秒
4 牧瀬翼(あさひミュールゼロ) +30秒
5 大堀博美(横須賀ウーノ レーシング) +31秒
6 樫木祥子(ニールプライド南信スバル) +3分18秒
7 中原恭恵 +7分4秒
8 中井彩子 (鹿屋体育大学)+7分4秒
9 フェッダリン・ソムラト(タイ、タイナショナルチーム) +7分5秒
10 ゼン・ケ・ジン(アクション サイクリングチーム) +7分7秒

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