モデルの田中セシルさんが愛媛温泉ライドを堪能<3>旅の締めはやっぱり「道後温泉神の湯」 石手寺では、サイクリストとの縁結びを2人で願った

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 日本一の「しまなみ海道」と日本最古の「道後温泉」を有する愛媛県は、このほど“湯めぐりサイクル”を新提案するウェブサイト「ゆックル」を作成。そのコースを是非体験してみようと、モデルやダンサーとして活躍する自転車ビギナー女子、田中セシルさんが、地元愛媛の自転車好き女子ユニット「ノッてる!ガールズEHIME」の二期生、渡邉愛羅さんのアテンドで、東京から今治、しまなみ海道、松山の「湯めぐりサイクリング」を堪能する2泊3日の企画。最終日の3日目は鈍川温泉を出発し、松山市まで電車で移動。松山駅前からレンタサイクルに乗り、松山名物「鍋焼きうどん」を食べてから市内を散策、最後は歴史のある「道後温泉本館 神の湯」に入って大満足の旅が終わりました。

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旅の最後は道後温泉本館「神の湯」で3日間を振り返りながらお湯につかりました Photo: Kenta SAWANO ※特別に許可を取り撮影旅の最後は道後温泉本館「神の湯」で3日間を振り返りながらお湯につかりました Photo: Kenta SAWANO ※特別に許可を取り撮影

3日目:今治➔松山市内サイクリング

3日目は朝にジャイアントストア今治までサイクリングしてロードバイクを返却 Photo: Kenta SAWANO3日目は朝にジャイアントストア今治までサイクリングしてロードバイクを返却 Photo: Kenta SAWANO

 愛媛県上島町の「ゆめしま海道」から「しまなみ海道」を走って、今治市内まで戻ってきたセシルさんと愛羅さん。最終日はゆっくり、松山市内を観光サイクリングで楽しむことに。松山城に上って最後は道後温泉に入ったところで2人はお別れ。セシルさんは松山空港発午後7時30分発羽田空港行きの最終便まで満喫するプランだ。

 それまでの2日間よりも朝はゆっくりで午前8時に鈍川温泉を出発。カジュアルな服装のままロードバイクにまたがり下り基調の13kmを今治駅のジャイアントストア今治までサイクリング。朝9時の開店と同時にバイクを返却し、今治駅からJR特急いしづち号に乗り込むと40分で松山駅に到着した。

今治から松山まではJRの特急で移動 Photo: Kenta SAWANO今治から松山まではJRの特急で移動 Photo: Kenta SAWANO
歴史あるJR松山駅の駅舎をバックにポーズ Photo: Kenta SAWANO歴史あるJR松山駅の駅舎をバックにポーズ Photo: Kenta SAWANO
松山駅前駐輪場で「まつやま観光レンタサイクル」を借りた田中セシルさん(右)と渡邉愛羅さん Photo: Kenta SAWANO松山駅前駐輪場で「まつやま観光レンタサイクル」を借りた田中セシルさん(右)と渡邉愛羅さん Photo: Kenta SAWANO

 松山市内は「坊っちゃん列車」で知られる路面電車の「市電」も便利。愛羅さんは「サイクリストならやっぱり自転車で周りたいところですよね」と松山駅前駐輪場の「まつやま観光レンタサイクル」を勧めた。1日300円(税込)で一般車からジャイアントのクロスバイクまで借りることができる(午前8時30分~午後5時まで、ヘルメットレンタル代も含む)。市内をレンタサイクルで走り出すと、かわいい路面電車が伊予鉄道高浜線の踏切を待つ、かわいらしい場面にも遭遇した。

鍋焼きうどんは小ぶりなアルミ製の鍋に入ってくる Photo: Kenta SAWANO鍋焼きうどんは小ぶりなアルミ製の鍋に入ってくる Photo: Kenta SAWANO
「ことり」の鍋焼きうどんは煮干しと昆布ベースのやや甘いスープだった Photo: Kenta SAWANO「ことり」の鍋焼きうどんは煮干しと昆布ベースのやや甘いスープだった Photo: Kenta SAWANO
山の上の松山城まで、まずはクロスバイクでポタリング Photo: Kenta SAWANO山の上の松山城まで、まずはクロスバイクでポタリング Photo: Kenta SAWANO
買い物客で賑わう大街道付近は自転車を降りてのんびり散策 Photo: Kenta SAWANO買い物客で賑わう大街道付近は自転車を降りてのんびり散策 Photo: Kenta SAWANO

 松山駅前を出発した2人は銀天街や大街道などのアーケード街を自転車から降りて散策。でもすぐに「松山城に上る前にエネルギーをつけましょう」と松山のソウルフード「鍋焼きうどん」を食べることになった。立ち寄ったのは人気店の「ことり」。まだ午前11時だったがすでに地元の人を中心に満員だった。

 席に座ると、すかさず店員さんが「うどんでいいですか?」。うどんは1種類だけなので、1人520円(税込)を前払いで払ってオーダーする。やや小ぶりのアルミ製の鍋に入ったうどんは、関東から来たセシルさんにとっては「ちょっと柔らかくない?」と感じたようだが、愛羅さんは「これが家庭の味です。この少し甘い出汁もウチの味と全く一緒です」と地元グルメを“力説”していた。

少しずつ上って天守閣に近づいていく Photo: Kenta SAWANO少しずつ上って天守閣に近づいていく Photo: Kenta SAWANO

 お腹を満たした2人はいよいよ松山城へ。1602年に作られ1854年に再建された天守閣まではリフトと徒歩で合計30分ほどかかった。江戸時代以前の天守が現存する12のお城のうちの一つで、重要文化財になっている棟もたくさんある。緻密に積まれた石垣や、山の上に建つ天守閣の太い柱を見ながら「柱を命をかけて運んだんでしょうね。教科書でしか見たことのない世界が体験できて良かったです」と“歴女”の一面ものぞかせていた。

