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バイクインプレッション2016「GIANT TCR SLR 1」 上位モデル譲りのレーシーな最新アルミロード

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 世界のバイクシーンをリードする、台湾の巨大メーカー「GIANT」(ジャイアント)は、全カテゴリーにおいて、価格とパフォーマンスのバランスに優れたバイクを取り揃えている。今回試乗したのは、刷新されたアルミレーシングの「TCR SLR」のシマノ・アルテグラ組みのモデル。アルミ素材の特性を最大限に生かしながら、カーボン素材に比較したときにウィークポイントとされてきた重量面と快適性の課題を克服したといえる性能が魅力の機種となっている。

「GIANT TCR SLR1」(ジャイアント TCR SLR1)「GIANT TCR SLR1」(ジャイアント TCR SLR1)

GIANT TCR SLR1(ジャイアント TCR SLR1)
価格:230,000円(完成車、税抜)
サイズ:425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)
カラー:アルミニウム
問い合わせ先:ジャイアント http://www.giant.co.jp/giant17/

スペック

フレーム:ALUXX SLR-Grade Aluminum
フォーク:Advanced-Grade Composite
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 52×36T、 11-28T(11s)
ホイール:GIANT SL1 WheelSystem
重量:7.75kg(Sサイズ完成車実測値)

太いダウンチューブと、ヘッドチューブ側からシートチューブ側へ向けて、グッと細くシェイプされるトップチューブ Photo: Masami SATOU太いダウンチューブと、ヘッドチューブ側からシートチューブ側へ向けて、グッと細くシェイプされるトップチューブ Photo: Masami SATOU
シートチューブを固定するクランプは、フレームと一体型になっている  Photo: Masami SATOUシートチューブを固定するクランプは、フレームと一体型になっている  Photo: Masami SATOU
コンパクトで細身なリヤ三角がアルミフレームのではかつて無いほどの快適性を演出する Photo: Masami SATOUコンパクトで細身なリヤ三角がアルミフレームのではかつて無いほどの快適性を演出する Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 エアロ系フォルムのホビーレーサー向けロードバイクという装いから、フルモデルチェンジを果たした「TCR SLR」。現行のレーシング系カーボンロードバイクのTCRアドバンスドに通じた作りに変わり、ハイエンドアルミロードレーサーという1台になった。

松尾 見た目は、最近のTCRの上位グレードのカーボンモデルと同じく細身でしたね。走り出してみると、カーボン製の上位モデルとは少し違い、線の細さを感じましたが、しっかりとした芯があり、剛性不足は感じませんでした。 踏み込んでもライダーのパワーを路面に伝えきり、推進力を発揮していますね。

米山 乗り味はより本格派の高い平均速度で生きるバイクになったよね。プロ選手の意見を入れて、ジオメトリーもTCRアドバンスドと同じになったそうだよ。重量面ではカーボンフレームよりやや重くなるとはいえ、走りの面ではまったく遜色ないと思う。

松尾 ええ。線が細いのでどうかなぁと最初思いましたが、フリが軽いので上りもまずまずの性能を発揮しますし、ニュートラルなハンドリングが下りでは生きて快調でした。加速に関しては速度が出てからのほうが気持ちよく加速します。

米山 軽くて伸びる感じで、弱点のない優等生バイク。乗り心地もレーサーとしては十分だと思う。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 余計な反発がない分、脚には優しく、アルミ独特のパキパキとしたフィーリングはありません。コンフォート性能はアルミの中ではとても良いです。うまく衝撃をフレームがいなしている感じでした。

米山 TCRアドバンスドに似たエッジが立ったような感覚は特徴的で、これはシート側で絞ったトップチューブによるものか。人によっては好き嫌いのある部分かも。

松尾 TCRらしいと言えるバランスでしたね。でも、TCRらしいハンドリングに関しては、クセが全く無く、上級者からビギナーまで満足するものでしたよ。尖った性能はないですが、満遍なく性能を出せているのはさすがジャイアントといえるものでした。

米山 うん。ビギナーも網羅するロードバイクではありつつも、乗り慣れてレースやレース的な走りが念頭にあるライダー向けの性能を有するバイクだった。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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