ツール・ド・東北 2016<1>別府史之選手も「ツール・ド・東北」参戦 前夜祭で「皆と走れることを楽しみにしていた」

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 東日本大震災の復興支援を目的としたサイクリング大会「ツール・ド・東北 2016」の本大会を翌日に控えた9月17日夜、イベントのゲスト陣や参加者が一堂に会した「前夜祭」が宮城県石巻市で開催された。会場には「ブエルタ・ア・エスパーニャ」から帰国したばかりの別府史之選手(トレック・セガフレード)も駆けつけ、「皆と走れることをとても楽しみにしていた」という一方、「勝負を挑んで‟着火”させないでね。ブエルタ後の“いい脚”が出来上がっているんで」と語り、会場を沸かせた。

「ツール・ド・東北」の前夜祭で登場した別府史之選手(中央)ほか「ツール・ド・東北フレンズ」の皆さん Photo: Kyoko GOTO「ツール・ド・東北」の前夜祭で登場した別府史之選手(中央)ほか「ツール・ド・東北フレンズ」の皆さん Photo: Kyoko GOTO

別府選手「明日は1人1人と話す勢いで走りたい」

前夜祭には出走を終えた人や明日出走する人たちが参加 Photo: Kyoko GOTO前夜祭には出走を終えた人や明日出走する人たちが参加 Photo: Kyoko GOTO

 今年のツール・ド・東北は9月18日の本大会に先立ち、17日に牡鹿半島を巡る100kmのサイクリングイベント「チャレンジグループライド」も実施された。前夜祭にはこれから出走する人とすでに走り終えた人が集合。参加者らは地元の食材を生かした「応”縁”飯」を堪能しながら、完走の喜びや明日への意気込みなどを語り賑わいを見せていた。

170kmコースに出走する別府選手。「1人1人と話をするように走りたい」 Photo: Kyoko GOTO170kmコースに出走する別府選手。「1人1人と話をするように走りたい」 Photo: Kyoko GOTO

 第1回以来3年ぶり2回目のツール・ド・東北出場となる別府選手は、ブエルタを終えて16日に帰国したばかり。司会でトライアスリートの白戸太朗さんが「疲れはないか」と尋ねると、「少しあるが体調は絶好調。こうして皆と走れることをとても楽しみにしていた」と答えた。

 別府選手が出走するのは170kmの南三陸フォンド。「明日は1人1人と話す勢いで走りたい」と語り、同コースの出走者に対し「勝負は挑まないでね」と笑顔でコメントした。白戸さんが「挑まなくても、軽く一緒に走りながらじわじわペースをあげていくとか」と突っ込みを入れると、「その辺のテクニックは持っているんで、じっくり苦しめていきます」と軽く“挑発”し、会場を盛り上げた。

宮澤崇史さん「地元の食と人との交流を楽しんで」

 ゲストとして登壇した元プロサイクリストで北京オリンピック代表の宮澤崇史さんは、地元の食文化までも堪能できる同イベントの魅力を強調。18日に出走する211kmの気仙沼フォンドでは「先頭集団で走るが、エイドステーションで東北の味を楽しみながら行きたい」と述べ、「皆さんも地元の人に声をかけて、交流を楽しみながら行きましょう」と呼びかけた。

「地元の食と、現地の人との交流を楽しみましょう」と呼びかける宮澤崇史さん Photo: Kyoko GOTO「地元の食と、現地の人との交流を楽しみましょう」と呼びかける宮澤崇史さん Photo: Kyoko GOTO
17日の牡鹿半島チャレンジグループライドと18日の北上フォンドの両方に出走する道端カレンさん Photo: Kyoko GOTO17日の牡鹿半島チャレンジグループライドと18日の北上フォンドの両方に出走する道端カレンさん Photo: Kyoko GOTO

 また、同大会広報大使でモデルの道端カレンさんは17日、100kmの「牡鹿半島チャレンジグループライド」に出走。「アップダウンがあってきついコースだった」としながらも、「グループで走れるという魅力と、エイドステーションの他に『語り部ステーション』が用意されていて、震災当時の話を地元の方々から聞けたのは良かった。実際に被災者の生の声を聞くことは、ニュースとはまた違ってとても印象的だった。来年も続いてほしい」と振り返った。道端さんは翌18日は100kmの北上フォンドに出走する。

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