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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<22>地球にも身体にも優しいイベント 「Mt.FUJIエコサイクリング2016」でロングライドデビューしよう!

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 9月3日、4日に山梨県で開催された富士五湖すべてを巡る120kmのチャレンジ・サイクリング「Mt.FUJIエコサイクリング2016」に参加してきました。毎年雨に降られるというイベントだそうですが、今年は雨雲を背にしつつ晴れ間にも恵まれ、7~77歳までという幅広い年齢層のサイクリストが、富士山を望みながらの絶景ライドを楽しみました。

全てのエイドステーションに設置されたパネル。走った距離も書かれているのがうれしい Photo: Masami TATSUNO全てのエイドステーションに設置されたパネル。走った距離も書かれているのがうれしい Photo: Masami TATSUNO

イベントを通じて気付くエコ

ゴミを減らすためにマイボトルに飲み物を補給してもらう。用意されている紙コップや割りばしを使ったら募金活動に協力しましょう Photo: Masami TATSUNOゴミを減らすためにマイボトルに飲み物を補給してもらう。用意されている紙コップや割りばしを使ったら募金活動に協力しましょう Photo: Masami TATSUNO

 サイクリングイベントでは、エイドステーションでさまざまなフードやドリンクを提供していただきますが、その一方で紙コップや食器などが詰まったゴミ袋が多く見られます。ゴミの処理を含め、サポートしてくれるスタッフの方には頭が下がるばかり。でも、今回のエイドステーションではそのようなゴミ袋は見られず、代わりに目に入ったのはボトルを持って給水に向かう参加者の姿でした。

 そう、このイベントの最大の特徴は「エコ」!いつもは紙コップで配られるドリンクも、みんながボトルに給水することでゴミを減らすシステムになっているのです。個人的にボトルへ直接給水する人はもちろんいますが、大会運営に取り入れているイベントは私がこれまで参加したなかで見たことがありませんでした。

 そうか!これなら誰でもできるエコ活動だ! ありそうでなかったシステム。こんなシンプルな方法でエコに参加できるとは、目から鱗でした。

埼玉県からの参加された方々。この日のためにオシャレな組み立て式のマイ箸を用意したそう。エコを意識するきっかけになったようです Photo: Masami TATSUNO埼玉県からの参加された方々。この日のためにオシャレな組み立て式のマイ箸を用意したそう。エコを意識するきっかけになったようです Photo: Masami TATSUNO

 この日のために用意したという“マイ箸”を持ってきた参加者もいて、エコ活動のきっかけづくりにも役立っているようでした。サイクリングを通じてエコを意識し、少しでもゴミを減らすことにつながると思うとなんだかうれしいですね。レース前日には「エコ×自転車」をキーワードとしたエコサイクリングトークショーも開催されていました。

 エコサイクリングに参加して1番感動したのが、なんといっても今回から導入された「マッサージ」! 河口湖の近くにある健康科学大学に通う学生が、エイドステーションで5分間の無料マッサージをしてくれたのです。理学療法士をめざすという彼らはとても真摯で、「自分もスポーツをやるので役に立ちたい」と話してくれました。

今年からスタートした無料のマッサージサービス!全てのエイドステーションで、健康科学大学トレーナークラブの学生たちが5分間マッサージをしてくれます。折り返しの60km地点、ちょうど疲れがたまり始めていたところでのマッサージは最高でした Photo: Masami TATSUNO今年からスタートした無料のマッサージサービス!全てのエイドステーションで、健康科学大学トレーナークラブの学生たちが5分間マッサージをしてくれます。折り返しの60km地点、ちょうど疲れがたまり始めていたところでのマッサージは最高でした Photo: Masami TATSUNO
レース前日の会場ではピラティスのレッスンも行っていました。ピラティスをやった後の、足の開き方が全然変わっていてビックリ!ライド前のウォーミングアップにもよさそう Photo: Masami TATSUNOレース前日の会場ではピラティスのレッスンも行っていました。ピラティスをやった後の、足の開き方が全然変わっていてビックリ!ライド前のウォーミングアップにもよさそう Photo: Masami TATSUNO

 「こんなイケメンの若者たちにマッサージしてもらうなんて!ドキドキ!」─と思ったのも一瞬で、疲れがたまり始めていたところをマッサージしてもらうと、コリがほぐれていく気持ち良さにすっかり油断しきった顔を披露してしまうのでした。

 前日はピラティス教室もあり、ライド前の体づくりをサポート。そして当日のエイドステーションでは地元グルメを堪能。身体に“優しい”、というより“甘やかし”だらけのイベントでした。

雨対策とお小遣いの準備は忘れずに

 他のイベントと違うな~、と感じることが多かったエコライド。その理由は、まずオシャレな女性が多かったこと。普段はサイクルジャージでビシッと決めた方を見るのが多いですが、今回はカジュアルなスタイルの女性がたくさんいました。

チェレステカラーに緑のカスクとかわいいサイクルウエアでコーディネートしていたトモミさん。オリジナリティあるおしゃれなウェアを着た女性が多かった Photo: Masami TATSUNOチェレステカラーに緑のカスクとかわいいサイクルウエアでコーディネートしていたトモミさん。オリジナリティあるおしゃれなウェアを着た女性が多かった Photo: Masami TATSUNO
本栖湖にて参加した自転車仲間と記念撮影♪ Photo: Masami TATSUNO本栖湖にて参加した自転車仲間と記念撮影♪ Photo: Masami TATSUNO

 タンクトップやデニムのショートパンツを上手に合わせたスポーツカジュアル。トップはサイクルジャージでも、かわいいスカートやランニング用のウエアなどを合わせている人も多かったです。アクセサリやバッグなども「あ、コレかわいいな」と気になるものがたくさんありました。それなのに仲間とはしゃぎすぎてしまい、お話しするチャンスが作れず。うぅ、やっぱり気になる女子はちゃんとナンパすればよかった!

