新製品情報シマノからBOAダイヤル搭載のシューズが登場 ソックスまでトータル設計の「S-PHYRE」

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 シマノが販売店向けの展示発表会を行い、2017年の製品ラインナップを明らかにした。すでに発表されている新型「デュラエース」や、アーバンコンポーネント「メトレア」のほか、多岐に渡る新製品が登場。サイクリングシューズはロードレーシングモデルにBOAダイヤル装備の新型が登場したほか、ライトなサイクリングを楽しむツーリング向けシューズにも意欲的な新製品が投入された。

「S-PHYRE」(エスファイア)として登場した新型フラッグシップコンペティションシューズ。左がロード用のRC9、右がマウンテンバイク用のXC9 Photo: Ikki YONEYAMA「S-PHYRE」(エスファイア)として登場した新型フラッグシップコンペティションシューズ。左がロード用のRC9、右がマウンテンバイク用のXC9 Photo: Ikki YONEYAMA

新構造でスタックハイトが3.2mm減

BOAダイヤルを2つ搭載するRC9 © SHIMANOBOAダイヤルを2つ搭載するRC9 © SHIMANO

 ロード、マウンテンバイク(MTB)用ともに、レース向けの上位2モデルが新しくなった。目を引くのはBOA IP1ダイヤルを搭載した点で、トップモデルが2つのダイヤルを搭載、セカンドモデルはダイヤル1つとストラップ1本を組み合わせる。ダイヤルは両方向に回して締め付けを微調整できるほか、ダイヤルを持ち上げて一気解放も可能だ。

 トップモデルは、ロード向けの「RC9」、MTB向けの「XC9」とともに、最新テクノロジーをトータルで導入した「S-PHYRE」(エスファイア)として、ワンピースアッパーや、シューズ外側のヒールカップなどを採用し、ペダリングの安定性や、高い剛性、軽量性を実現する。シューズとトータル設計された「S-PHYREトールソックス」も同時に登場し、両モデルに付属する。インソールは土踏まずのアーチ部分の高さを3段階に調整可能。カスタムフィットはオプションのインソールで対応する。

RC9とXC9はシューズとカラーを合わせた専用ソックスが付属する。全体を薄く作りながら、シューズの機能に合わせて必要な部分をピンポイントで補強して、トータルで最高の性能を発揮する Photo: Ikki YONEYAMARC9とXC9はシューズとカラーを合わせた専用ソックスが付属する。全体を薄く作りながら、シューズの機能に合わせて必要な部分をピンポイントで補強して、トータルで最高の性能を発揮する Photo: Ikki YONEYAMA
ロードレーシングのセカンドグレード、RC7はBOAダイヤルを1つ装備。レッドとホワイトの2色展開 Photo: Ikki YONEYAMAロードレーシングのセカンドグレード、RC7はBOAダイヤルを1つ装備。レッドとホワイトの2色展開 Photo: Ikki YONEYAMA

 さらにRC9では靴の構造が新しくなり、アッパーの底部を構成するラスティングボードが省略された。アッパー部が直接カーボンアウトソールの下側に貼り付けられ、インソールの下が直接カーボンアウトソールとなるので、足裏からペダルまでの距離が従来より3.2mm縮まり、安定感とダイレクト感が向上している。

インソールは土踏まず部分のパッドを組み合わせることで、アーチの高さを3段階に調整できる Photo: Ikki YONEYAMAインソールは土踏まず部分のパッドを組み合わせることで、アーチの高さを3段階に調整できる Photo: Ikki YONEYAMA
RC9はインソールを取り除くとすぐにカーボンソールが姿を現す Photo: Ikki YONEYAMARC9はインソールを取り除くとすぐにカーボンソールが姿を現す Photo: Ikki YONEYAMA

■RC9(SH-RC900)
税抜価格:45,000円 ※9月下旬発売予定
カラー:ブルー、ホワイト、イエロー
サイズ(ワイドサイズあり):36~38、39~43(ハーフサイズあり)、44~48
 ※36、37、47、48は受注生産
重量:243g(サイズ42)

■RC7(SH-RC700)
税抜価格:25,000円 ※9月下旬発売予定
カラー:レッド、ホワイト
サイズ(ワイドサイズあり):38、39~43(ハーフサイズあり)、44~48
重量:245g(サイズ42)

