シクロクロスの現日本女王が海外へオランダの女子チームと坂口聖香、牧瀬翼が契約 来季は本場欧州のロードレースに挑戦

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 オランダの女子ロードチームに来季2017年、2人の日本人女子選手、坂口聖香(パナソニックレディース)、牧瀬翼(あさひミュールゼロ)がプロとして加入することが決まった。與那嶺恵理(ポワトゥー-シャラント・フュテュホスコープ・86)のパーソナルコーチでエージェントも務める武井亨介氏(フォルツァ代表)が10月18日に明らかにした。

来季オランダのチームと契約した坂口聖香(左)と牧瀬翼 Photo: Ikki YONEYAMA来季オランダのチームと契約した坂口聖香(左)と牧瀬翼 Photo: Ikki YONEYAMA

 2人が加入する「Maaslandster Nicheliving CCN International Cycling Team」(マースランドスター・ニッチリビング・CCN インターナショナルサイクリングチーム)はオランダ・マーストリヒトに本拠地を置くチームで、メインスポンサーのニッチリビングはオーストラリアの不動産開発会社。2017年よりUCI(国際自転車競技連合)女子チームとして国際登録を予定しており、2人はUCI女子ワールドツアーを含めた本場ヨーロッパでのレースに挑戦する。チームにはUCIレースの経験豊富な国際色豊かな選手が来季に向けて続々加入している。

 20歳の坂口はジュニア時代の2013年、全日本女子ジュニアロードと個人タイムトライアルの2冠に輝いた経験があり、またシクロクロスでは2015-2016シーズンに全日本女子を制覇した現女王。31歳の牧瀬は20代で陸上長距離の実業団選手から自転車に転向し、今年の全日本ロードでは4位に入る走りを見せている。

坂口聖香(パナソニックレディース) (提供写真)坂口聖香(パナソニックレディース) (提供写真)
牧瀬翼(あさひミュールゼロ) (提供写真)牧瀬翼(あさひミュールゼロ) (提供写真)

 武井氏は「今まで、日本の女子エリートの歴史、経験値は一切が断絶され続けてきました。その結果、現在ヨーロッパ、北米へのチャンネルは堅く閉ざされた状態です」と日本人女子の海外挑戦の現状について語る。だが今季から海外に活動の場を移した與那嶺が北米、ヨーロッパで評価を得て急速にステップアップしたことで、新たな日本人選手の契約につながったという。「坂口さん、牧瀬さんにとっては、とても大きな挑戦です。 ワールドツアー含め、チーム内のレギュラー枠確保に向けて、僕も最大限のサポートをします」と武井氏はコメントしている。

●坂口聖香のコメント
この度、武井エージェントとのご縁が実り、マースランドスター・ニッチリビング・CCN インターナショナルサイクリングチームに参加することができて、とても嬉しく思います。
ヨーロッパは日本と文化が大きく異なります。今まで私は、大きな組織・チームに所属することなく、厳しい状況でも父親と共に歩み、レースを行なってきました。自分自身の考えで、トレーニングからレース活動まで全てのことを父親とともにやってきました。
それでもやり続けるのはとても大変でした。日本における自転車競技の様々な環境は、決して良くありません。それでも、私たちは諦めずに競技活動を継続してきました。
今、このような大きなチャンスを掴むことができ、とても嬉しいです。私にとって、とてもいいシーズンになりそうです。自分のベストを尽くしいい仕事をしたいと思います。

●牧瀬翼のコメント
いつも応援頂きありがとうございます。今年も全日本選手権を通じ、私は成長する事ができました。
今回、ご縁があり武井さんからチャンスをいただく事ができました。ヨーロッパサーキットへ挑戦いたします。いつも、想像妄想をしていた世界にチャレンジできることにソワソワ、そしてワクワクしております。
まずは来年1月のオーストラリアからシーズンがスタートです。精一杯、やり抜いてきます。今後とも、応援頂けましたら嬉しいです。よろしくお願いします!

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