チームUKYOサンクスパーティー「今後はプジョルを一番弱い選手に」片山右京監督とオスカル・プジョルが振り返る「今季」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 ことしJプロツアーチーム総合優勝や、オスカル・プジョル(スペイン)によるツアー・オブ・ジャパン(TOJ)の個人総合優勝などの活躍をみせたチームUKYOが東京・銀座でスポンサーや関係者を招いた「TeamUKYO サンクス・パーティー」を開いた。これに合わせ、Cyclistではチームをまとめた片山右京監督と活躍の支柱となったプジョルにインタビューし、今季の振り返りや今後に向けた思いを聞いた。

個性的なヒゲを蓄えたオスカル・プジョル(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO個性的なヒゲを蓄えたオスカル・プジョル(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO

「暇すぎてヒゲを伸ばした」

――シーズンを振り返って印象に残るレースはありますか

「TOJの富士山ステージが転機だった」と振り返るプジョル Photo: Shusaku MATSUO「TOJの富士山ステージが転機だった」と振り返るプジョル Photo: Shusaku MATSUO

プジョル:ことしの活躍の契機になったのはTOJで個人総合優勝したことです。昨年もコンディション良く同大会には臨んだのですが結果は振るいませんでした。ことしは最初からシーズン目標としてTOJを掲げ、厳しい富士山ステージを優勝し、総合トップになったまま最終の東京ステージを終えることができました。

 それ以降のレースはストレスからも解放され、リラックスしてレースに臨むことができました。私だけでなく、チームとしても同じように感じたからこそ、他のレースでも結果を残せたのかもしれません。

プジョルの活躍をサポートしたベンジャミン・プラデス(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUOプジョルの活躍をサポートしたベンジャミン・プラデス(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO
パーティに集ったチームUKYOの選手たち Photo: Shusaku MATSUOパーティに集ったチームUKYOの選手たち Photo: Shusaku MATSUO

――おしゃれで個性的な出で立ちが話題になっています

プジョル:昨シーズンが終わった段階で、あまりにも暇すぎてとりあえずヒゲを伸ばしてみることにしました(笑)坊主にもしたのですが、チームメートにも評判が良く、そのスタイルを続けてみることにしました。最初は変な目で見られたけど、TOJを勝ったあたりから奇抜なスタイルにも説得力が出てきた気がします。弱い選手がやってもカッコ悪いからね。だんだんと癖になってきました。モデルはフランスの戦士「ダルタニャン」です。ファンもプジョルスタイルに気がついてくれるようになり、評判になって嬉しく思います。

「日本人選手強くするシステムを」片山監督

――今シーズンの活躍をどう振り返りますか

片山監督:ことしはプジョルがTOJの勝利で流れを作ってくれました。過去、プジョルがワールドツアーチームから落ち、格下のウチのチームに加入する際「ツールに絶対に連れていくから」と話し、信じてついてきてくれました。みんなその目標を笑うけど、僕も昔「F1で走る」と話して笑われたこともありました。不可能ではありません。富士山ステージではレース前に「絶対に勝つから」と宣言し、プジョルが優勝してくれました。その後の熊野もジャパンカップも良い結果だったと思います。

「4年目は成長を感じられたシーズンだった」と話す片山右京監督 Photo: Shusaku MATSUO「4年目は成長を感じられたシーズンだった」と話す片山右京監督 Photo: Shusaku MATSUO

――反省点はありますか

片山監督:畑中勇介のアジア選手権での落車や、全日本での不振などが挙げられます。今後はプジョルを一番弱い選手にできるくらい日本人選手を強くするシステムを作らなければなりません。いまJプロツアーのレベルは格段に上がっていますが、海外から格上の選手を連れてきているからに他なりません。指導者を含めて先進国の海外から人材を獲得することも重要です。

選手の走りを支えたガノー「ジェニックスR1」 Photo: Shusaku MATSUO選手の走りを支えたガノー「ジェニックスR1」 Photo: Shusaku MATSUO
今期獲得したタイトルが並ぶ Photo: Shusaku MATSUO今期獲得したタイトルが並ぶ Photo: Shusaku MATSUO

 住吉宏太を見てみてください。以前は“日大の30連覇”を止めた男と揶揄されましたが、今ではジョン・アベラストゥリの発射台を務め、ジャパンカップクリテリウムではジョンの2位入賞に貢献しました。3年くらいかけて本当に成長したと思います。僕たちは自転車の世界では新入りですが、マネジメントスタイル、ビジネスモデルに客観性を持たせて持続させるのは車の世界と同じです。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

チームUKYO

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

  • タイム
    アルプデュエズ01 ディスク

    ディスクブレーキで伝統の走りを進化

  • リブ
    AVAIL ADVANCED

    走る好奇心を止めない リブの新型‟無敵”ロードバイク

  • インプレッション一覧へ

    連載