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宮澤崇史さんは本場の観戦スタイルを再現各々の観戦スタイルで味わい尽くす 8万5000人が酔いしれたジャパンカップ

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 25周年を迎え、今年は8万5000人という観客数を記録したジャパンカップサイクルロードレース。上りで激しい攻防が繰り広げられる「古賀志林道」には今年も多くの観客が詰めかけ、迫力の走りを間近で感じたり、選手たちに大きな声援を送ったりしながら日本最大のサイクルロードレースを満喫した。

コースの両脇に大勢の観客が詰めかけた Photo: Naoi HIRASAWAコースの両脇に大勢の観客が詰めかけた Photo: Naoi HIRASAWA

距離が近いことが魅力の競技

栃木県の森川さん夫妻は、ラファの「きぶな」グッズを身に付けて初のジャパンカップ観戦を満喫 Photo: Naoi HIRASAWA栃木県の森川さん夫妻は、ラファの「きぶな」グッズを身に付けて初のジャパンカップ観戦を満喫 Photo: Naoi HIRASAWA

 古賀志林道の頂上は、3周回ごとにトップ通過した選手に山岳賞が与えられるため、賞を狙う選手の競り合いが見られる観戦ポイントだ。栃木県高根沢町に住む森川洋さん、有理さん夫妻は、初めて訪れたジャパンカップを頂上で観戦した。

 夫婦で始められる趣味を探していたところロードバイクと出会い、一気にのめり込んだという。レースを間近で見て「むちゃくちゃ楽しい!距離が近くて、こんな競技はなかなかない。選手たちがみんなかっこいいです」とロードレースの魅力を存分に味わっていた。

古賀志林道の頂上でレースを見つめる観客たち Photo: Naoi HIRASAWA古賀志林道の頂上でレースを見つめる観客たち Photo: Naoi HIRASAWA
大勢の観客や報道陣が集まった古賀志林道の頂上 Photo: Naoi HIRASAWA大勢の観客や報道陣が集まった古賀志林道の頂上 Photo: Naoi HIRASAWA
宇都宮ブリッツェン・サポーターのみなさん。佐藤かれんさん(前列右)は堀孝明の山岳賞獲得に「うれしかったです」と満足そう Photo: Naoi HIRASAWA宇都宮ブリッツェン・サポーターのみなさん。佐藤かれんさん(前列右)は堀孝明の山岳賞獲得に「うれしかったです」と満足そう Photo: Naoi HIRASAWA

 古賀志林道には、地元チーム・宇都宮ブリッツェンのサポーターが毎年集結するコーナーがある。そこから観戦していた、宇都宮在住の佐藤かれんさんは堀孝明の顔パネルを手に応援していた。数年前に「修善寺のレースで走っている姿を見て、ファンになりました」という熱心なファンで、3周目の山岳賞を獲得する活躍ぶりに「うれしかったです」と笑顔を見せた。

ツイッターで繋がった仲間で観戦

 頂上付近の一角、選手をはじめチームカーや大会関係車両にまで大きな声援を送っている女性たちの姿が目立った。心からレースを楽しみながらも、レース中にコース上を歩きながら観戦ポイントを変える観客に向けて、「クルマきまーす!」などと大きな声で常に注意を促していた。

ディアンドル姿で欧州の選手を歓迎したファンたち。久保田しのぶさん(前列右)は前日にマシュー・ヘイマンのサインをゲット Photo: Naoi HIRASAWAディアンドル姿で欧州の選手を歓迎したファンたち。久保田しのぶさん(前列右)は前日にマシュー・ヘイマンのサインをゲット Photo: Naoi HIRASAWA

 この女性たちはツイッターで知り合ったロードレース好きの集まりで、応援する選手やチームはさまざま。東京から訪れた久保田しのぶさんは、石畳のレース「パリ~ルーベ」覇者のマシュー・ヘイマン(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ)を応援する選手の一人に挙げ「(宇都宮市で採掘される)大谷石にサインしてもらいました」と喜んだ。

ファビアン・カンチェッラーラのハリボテで注目を集めた中西亮太さん Photo: Naoi HIRASAWAファビアン・カンチェッラーラのハリボテで注目を集めた中西亮太さん Photo: Naoi HIRASAWA
カンチェッラーラのハリボテは本人の直筆サイン入り Photo: Naoi HIRASAWAカンチェッラーラのハリボテは本人の直筆サイン入り Photo: Naoi HIRASAWA
悪魔風コスプレでそれぞれの推しチームを応援 Photo: Naoi HIRASAWA悪魔風コスプレでそれぞれの推しチームを応援 Photo: Naoi HIRASAWA
ジャパンカップ初観戦の3人組。クリテリウムの熱気に感化されて急きょ作ったうちわで応援 Photo: Naoi HIRASAWAジャパンカップ初観戦の3人組。クリテリウムの熱気に感化されて急きょ作ったうちわで応援 Photo: Naoi HIRASAWA

レースが“背景”となる時間

 古賀志林道の麓にテーブルを広げていたのは、元プロロードレーサーの宮澤崇史さん。東京のイタリアンレストランからデリバリーをしたプロシュートや手作りハム、子羊の赤ワイン煮込みなどこだわりの料理が並び、ワインやシャンパンが用意されていた。宮澤さんは「イタリアのレース観戦を表現したいと思い、仲間を集めました。レースの観戦はもちろんですが、レースが“背景”となるような時間を過ごすことが目的です」と本場を経験した元選手ならではのスタイルを語った。

ロードレースを“背景”に、シャンパンが注がれる※主催者に許可を得て開催しています Photo: Shusaku MATSUOロードレースを“背景”に、シャンパンが注がれる※主催者に許可を得て開催しています Photo: Shusaku MATSUO
欧州の観戦文化を取り入れ、仲間内で乾杯!※主催者に許可を得て開催しています Photo: Shusaku MATSUO欧州の観戦文化を取り入れ、仲間内で乾杯!※主催者に許可を得て開催しています Photo: Shusaku MATSUO
食事会を主催した宮澤崇史さん Photo: Shusaku MATSUO食事会を主催した宮澤崇史さん Photo: Shusaku MATSUO
チームUKYOが選手へ手渡す補給。ドリンクやジェルの他に、コーラのミニ缶も用意されていた Photo: Shusaku MATSUOチームUKYOが選手へ手渡す補給。ドリンクやジェルの他に、コーラのミニ缶も用意されていた Photo: Shusaku MATSUO

 また、補給地点では各チームのスタッフが立ち、選手たちへ補給食入りのサコッシュや、ドリンクを周回ごとに手渡していた。チームUKYOのクーラーボックスを見せてもらうと、グリコ「CCD」や、パワーバー製品が敷き詰められていた。チームはボトルだけでジャパンカップに40本ほどのボトルを準備したという。

選手を待つ補給スタッフ Photo: Shusaku MATSUO選手を待つ補給スタッフ Photo: Shusaku MATSUO

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