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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<24>「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のオープニング走行 選手とファンが一体化した瞬間

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 「ポタガールで本当によかった!」とこれほど強く思った日はありませんでした。10月29日に開催された「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」でのオープニング走行にポタガールが出走することになったのです。今こうして書き留めようと、あの瞬間の出来事を振り返るだけで興奮が蘇ってきます。アリーナから出た瞬間に湧き上がるファンの皆さんの歓声。溢れる沿道の笑顔。その声や表情から伝わってくる興奮。選手の背中がすごく大きくて感動したこと。観客の期待の渦へと笑顔で進んでいく選手の強さ。選手とファンとが触れ合うほどの距離で走れることの幸福。世界中から注目を集める選手と同じ景色を見ながら走れたことの奇跡に、また体験するチャンスをくれた多くの方に心から感謝です。

キラキラした笑顔で手を差し出してくれる観客のみなさん。その興奮が私たちにまで伝わります! Photo: Saori USHIROGUCHIキラキラした笑顔で手を差し出してくれる観客のみなさん。その興奮が私たちにまで伝わります! Photo: Saori USHIROGUCHI

お相手はなんとイケメン・キッテル!

 「ポタガールさんはベルギーの選手4人と一緒に走っていただきます」と担当の方から教えていただのは走行開始1時間ほど前のこと。ポタガールのミーハー橋本さんが即行で調べてくれて、一緒に走るのはマルセル・キッテル選手(ドイツ)率いる「エティックス・クイックステップ」と判明しました。

オープニング走行直前! Photo: Saori USHIROGUCHIオープニング走行直前! Photo: Saori USHIROGUCHI
ポタガールは埼玉県出身の自転車メーカーホダカさんのロードバイクをお借りして走りました! Photo: Masami TATSUNOポタガールは埼玉県出身の自転車メーカーホダカさんのロードバイクをお借りして走りました! Photo: Masami TATSUNO

 「おお!イケメンキッテル!」。今年初めてツールドフランスを観たという、にわかファンの私でも知っている選手です。そのため、沿道に立つ皆さんの興奮は並々ならぬものでした。

オープニング走行を楽しむキッテル選手 Photo: Naoi HIRASAWAオープニング走行を楽しむキッテル選手 Photo: Naoi HIRASAWA
選手たちとこんなに近い距離! Photo: Masami TATSUNO選手たちとこんなに近い距離! Photo: Masami TATSUNO
ポタガールとして出走した筆者(左)とさおりん Photo: Naoi HIRASAWAポタガールとして出走した筆者(左)とさおりん Photo: Naoi HIRASAWA
名前のかかれたプレートを見つけた選手が立ち止まって、ファンの方にサインをしたり一緒に写真を撮ったりサービスしてくれました。選手たちもうれしそう Photo: Masami TATSUNO名前のかかれたプレートを見つけた選手が立ち止まって、ファンの方にサインをしたり一緒に写真を撮ったりサービスしてくれました。選手たちもうれしそう Photo: Masami TATSUNO

 選手の名前を書いたプレートを掲げ呼びかける人、仲間と一緒にチームジャージを着て応援する人。みんなの愛がさまざまな形で選手たちの目に、心に飛び込んできます。後ろで走っているだけの私でも、心が揺さぶれるほどの力がありました。

 走ってみて気が付いたこと。大きく名前の書かれたプレート、オレンジやグリーンなど目立つ色のコスプレ、チームジャージでそろえて来てくれた人、すごく目立ちます。名前を呼ぶ声も、はっきり聞こえます。こうして応援してくれる人の気持ちを感じられるのは、どんなに世界で名をとどろかせる選手でもうれしいことだと思います。

走行から帰ってくるなりうれしそうなポタガールの橋本さんと小島さん。「キッテルのお尻が…(照照)」って、思い出しながらニヤニヤしてるその目線、完全にダメなやつだから(笑) Photo: Masami TATSUNO 走行から帰ってくるなりうれしそうなポタガールの橋本さんと小島さん。「キッテルのお尻が…(照照)」って、思い出しながらニヤニヤしてるその目線、完全にダメなやつだから(笑) Photo: Masami TATSUNO 

 「前回は体調を崩して来れなかったから、今年こそはさいたまに来たいとずっと言っていたんだ」と話したキッテル選手の言葉が思い出されます。選手の笑顔が欲しい方、あわよくばサインが欲しい方、ぜひぜひやってみてください。

 おまけの話。スタートまでの待機時間中に、プロ選手と同じくらい人気の「悪魔おじさん」とお話しすることができました。ドイツ語を話す悪魔おじさんとは通訳さんを介してお話。ふと気になったことがあったので聞いてみました。

カメラを向けるとこんなステキな笑顔を見せてくれる悪魔おじさん。サービスたっぷりでした Photo: Saori USHIROGUCHIカメラを向けるとこんなステキな笑顔を見せてくれる悪魔おじさん。サービスたっぷりでした Photo: Saori USHIROGUCHI

