バイクインプレッション2012「DE ROSA PROTOS」 カスタムの余地すらない!? 復活のニューマシン

  • 一覧

 デローザにおける、キングの上といえば『プロトス』である。一度はラインナップから姿を消したプロトスだが、デローザの理念と情熱を凝縮し、2013年モデルとして再び花開いた。伝統に則りカンパニョーロを纏う完成車は、最上位グレードのスーパーレコード仕様で、EPS仕様も選択できる。

DE ROSA PROTOS(デローザ プロトス)DE ROSA PROTOS(デローザ プロトス)

DE ROSA PROTOS(デローザ プロトス)
価格:1,837,500円(カンパニョーロ・スーパーレコードEPS仕様)
1,617,000円(カンパニョーロ・スーパーレコード11v仕様)
907,200円(フレーム、完成車同様のカーボン製ハンドル・ステム・シートポスト・ボトルケージが付属する)
サイズ:44.5、47.5、49.5、51.5、52.5、54.5、56.5、58.5
カラー:ブラックマット、ブラックイエロー、ブラックシルバー
問い合わせ先:日直商会 http://www.derosa.jp

 

スペック

フレーム:60T スーパーハイモジュラス XN-60カーボン、46T ウルトラハイモジュラス HS40 カーボン、30T ハイモジュラス with ハイストレングス T800 カーボン
フォーク:カーボンフォーク
変速機:カンパニョーロ・スーパーレコードEPS(F)、カンパニョーロ・スーパーレコードEPS(R)
ギヤ:カンパニョーロ・スーパーレコード チタン50×34T、クランク長・カセット歯数は選択可能(11速)
ホイール:カンパニョーロ・ボーラウルトラ2 ダークレベル
重量:N/A

ハンドルを切ると、フォークとヘッドチューブの段差にカラーリングがあしらわれていることに気付くハンドルを切ると、フォークとヘッドチューブの段差にカラーリングがあしらわれていることに気付く
太いダウンチューブから縦長断面のチェーンステーまでのBB周辺の流れるラインは、見た目にさえ高剛性そのもの太いダウンチューブから縦長断面のチェーンステーまでのBB周辺の流れるラインは、見た目にさえ高剛性そのもの
フレーム販売にも付属する、FSAのカーボンハンドルやステムはサイズを選べ、プロトス専用カラーとなっているフレーム販売にも付属する、FSAのカーボンハンドルやステムはサイズを選べ、プロトス専用カラーとなっている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作松尾修作
VAX RACING所属。Jプロツアーに参戦する現役大学生レーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 すごい試乗車が来てしまったよ。箱から出しただけで思わず笑みがこぼれてしまいました。とにかく、最高級を!という方にはという1台です。

松尾 まず、カッコイイというところではだれも文句が言えませんね。最高のコンポーネントとホイールで組んだ、デローザの最上級グレード、プロトスです。試乗車はEPS仕様でしたし、もうカスタムの余地すらないような本気の“完成”車ですよね。

米山 うん、いろいろな意味で笑いの止まらない1台。見た目の印象からも戦闘的で、剛性が高くて、加速も良いんだろうなと想像したけど、期待を裏切らないし、不思議な世界へ連れて行ってくれたよ。

松尾 不思議な世界……。

米山一輝米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 路面に吸い付いているんだけど、地面から浮いているような不思議な乗り心地。振動吸収もとても良いんだよ。そうかと思うと、もちろん剛性は高くてガッチリパワーを逃がさない感じなんだ。

松尾 なるほど。しっかりしたフレームだけど、確かに路面のギャップで視線が上下にぶれて嫌な感じがなかったですね。すさまじく太いBB周辺ですが、縦に強く剛性を感じて、全体としては横剛性を過度に感じない仕上がりでした。トップチューブがダウンチューブに比べて細くバランスが取れているのかな思います。

米山 それに、加速は軽くてパァーンと気持ちよく伸びるね。病みつきになるようなフィーリングだった。コーナーは曲がるけど、下りでアドバンテージを得るほどではないかな。それよりも上りの性能のほうが気持ちよく感じられて、目立っていたと思う。

松尾 そうですか、僕はコーナー中の速さは際立っていたなと。高い安定性の中でのハイスピードだから恐怖感を与えないだけで、思ったよりも速度は出ていると思いますよ。

米山 なるほどね。剛性はどう?固さは気になった?

松尾 漕ぎ出しの初速時にBB周りのボリュームに踏み負けたかなという程度で、ガチガチではなかったですよ。サイクリングでも乗れるほどの安定感も魅力的なバイクですが、やはりレースで光るバイクだと思うんです。小さなアップダウンをこなすよりも、山や丘を越える、大きなスケールで乗りたいです。

米山 もちろん、デローザとしても最高のレース機材としてリリースしていると思うんだけど、でも僕も買えるならお散歩用に1台欲しいな。いつも走るコースも違って走れるだろうし、これは正真正銘の“マシン”なんだから、脚力と合っていないと人に言われようと、「そこがまたいいんだよ」と割り切れるでしょう。仕様で悩む人向けに付け加えると、EPSは初めて触ったけど、従来のレバータッチの感覚そのままで好印象でした。

松尾 同感です。クリック感は最高。うん、確かに米山さんが言うこともよくわかりますよ。レース以外でも存分に楽しめますね。しかも、羨望の的です。ぜひ米山さんも買ってください。

米山 むむむむ~っ、値段もある意味笑いが止まらないからなぁ……。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

バイクインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載