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旅サイクリスト昼間岳の地球写真館<36>穏やかな風景や電気店でプロレスを眺める人々が微笑ましい東アフリカ・マラウィ

by 昼間岳 / Gaku HIRUMA
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アフリカの安宿。最低限の設備しかないが、蚊帳があるのはありがたい Photo: Gaku HIRUMAアフリカの安宿。最低限の設備しかないが、蚊帳があるのはありがたい Photo: Gaku HIRUMA

【2013年7月上旬~下旬】マラウィ リロングウェイ

 再出発の地はアフリカのケニアからだった。不安と緊張で再び降り立ったアフリカの地。黒人独特のにおいと強調される目と口。ほこりと排気ガスが混じった空気。どこに向かうのだろうか、歩いている人がとても多い。

 アフリカに戻って来たんだなぁとしみじみ実感する。

素朴な村と素朴な人々 Photo: Gaku HIRUMA素朴な村と素朴な人々 Photo: Gaku HIRUMA

 細心の注意を払いながら街を抜けると、拍子抜けするくらい穏やかな風景が広がった。

 「ジャンボ!!」とスワヒリ語のあいさつがそこら中から飛んできて、子供は取れてしまうんじゃないかというくらい手を振る。

 実際アフリカはとても走りやすかった。主食が米なのも大きかった。疲れ果ててたどり着いた小さな集落の食堂でも米と煮込んだ肉や豆があり、目の前にどさっと置かれると夢中でかきこんだ。

 村の市場の電気屋さんの小さなブラウン管に映し出されたプロレスを、足を止めて皆が観ている風景は、とても微笑ましかった。

首都リロングウェイの市場は活気が溢れていた Photo: Gaku HIRUMA首都リロングウェイの市場は活気が溢れていた Photo: Gaku HIRUMA
小さなブラウン管にうつるプロレスに夢中になる Photo: Gaku HIRUMA小さなブラウン管にうつるプロレスに夢中になる Photo: Gaku HIRUMA

 とある夜。いつものようにバー兼レストランで食事をしてビールを飲み終え、涼しくなったテラスでのんびりしていると、頼んでいないビールが出てきた。「頼んでないよ」と返すと、おじさんを指して「あちらのお客様から」的なスワヒリ語。

 「悪くて受け取れないよ」と言ったけれど、僕が自転車で旅行しているのを知っているのだろう。おじさんも「がんばれよ」という笑顔だったのでありがたくいただいた。

昼間岳昼間岳(ひるま・がく)

小学生の時に自転車で旅する青年を見て、自転車で世界一周するという夢を抱いた。大学時代は国内外を旅し、卒業後は自転車店に勤務。2009年に念願だった自転車世界一周へ出発した。5年8カ月をかけてたくさんの出会いや感動、経験を自転車に載せながら、世界60カ国を走破。2015年4月に帰国した。ブログ「Take it easy!!

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