 「悪魔おじさん、そのステッキはどうやって飛行機に載せて持ってくるの?」

 なんとこのステッキ、ツール・ド・フランスの時とは違って飛行機仕様になっているそうです。先端の赤い部分はプラスチック製で(普段はアルミ製のを使用しているらしい)、柄の部分は解体して30センチほどの長さのパーツになっているんですって。「短くしてリュックに入れてくるんだよ」とジェスチャーしながら子どもみたいな笑顔で教えてくれました。

一番近いところでは、手を伸ばすのもはばかるほどの距離を選手が走り抜けます。世界で戦う別府選手やサガン選手が目の前を走り抜けていく! Photo: Masami TATSUNO一番近いところでは、手を伸ばすのもはばかるほどの距離を選手が走り抜けます。世界で戦う別府選手やサガン選手が目の前を走り抜けていく! Photo: Masami TATSUNO

物欲爆発!サイクルフェスタはかなーりお買い得

毎年、さいたまサイクルEXPOに出展してくださっているlovellの新作バッグ。さおりん即買いしてました Photo: Masami TATSUNO毎年、さいたまサイクルEXPOに出展してくださっているlovellの新作バッグ。さおりん即買いしてました Photo: Masami TATSUNO

 さいたまクリテリウムに埼玉サイクルEXPOと、埼玉の自転車イベントはすごいんです!その出展数と豊富な品数は国内随一。“お買い得さ”にかけてはこんな「サイクリスト泣かせ」のお買い物チャンスはないと思います。

 オープニング走行を控えていたので、私とさおりんは空いている朝の時間を狙ってブースからこっそりフェイドアウト(でも、ちゃんと後半はお仕事しましたからね!)。今回は初めて見るものが3つありました。

 1つはWaibiさんの「シクロスタンド」。それもそのはず、完成してから初めての自転車イベント出展だそうです。機能はもちろん、インテリアとしてのデザイン性も重視して作られた縦置きも横置きも可能なスタンド。木製ならではのやわらかい雰囲気が特徴です。2つめが石虎堂(せっこどう)のウイングサドル。名前を聞くまではサドルだと分からなかった…。ぜひ実走で試してみたい!

自転車イベントへの初出展というWaibiさんのシクロスタンド。普段は家具メーカーさんで、インテリアとしての機能を重視したスタンド。木製の温かいデザインがステキ。カラーバリエーションもありました Photo: Masami TATSUNO自転車イベントへの初出展というWaibiさんのシクロスタンド。普段は家具メーカーさんで、インテリアとしての機能を重視したスタンド。木製の温かいデザインがステキ。カラーバリエーションもありました Photo: Masami TATSUNO
これ、なんだかわかります?なんとサドルなんです!ウイングサドルといいます。ちょうど居合わせたさいたま市長も、興味津々の様子でした Photo: Masami TATSUNOこれ、なんだかわかります?なんとサドルなんです!ウイングサドルといいます。ちょうど居合わせたさいたま市長も、興味津々の様子でした Photo: Masami TATSUNO

 そして3つ目が光るグローブ。LEDライドが付いていて、電池交換も可能とのこと。さおりんとお揃いで購入しました。そして私の今回の戦利品は「CRAFT」さんのジャケット。冬用のウエアが欲しいんだけどどこがいい?と聞くと「間違いない」と自転車仲間みんながおススメしてくれるブランドです。ずっとほしいと思っていたものが、かなーりお得に購入できて、物欲爆発のサイクルフェスタでした(笑)。

LEDライトの入ったグローブを発見。これも即買い。さおりんとおそろいです。暗くなるのが早いこれからのジテ通で活躍しそうです Photo: Masami TATSUNOLEDライトの入ったグローブを発見。これも即買い。さおりんとおそろいです。暗くなるのが早いこれからのジテ通で活躍しそうです Photo: Masami TATSUNO
ずっとほしいと思ってた冬用ウェア。自転車仲間みんながおススメするCRAFTさんで、今年発売の新商品をかなりお得にゲットできました Photo: Masami TATSUNOずっとほしいと思ってた冬用ウェア。自転車仲間みんながおススメするCRAFTさんで、今年発売の新商品をかなりお得にゲットできました Photo: Masami TATSUNO
ポタガールもブース出展しました。自転車に乗るときの「安全宣言」を一緒にしていただいた方には、オリジナルサコッシュをプレゼント。大人気であっという間になくなってしまいました Photo: Masami TATSUNOポタガールもブース出展しました。自転車に乗るときの「安全宣言」を一緒にしていただいた方には、オリジナルサコッシュをプレゼント。大人気であっという間になくなってしまいました Photo: Masami TATSUNO

普通じゃ味わえない体験をさせていただいた2016年のさいたまクリテリウム。ぜひこの感動をより多くの人が体験できるように、また来年も開催できることを願っています。

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

1984年生まれ、埼玉県在住。平日はふつうの働き女子(アラサー女子)、休日は自転車、ときどきライター。2010年に初参加した四国一周サイクリングイベント「コグウェイ四国」がきっかけで自転車旅に夢中に。以来、日本各地へ自転車とともにでかけ、そろそろ海外での自転車旅も…と夢見ている。自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する「ポタガール」としても活動し、ポタガールらが登場するウェブサイト「ポタ日和」で情報発信をしている。ワールドサイクルブログ「ポタガール まさみんです!」でも執筆中。

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