MTBシューズはミシュランソールを採用

MTBモデルに初めてサラウンドラッパーを採用したXC9。RC9と同様に2個のBOAダイヤルを装備。カラー展開はブルーにイエロー、ブラックの3色だ。アウトソールにはミシュランのロゴが入る © SHIMANOMTBモデルに初めてサラウンドラッパーを採用したXC9。RC9と同様に2個のBOAダイヤルを装備。カラー展開はブルーにイエロー、ブラックの3色だ。アウトソールにはミシュランのロゴが入る © SHIMANO

 MTBモデルのXC9と「XC7」には、ミシュランと共同開発したアウトソールが新採用された。素材をウレタン系からラバーに変更。専用のパターンとコンパウンドを開発することで、軽量でありながら従来をしのぐグリップを実現した。自転車をこぐだけでなく、押し歩きや、ビンディングがはまっていない状態でのペダリングまでをカバーする設計だ。

XC9のアウトソール。土踏まず部分にもトレッドを作ることで、ステップアウト時のペダリングも安定するという。スパイクピンも長い物に対応XC9のアウトソール。土踏まず部分にもトレッドを作ることで、ステップアウト時のペダリングも安定するという。スパイクピンも長い物に対応
XC7はマウンテンバイク向けのセカンドグレード。カラーはブラックのみ。こちらもミシュランソールを採用する Photo: Ikki YONEYAMAXC7はマウンテンバイク向けのセカンドグレード。カラーはブラックのみ。こちらもミシュランソールを採用する Photo: Ikki YONEYAMA

■XC9(SH-XC900)
税抜価格:45,000円 ※11月下旬発売予定
カラー:ブルー、イエロー、ブラック
サイズ:36~38、39~43(ハーフサイズあり)、44~48
 ※ブルー、イエローの全サイズ、ブラックの36~38、45、48は受注生産
重量:330g(サイズ42)

■XC7(SH-XC700)
税抜価格:25,000円 ※10月下旬発売予定
カラー:ブラック
サイズ(ワイドサイズのみ):38~48
重量:335g(サイズ42)

ツーリング向けにライトなシューズ

 ツーリング向けシューズは、「エクスプローラーシリーズ」と銘打ち4モデルが新たにラインナップされた。オンロード向けの「RT5」「RT4」はともに一般モデルと同時に女性モデルを用意。カラーだけでなく質感にも変化をつけている。RT5はベルクロ、RT4はシューレース仕様。RT5はペダリングと歩行性を両立する設計で、RT4は軽量で歩きやすいのが特徴だ。ロードツーリング用だが、ビンディングのクリートが飛び出さないSPD仕様となっている。

「エクスプローラーシリーズ」として登場したRT5(右)とRT4 © SHIMANO「エクスプローラーシリーズ」として登場したRT5(右)とRT4 © SHIMANO
RT5とRT4はウィメンズもラインナップ。見た目だけでなく、ラストとサイズ展開が通常と異なる Photo: Ikki YONEYAMART5とRT4はウィメンズもラインナップ。見た目だけでなく、ラストとサイズ展開が通常と異なる Photo: Ikki YONEYAMA
マウンテンツーリング向けのMT5(左)とMT3。ともに2色展開 Photo: Ikki YONEYAMAマウンテンツーリング向けのMT5(左)とMT3。ともに2色展開 Photo: Ikki YONEYAMA

 マウンテン向けの「MT5」「MT3」はシューレース仕様を基本に、MT5はアッパー上部にストラップが1本付く。いずれも快適な歩行が可能な厚みのあるEVAミッドソールで、クリートが露出しないSPDシステムと相まって、歩行時も含めて快適にツーリングを楽しむことができる。

■RT5(SH-RT500)
税抜価格:17,000円 ※11月下旬発売予定
サイズ:36~46、WOMEN 36~40
重量:317g(サイズ42)、WOMEN 277g(サイズ40)

■RT4(SH-RT400)
税抜価格:17,000円 ※11月下旬発売予定
サイズ:36~46、WOMEN 36~40
重量:287g(サイズ42)、WOMEN 254g(サイズ40)

■MT5(SH-MT500)
税抜価格:14,000円
カラー:レッド、ブラック
サイズ:36~48
重量:335g(サイズ42)

■MT3(SH-MT300)
税抜価格:12,000円
カラー:ブルー、ブラック
サイズ:36~46
重量:330g(サイズ42)

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