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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<23>世界に誇る都市の新エンターテイメント「お台場ビルクライム」

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 私とさおりん、毎日のようにメッセージのやりとりをしています。9月末のある日、さおりんから「また面白ネタがきたよ!どーする?」と連絡が来ました。それがお台場ビルクライム。史上初の都内立体駐車場の坂でのヒルクライムレース。史上初とかいう言葉に弱いのです。「とりあえずエントリーしましょう」。こうして決まった初めてのヒルクライムレース。かなーりスペシャルな体験をしてきました!

スタート地点。坂を前にアドレナリン放出中のさおりん Photo: Masami TATSUNOスタート地点。坂を前にアドレナリン放出中のさおりん Photo: Masami TATSUNO

ガクガクが止まらない…。でもこのスペシャル感ハンパない!

コースとなる立体駐車場を背に Photo: Masami TATSUNOコースとなる立体駐車場を背に Photo: Masami TATSUNO

 お仕事を早退し、ゆりかもめに揺られ向かったお台場「ダイバーシティ」の立体駐車場。そう、立体駐車場。受付のある7階まで自転車を押して向かいます。「ちょ…、なんか、結構坂きついぞ。まさみんは大丈夫なのか!?」心配してくれたキクミミ氏に「ダメです」と即答。みなさん思い出してください。誰しも立体駐車場を登る車に乗った経験はあるでしょう。その時の車とともに、ぐんっ体が傾く感覚を…。はわわわわ…。

 でも、メインフロアについた瞬間にキレイな夜景が広がり「わぁ~♪」と一気にテンションがあがります!よく考えたら、駐車場からこんなにのんびり夜景を見たことってなかったかも。広がる都会の夜景に心を奪われます。でも、ふと吹き抜け部分から顔をのぞかせてみると「うわぁぁぁ…」と、その高さに思わずうめいてしまいました。

ゲスト選手として参加した小林海選手。ふと視線を奥にやると、レインボーブリッジのなかに赤く灯る東京タワー Photo: Masami TATSUNOゲスト選手として参加した小林海選手。ふと視線を奥にやると、レインボーブリッジのなかに赤く灯る東京タワー Photo: Masami TATSUNO
メインフロアから望む夜景にテンションもあがります! Photo: Masami TATSUNOメインフロアから望む夜景にテンションもあがります! Photo: Masami TATSUNO

 平日夜のイベントということもあってか、エントリーした女性はたったの10人!そのうちの3人はポタガール。女子はこの中から上位3人が表彰となります。

ポタガールはさおりん、まさみん、橋本さんが参加しました Photo: Masami TATSUNOポタガールはさおりん、まさみん、橋本さんが参加しました Photo: Masami TATSUNO
ドローンが走者を追いかける! Photo: Masami TATSUNOドローンが走者を追いかける! Photo: Masami TATSUNO

 レースは試走、予選(でもみんな通過)、決勝と進むのですが、予選は2人ずつの出走、決勝は予選のタイム順に1人ずつの出走となります。

 この決勝での出走、かなりスペシャルなんです。1人ずつの出走は、本当に1人ずつ走って、スタートからゴールまでずっとカメラが追いかけて、その映像がメインフロアの大画面に映されるんです。ドローンまで飛んで!

メインフロアの大画面に映し出されるさおりん。「上半身をうまく移動して走れていますね」と白戸さんが褒めてくれていましたよ! Photo: Masami TATSUNOメインフロアの大画面に映し出されるさおりん。「上半身をうまく移動して走れていますね」と白戸さんが褒めてくれていましたよ! Photo: Masami TATSUNO

 それに加えて、MCの白戸太朗さんが一人ひとりの名前を呼んで実況中継してくれるんです!これってすごくないですか!?夜景がバックを飾ってくれて「まるで私のために舞台が整えられている」そんな錯覚を起こしてしまうスペシャル体験が満載なんです。

 でも、慣れないカメラに私はさらに緊張…。「あー、はやく逃げたい。早く帰りたい」と逃げ発言爆発。一方カメラ大好きさおりんは「ポタガールをしっかりアピールして!ちゃんと笑顔を見せるのよ!」とアドレナリン大放出状態。

これはもはや新競技「ビルクライム」

 走って初めて分かったことがありました。ロングライドとヒルクライムとでは、こんなにも体の使い方やエネルギーの出し方が違うのだと。

見てわかるかな?この傾斜。立たなきゃ前に進みません Photo: Masami TATSUNO見てわかるかな?この傾斜。立たなきゃ前に進みません Photo: Masami TATSUNO