前日受付をした会場には、大きなテルテル坊主。参加者も手作りして、明日の快晴を願います Photo: Masami TATSUNO前日受付をした会場には、大きなテルテル坊主。参加者も手作りして、明日の快晴を願います Photo: Masami TATSUNO

 富士五湖一帯は標高が高いため天候が不安定になりやすく、必ず雨に降られてしまうというエコライド。レース前日の栗原修さんによるロングライド講座やMCを務める絹代さんからも様々な雨対策が紹介されていました。レインウエアを背中のポケットに入れて、スマホもチャック付きビニール袋で防水対策。備えあれば憂いなしです。

 雨対策の他に、用意しておくべき必需品はお小遣い。コース上には、思わず立ち寄りたくなるお店もちらほら。雨などで体が冷えたときには、温かいものがほしくなることもあります。

立ち寄りスポットがあるのも観光地ならではの良いところ。エイドステーションだけではお腹が物足りないという人も安心です Photo: Masami TATSUNO立ち寄りスポットがあるのも観光地ならではの良いところ。エイドステーションだけではお腹が物足りないという人も安心です Photo: Masami TATSUNO
普段は道の駅でしか購入できないというブルーベリー羊羹が食べられました。あんこだけの羊羹よりもさっぱりしていて、ライド中の補給食にぴったり Photo: Masami TATSUNO普段は道の駅でしか購入できないというブルーベリー羊羹が食べられました。あんこだけの羊羹よりもさっぱりしていて、ライド中の補給食にぴったり Photo: Masami TATSUNO

 男性にはエイドステーションのフードだけではちょっと足りなかったようで、途中にある「森の駅 風穴」は富士宮焼きそばを食べる男性サイクリストでいっぱいでした。私もつられて富士桜ポーク肉まんをおやつに購入。さっきのエイドでボランティアのお母さんが「内緒ね!」と言ってバナナをオマケしてくれたので、お腹は満足なはずなのにな。あ、これも内緒ね(笑)。

第3エイドステーションでは、ほうとう、山菜うどん、わらび飯が選べます。でものんびり走っていたら、到着した時にはほうとうが品切れに!写真はほうとうの代わりに提供された雑炊と山菜うどん Photo: Masami TATSUNO第3エイドステーションでは、ほうとう、山菜うどん、わらび飯が選べます。でものんびり走っていたら、到着した時にはほうとうが品切れに!写真はほうとうの代わりに提供された雑炊と山菜うどん Photo: Masami TATSUNO
森の駅風穴でおやつに買った富士桜ポーク肉まん。雨に降られた後で身体も少し冷えていたことろだったので、ホカホカなのがすごくおいしかったです Photo: Masami TATSUNO森の駅風穴でおやつに買った富士桜ポーク肉まん。雨に降られた後で身体も少し冷えていたことろだったので、ホカホカなのがすごくおいしかったです Photo: Masami TATSUNO
ゴールの後は、豚汁!残暑厳しい9月でもゴールをする頃のひんやりした風で一気にクールダウン。「おかえり!がんばったね!」の声掛けと温かい一杯がすごくうれしい Photo: Masami TATSUNOゴールの後は、豚汁!残暑厳しい9月でもゴールをする頃のひんやりした風で一気にクールダウン。「おかえり!がんばったね!」の声掛けと温かい一杯がすごくうれしい Photo: Masami TATSUNO

自転車をお休みしていた人にもおススメ

湖を眺めながら走る道は、フラット&整備されててすごく走りやすい! Photo: Masami TATSUNO湖を眺めながら走る道は、フラット&整備されててすごく走りやすい! Photo: Masami TATSUNO

 島一周ライドとは違い、湖の周りを走るエコライドは道もほぼ平坦。「やっぱり、川とか湖はいいね!」とこれまで一緒にいろんなところを旅してきた仲間と意気投合。もちろん100kmを超えるコースなので、それなりに体力があった方がいいとは思いますが、自転車を始めて1年以上という女性のロングライドデビューにはかなりおススメです。

登り坂は2カ所くらい。無理せず軽めのギアでクルクル回せば、坂が苦手な人でも登り切れます Photo: Masami TATSUNO登り坂は2カ所くらい。無理せず軽めのギアでクルクル回せば、坂が苦手な人でも登り切れます Photo: Masami TATSUNO

 コースガイドも、地元のボランティアの方が大きなパネルを持って立ってくれているので安心。パネルには残りの距離数も書かれているので、自分がどのくらい走ったのか、どのくらいペースで走れば何時くらいにゴールできそうか、など確認しながら走れます。

 猛暑の季節も終わり、これからライドに最適なシーズンが始まります。ちょっと自転車をお休みしていた人にもおススメのコースです。ウォーミングアップに富士五湖の絶景ライドはいかがでしょうか。

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