石手寺では2人で旅の締めくくりにお願いごと Photo: Kenta SAWANO 石手寺では2人で旅の締めくくりにお願いごと Photo: Kenta SAWANO 

 お城巡りの後はお寺に参拝。四国八十八ヶ所の第51番札所の「石手寺」。西暦700年台から信仰を集めた寺だが、若い2人は札に願い事を書いてワラに刺すイベントに興味津々。

 セシルさんは「サイクリングで素敵な出逢いがありますように」。愛羅さんは「ノッてる!ガールズEHIMEがもっともっと広まり、サイクリストが増えますように!」と、奇しくもそろってサイクリスト関連のお願いをしたためていた。

石手寺では札にそれぞれの願い事を Photo: Kenta SAWANO石手寺では札にそれぞれの願い事を Photo: Kenta SAWANO
石手寺では名物の「やきもち」で最後のスイーツを楽しむ Photo: Kenta SAWANO石手寺では名物の「やきもち」で最後のスイーツを楽しむ Photo: Kenta SAWANO
道後温泉本館の建築を真横に見ながら駐輪場へ向かう Photo: Kenta SAWANO道後温泉本館の建築を真横に見ながら駐輪場へ向かう Photo: Kenta SAWANO

 お参りを済ませた2人は「最終日にふさわしい温泉は道後温泉しかない」と意気投合。石手寺から道後温泉本館に向かった。正面は観光客であふれかえっているが、本館の横の道路は人影もまばら。その車道を自転車で走ると、重要文化財にも指定されている本館の木造建築の素晴らしさを実感できる。本館の駐輪場に止めて、本館で一番広い浴室の「神の湯」に浸かった。

神の湯の熱めのお湯が気に入ったという田中セシルさん(右)と渡邉愛羅さん ※特別に許可を取り撮影 Photo: Kenta SAWANO神の湯の熱めのお湯が気に入ったという田中セシルさん(右)と渡邉愛羅さん ※特別に許可を取り撮影 Photo: Kenta SAWANO

 セシルさんは「ちょっと熱めのお湯だけど気持ちいいですね。たくさんの人が来る温泉だから、これくらい熱いほうが人が入れ替わっていいのかも」と独自に分析した。今治市在住の愛羅さんも「神の湯に入るのは初めてで、やっぱり歴史の重みを感じました」と話した。

 神の湯を出た2人は浴衣に着替え、二階席の畳の上で涼みながら優雅な時間を過ごした。日が傾きかけながらも東京行きの最終便までまだ3時間ほどあるセシルさんは、仲良くなった愛羅さんとの別れを惜しむように放生園の足湯に入った。

道後温泉本館「神の湯」に入った後は趣のある二階席で涼む Photo: Kenta SAWANO道後温泉本館「神の湯」に入った後は趣のある二階席で涼む Photo: Kenta SAWANO
ギリギリまで道後温泉を楽しむ2人は放生園の足湯につかる Photo: Kenta SAWANOギリギリまで道後温泉を楽しむ2人は放生園の足湯につかる Photo: Kenta SAWANO

 明治から昭和まで道後温泉本館で使われていた湯釜から出る温泉に足を入れながら、セシルさんは2泊3日のサイクリングを振り返った。

 「愛羅さんと姉妹のように仲良くなれて良いペースで走れたのが一番の思い出。上島町の自然が豊かでアップダウンのある島一周サイクリングも楽しかったし、この道後温泉の昔から作り込まれてきた建物や、そこから生まれる風情も本当に素敵でした。こういったものを吸収して自分の表現につなげていきたいですね」とリフレッシュして東京に戻っていった。

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道後温泉駅から市電に乗り込み県庁前まで移動 Photo: Kenta SAWANO道後温泉駅から市電に乗り込み県庁前まで移動 Photo: Kenta SAWANO
3日間の旅を満喫し、別れを惜しむ田中セシルさん(右)と渡邉愛羅さん Photo: Kenta SAWANO3日間の旅を満喫し、別れを惜しむ田中セシルさん(右)と渡邉愛羅さん Photo: Kenta SAWANO

道後温泉本館

【料金】神の湯階下:大人410円(小人160円)、神の湯 二階席:大人840円(小人420円)
【営業時間】6時~23時(※コースにより異なる)
【住所】〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5-6
【電話】089-921-5141

うどん「ことり」

【住所】愛媛県松山市湊町3-7-2
【電話】089-921-3003
【営業時間】10:00~14:00(売りきれ次第閉店)
【定休日】日曜日

田中セシル 田中セシル(たなか・せしる)

モデル・ダンサー・振付師。元新体操選手でウォーキング&ボディメイキングトレーナー。渡辺麻友(AKB48)や橋本環奈のバックダンサー、Rev.from DVL/東京パフォーマンスドール/相沢まきなどの振付も手掛ける。平均身長172cm、平均股下82cmのモデルダンスチーム「SpininGReen」(スピニングリーン)のリーダーとしてダンス×ファッション×テクノロジーを融合させた新しいエンターテイメントの創造に挑戦中。オフィシャルブログ「Dance! Step! Jump!

渡邉愛羅 渡邉愛羅(わたなべ・あいら)

ノッてる!ガールズEHIME2期生、今治出身、身長167cm。自転車以外の趣味は陸上、水泳、テニス。今治オススメポイントは亀老山から見る景色。オススメカフェは「コーヒースタンド ターミナル01」座右の銘は「Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving.」。「ノッてる!ガールズEHIME公式Facebook

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グルメ・旅(女性向け) サイクルツーリズム しまなみ海道 ロングライド 愛媛県

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