 普段はロングライドばかりなので、持久力を意識したりエコな走り方をするように心がけていました。でもヒルクライムって違うんですね。坂を登るのには、上半身の使い方や足の使い方が全部違うんです。身体のスイッチのかけ方がまるで違う。これは技術だなと思いました。

強い傾斜に加え、こまかいカーブを繰り返す Photo: Masami TATSUNO強い傾斜に加え、こまかいカーブを繰り返す Photo: Masami TATSUNO
構造上、コースとなるレーンと観戦するレーンが交互になる Photo: Masami TATSUNO構造上、コースとなるレーンと観戦するレーンが交互になる Photo: Masami TATSUNO

 でも、ヒルクライムをあまりしたことない私でも思いました。これはヒルクライムとも違う!走行距離は約400メートル、男性は1分を切る速さで登り切る人もいる。もはやスプリントではないでしょうか。しかも坂ばっかりの。ロングライドと違って、エネルギーをこの1分間で爆発させなきゃいけない。これもまた一つの技術。

一般の参加者のレベルが高くて、ゲスト選手が必死にアップしていました Photo: Masami TATSUNO一般の参加者のレベルが高くて、ゲスト選手が必死にアップしていました Photo: Masami TATSUNO

 ビルクライムのさらなる特徴は「普段、同じコースで練習ができない」こと、そして「短い激坂→フラット&方向転換→短い激坂→フラット&方向転換」の繰り返しコースというところ。フラット&方向転換は加速を妨げるので結構厄介なんです。ね、なかなか悪条件でしょう?(笑)

ポタガール橋本さん!3位入賞おめでとう!

「100%出し切る!」と気合を入れてスタートした橋本さん。真剣なまなざしまでカメラがとらえます Photo: Masami TATSUNO「100%出し切る!」と気合を入れてスタートした橋本さん。真剣なまなざしまでカメラがとらえます Photo: Masami TATSUNO

 元ガールズ競輪の選手や現役実業団選手に並び、ポタガール橋本弘子さんが3位に入賞しました!おめでとう!ひろこ部長の愛称で親しまれるポタガールみんなのお姉さん。その自転車愛はポタガールの中でも群を抜いていて、知らないことはない、出てないイベントはない、こんなに練習している人はいない、でも酔うとおもしろい(笑)そんなステキな女性です。

あと5メートル!最後まで力を振り絞る姿が、目に焼き付いています Photo: Masami TATSUNOあと5メートル!最後まで力を振り絞る姿が、目に焼き付いています Photo: Masami TATSUNO

 レースは予選と決勝の合算タイムで争われます。決勝では、みんなが1回目より2~3秒タイムを縮めてきます。そんななか1回目より7秒もタイムを縮め、観衆をわかせたのが橋本さんです。

1分間に力を出し切った橋本さんとさおりん。「足が…お尻が…、歩けない…。」限界に挑んだ二人は本当にかっこいいです Photo: Masami TATSUNO1分間に力を出し切った橋本さんとさおりん。「足が…お尻が…、歩けない…。」限界に挑んだ二人は本当にかっこいいです Photo: Masami TATSUNO

 画面に映し出される橋本さんを観て「ここ辛いのに、スピード落とさないでがんばってる!」と力を振り絞る姿に思わず感動してしまいまいた。

ゴール後、歓声のなか倒れこむ橋本さん。「お尻がつりそう…」って。なんてステキな人なんだ。史上初のビルクライムに名を刻んだひろこ部長、おめでとうございます!

橋本さん、3位入賞おめでとう!(中央、緑色のジャージ) Photo: Masami TATSUNO橋本さん、3位入賞おめでとう!(中央、緑色のジャージ) Photo: Masami TATSUNO
龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

1984年生まれ、埼玉県在住。平日はふつうの働き女子(アラサー女子)、休日は自転車、ときどきライター。2010年に初参加した四国一周サイクリングイベント「コグウェイ四国」がきっかけで自転車旅に夢中に。以来、日本各地へ自転車とともにでかけ、そろそろ海外での自転車旅も…と夢見ている。自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する「ポタガール」としても活動し、ポタガールらが登場するウェブサイト「ポタ日和」で情報発信をしている。ワールドサイクルブログ「ポタガール まさみんです!」でも執筆中。

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