女子トライアスロンは秦6位、山田9位リオパラリンピック、自転車トラック種目はメダルなし 9月14日からロード種目開始

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 リオデジャネイロ・パラリンピックは9月11日、リオベロドロームで自転車競技の男女共通チームスプリント(運動機能障害C1-5)が行われ、川本翔大(大和産業)・藤田征樹(日立建機)・石井雅史(藤沢市みらい創造財団)の3人で挑んだ日本は、走行に違反があり記録なしの最下位だった。女子タンデム3000m個人追い抜き(視覚障害)に出場した鹿沼由理恵(楽天ソシオビジネス)は予選を突破できず6位に終わった。日本勢はトラック種目でのメダル獲得はならず、14日からロード種目に挑む。

女子タンデム3000m個人追い抜き(視覚障害)予選、6位の鹿沼由理恵(左)。右はパイロットの田中まい (共同)女子タンデム3000m個人追い抜き(視覚障害)予選、6位の鹿沼由理恵(左)。右はパイロットの田中まい (共同)

男子チームスプリント、悔しい「記録なし」

男女共通チームスプリント(運動機能障害C1-5)予選 力走する(手前から)川本、藤田、石井 (共同)男女共通チームスプリント(運動機能障害C1-5)予選 力走する(手前から)川本、藤田、石井 (共同)

 自転車男子のエース藤田征樹はトラック種目でメダルはなかった。3人で組む男女共通チームスプリント(運動機能障害)予選で先頭交代の際、後ろの走者が早く前に出過ぎてしまう違反があり、最下位に。現地では練習ができていなかったそうで「ちょっと息が合わなかったところはある」と言うしかなかった。

 次はロード種目に臨む。悲願の金メダルへ「しっかり準備したい」と気持ちを切り替えた。(共同通信)

■藤田征樹の話 「自分もそうだし、川本も石井さんもしっかり走れたんじゃないかと思う。だからこそ記録なしというのは悔しい」(共同通信)

■川本翔大の話 「タイムはどうであれ、楽しくリラックスして走れたのでよかった。2人から力をもらって走ることができた」(共同通信)

■石井雅史の話 「(先頭交代の際に)先に踏み込みすぎてしまったかもしれない。チームとしては一致団結してできた。いい励みになった」(共同通信)

鹿沼「ロードに向けて切り替える」

 目ににじむ涙が、悔しさの大きさを物語っていた。自転車女子タンデムの鹿沼は、世界選手権で2位が2度ある得意の3000m個人追い抜きで予選も突破できず「後半粘れなかった」と声を震わせた。

 2000mの通過タイムは全体4位。持久力が武器で、終盤の走りには自信を持っていた。だが最後の1000mは、その前のラップタイムより4秒以上遅かった。「最後まで諦めずに走れなかった。気持ちが他のチームに負けていた」と踏ん張れなかった心の弱さを敗因に挙げた。

 トラック種目では表彰台に立てなかった。だが、個人タイムトライアルで金メダルを狙うロード種目が残っている。「(メダルが)欲しいという気持ちを出し切れるように、ロードに向けて気持ちを切り替えていきたい」と言葉を振り絞った。(共同通信)

秦6位「東京ではもっと上を」

トライアスロン女子(運動機能障害PT2)、秦由加子のバイク (共同)トライアスロン女子(運動機能障害PT2)、秦由加子のバイク (共同)

 トライアスロン女子(運動機能障害PT2)の35歳、秦由加子(マーズフラッグ・稲毛インター)は6位に終わった。「メダル争いにからめず悔しい」と言いつつ「力を出し切ることができた」と満足感もにじませた。

 得意のスイムでリードし、バイクとランで逃げ切るプランだった。スイムは2番手で「トップで上がりたかったが、それでもいい位置」。それだけにバイクで順位を落としたのが響く。選手村入り後、切断部の状態が悪く、医務室に通ったが「処置をしてもらい、万全の状態で臨めた」と言い訳はしなかった。

 13歳で骨肉腫のため右太ももから切断した。前回大会は競泳で出場を目指した。仕事もしながら早朝と夜間の練習に励んできた。会場では両親も応援し、父は「ここまでつれてきてくれて最高の親孝行。自慢の娘です」と言う。「次につなげて東京では、もっと上を目指したい」と秦は早くも次回大会へ視線を向けた。(共同通信)

山田9位「今持っているものは出し切れた」

トライアスロン女子(視覚障害)、山田敦子のバイク。左はガイドの西山優 (共同)トライアスロン女子(視覚障害)、山田敦子のバイク。左はガイドの西山優 (共同)

 トライアスロン女子(視覚障害)の42歳、山田敦子(アルケア)は9位で目標の入賞に届かなかった。それでも、ゴール直後に倒れて起き上がれないほどで「私のスタイルで出し切った証拠。今持っているものは出し切れた」と晴れやかな表情で話した。

 スイムで出遅れたため波に巻かれた。ランでは脚がだるくなり、呼吸が乱れかけたところで抜かれ「力不足で悔しい」と振り返った。

 一方で「抜かれてもついて行こう」と励まされたガイドの西山優には「よくここまで支えてくれた」と感謝。「いつも以上に頑張って粘っていて走っている時に涙が出そうだった」と2人で笑い合った。(共同通信)

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