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ITでトレック・セガフレード支えるジャパンカップをサポート「CAテクノロジーズ」日本法人社長が語る〝自転車愛”

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 数々のスポンサー企業によって支えられるジャパンカップ。バイクやウェアメーカといった企業に交じって、今年はニューヨークの世界的なソフトウェア会社「CAテクノロジーズ」も名を連ねている。ソフトウェアと自転車という一見馴染みの薄そうな両者を結び付けた〝レースの進化″と自転車への熱い思いを、日本法人「日本CA」の反町浩一郎社長(49)に聞いた。

トライアスロンでバイクが最もお気に入りという日本CAの反町浩一郎社長 ©日本CAトライアスロンでバイクが最もお気に入りという日本CAの反町浩一郎社長 ©日本CA

ITが自転車競技の勝敗を左右?

 「お客様に声をかけたら結構自転車好きがいらっしゃって、30人くらいを(ジャパンカップの開催地)宇都宮にお連れすることになった。びっくりしています」。トライアスリートでもある反町社長は、自転車が結んだ縁をうれしそうに語る。

 今年4月、企業などにITソリューションを提供する同社の社長に就任。時を同じくして、本社のCAテクノロジーズがUCIワールドチームのトレック・セガフレードとのグローバルなパートナーシップ契約締結を発表した。

 スポーツとITの結びつきがますます強くなるなか、バレーボールやサッカーなどのプロスポーツでボールや選手の動きを瞬時に分析し、作戦に生かすことはもはや常識となった。プロチームをIT企業が支援することも珍しくない。

日本CAの反町浩一郎社長 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO日本CAの反町浩一郎社長 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 自転車競技の世界でも同様のことがいえると、反町社長はいう。現在、トレックと力を入れているのが、選手やスタッフらのリアルタイムのコミュニケーションの促進。同社がソフトウェアを提供し、刻一刻と変わるレースの中で、最新情報の的確な収集・伝達をサポートする。

 レースの勝敗はバイクや選手の状況などさまざまな条件に左右されるが、「コミュニケーションもひとつの大きな要因」と位置づけ、チームの戦略に活かす考えだ。

 さらに、チームの勝利のため「どういう指標を集めて分析すればより早く走れるかという指標を決めるのが非常に大事。これはソフトウェアを作って解析する必要があり、一朝一夕にはできません。そのフレームワーク作りを手伝っている」という。こうした取り組みのため、同社はチームに帯同して今期のツール・ド・フランスなど主要レースに参加してきた。

 同社の自転車競技への取り組みは、自転車好きで知られるマイク・グレゴアCEOの情熱が大きいという。毎年アメリカ・ラスベガスに顧客らを招いて開かれるイベント「CA World」では、最終日に希望者がCEOらと共にライドを楽しむプログラムまで設けられている。

 こうした背景もあって、チームが出場するジャパンカップへの初の支援が実現した。スポンサーの意義について、反町社長は「いろいろな意味はあるが、われわれのテクノロジーを使ってもらい、それが実証されることが大切。それによって広くITを普及していくことが会社の使命です。その意味で、注目度の高いジャパンカップは格好の舞台です」と効果に期待する。

肌で風を感じて走る魅力

 反町社長自身、自転車に「ハマった」のは昨年から。元来、就職先に自動車メーカーを選ぶほどの乗り物好きだった。趣味の釣りを含め、ドライブを楽しんでいたが、やがて「肌で風を感じて走る」自転車の魅力に気付く。年齢的に心肺能力の維持が気になりだしていたこともあって、トライアスロンへの挑戦を決意する。子供を乗せてのママチャリ生活からの大きな飛躍だ。

日本CAの反町浩一郎社長 ©日本CA日本CAの反町浩一郎社長 ©日本CA

 「まず、ロードバイクをドンと買って、『乗らざるを得ない状況』を作りました」。2016年の大会完走を目標に、週末コツコツとトレーニング。東京都内の自宅から多摩湖まで、サイクリングコースを経て往復約40km走った。気分転換とストレス発散にもなったという。その成果もあって、今年8月には静岡・沼津の大会で初完走。9月には「九十九里トライアスロン」(99T)でスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのオリンピック・ディスタンスを走り切った。

 「趣味として練習を始めて間もなく、4月には(トレックの)スポンサーが始まり、点と点がつながった気がしました」。3種目の中で一番のお気に入りはバイクだという。「40km/hで走り続けるとか、人間が自力で到底できないことを可能にしてくれる。自転車はやっぱりすばらしい道具です」と力説する。

 今はもっぱら単独での練習に勤しむが、近所の自転車ショップのイベントにも参加したいと考えている。「目標はトライアスロンの記録を上げること。あと、来年は自転車の大会にも出てみたい。とりあえず、100キロとか走ってみたいですね」と、夢を膨らませていた。

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