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旅サイクリスト昼間岳の地球写真館<34>アフリカ最高峰のキリマンジャロ登頂 キツイかどうかも分からなくなる標高5000mの世界

by 昼間岳 / Gaku HIRUMA
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ジャングルを抜けるとようやくキリマンジャロが見えてくる Photo: Gaku HIRUMAジャングルを抜けるとようやくキリマンジャロが見えてくる Photo: Gaku HIRUMA

【2013年6月中旬 5日間】タンザニア キリマンジャロ

僕らの荷物を持ち涼しい顔で登っていくポーター Photo: Gaku HIRUMA僕らの荷物を持ち涼しい顔で登っていくポーター Photo: Gaku HIRUMA

 キリマンジャロ最終アタック日。深夜0時に起きて紅茶とビスケットを胃袋に放り込み、歩き出す。星の瞬きのなか、ヘッドライトを頼りに、ガイドの背中をついて行く。前日までの道のりとは打って変わって、傾斜がきつく、砂利で足元を取られる。

 標高5000mを越える。とにかくゆっくりだ。歩いては止まって、深呼吸を繰り返す。それでもまた一歩踏み出すと深呼吸で止まりたくなる。ヘッドライトを消すと、本当に手を伸ばせば届きそうな星空がそこにある。

 キツイのかと言われるとそれすらもよく分からなかった。物凄くキツイかもしれないし、全くキツくないのかもしれない。

まさにアフリカの夜明けだった Photo: Gaku HIRUMAまさにアフリカの夜明けだった Photo: Gaku HIRUMA

 突然視界が開け、火口に出たことを表すギルズマンポイントの看板が現れた。

 午前5時。真っ暗で全く気づかなかった。

 ここからさらに、最高地点であるウルフピークを目指す。だんだんと明るくなり始め、ようやく周りが見えてきた。驚きの風景だった。

 暗闇に包まれ全く見えなかった巨大な火口の輪郭がうっすらと見え、反対側には堂々たる氷河が連なっていた。それが灰色からどんどん赤みを帯びてくる。

 自然の力に何度も何度も涙を流しそうになりつつ午前6時半、標高5895mのアフリカ最高峰キリマンジャロの山頂に立った。

標高5895mのキリマンジャロ山頂。ガイドのサイモンと Photo: Gaku HIRUMA標高5895mのキリマンジャロ山頂。ガイドのサイモンと Photo: Gaku HIRUMA

昼間岳昼間岳(ひるま・がく)

小学生の時に自転車で旅する青年を見て、自転車で世界一周するという夢を抱いた。大学時代は国内外を旅し、卒業後は自転車店に勤務。2009年に念願だった自転車世界一周へ出発した。5年8カ月をかけてたくさんの出会いや感動、経験を自転車に載せながら、世界60カ国を走破。2015年4月に帰国した。ブログ「Take it easy!!

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