「勝つためにレースをする」コンタドールが来季トレック・セガフレードに移籍 引退宣言を撤回、ツール制覇を目指す

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 現役最高峰のステージレーサーの一人、アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)が来季、トレック・セガフレードに移籍することが9月15日に発表された。ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの「世界3大ステージレース」をすべて制した経験のあるチャンピオンは、現役生活の締めくくりに、2009年以来となるツール・ド・フランスでの総合優勝を目指す。

来季トレック・セガフレードに移籍するアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)。9月11日まで行われた今年のブエルタ・ア・エスパーニャでは、総合4位と表彰台を逃したものの、3週間の大会を通じてのスーパー敢闘賞を受賞した Photo: Yuzuru SUNADA来季トレック・セガフレードに移籍するアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)。9月11日まで行われた今年のブエルタ・ア・エスパーニャでは、総合4位と表彰台を逃したものの、3週間の大会を通じてのスーパー敢闘賞を受賞した Photo: Yuzuru SUNADA

 33歳とすでにベテラン選手の域に達しているコンタドールは、2015年シーズン序盤から、2016年限りでの引退を表明。「ツールで勝って終わりたい」と意気込んでいたが、今年に入って引退撤回を示唆しており、所属するティンコフチームが今年限りで解散することもあって、その去就が注目されていた。

 今年のツール・ド・フランスではレース序盤に2度の落車を喫し、第9ステージでリタイア。目標としていたリオデジャネイロ・オリンピックもけがの影響で欠場し、心残りのあるシーズンとなっていた。

 トレック・セガフレードへはアシスト選手のヘスス・エルナンデス(スペイン)と、スポーツディレクター(レース監督)のスティーフェン・デヨング氏も、ティンコフからともに移籍する。

■コンタドールのコメント
目の前のチャンスにワクワクしている。トレック・セガフレードはとても魅力的かつ野心的なチームで、気持ちが奮い立っている。チームの首脳陣とは素晴らしい話し合いができ、多くの目標や優先順位を共有できた。最も重要なのは、シーズンの最重要レース、つまりツール・ド・フランスの総合優勝に挑むことだ。

 チームの現場の雰囲気も決断のポイントだった。パフォーマンスに集中しているチームで、山岳だけでなく、あらゆる地形に対応できる経験豊富で強いライダーが多くいる。さまざまな国の選手が集まりオープンな雰囲気も気に入っている。このチームが最高の体制を用意してくれて、レースに最高の状態で挑めることを確信している。僕は勝つためにレースをするし、チームのために惜しみなく力を尽くすことを約束する。

■トレック・セガフレードのゼネラルマネージャー、ルカ・グエルチレーナ氏のコメント
アルベルトは稀代のライダーで、本物のファイター、そして王者だ。アルベルトのような人物は、現在のプロトンの中で他にはいない。彼をチームに迎えられ、我々はとてもハッピーだ。

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