トレック・セガフレードが使用優れたエアロ効果と安全性能 ボントレガーの「バリスタ」インプレッション

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 トレックのアクセサリーブランド「ボントレガー」は、サイクルライフにフィットするシューズやライトなど豊富なラインナップを揃えている。今回はセーフティライドには欠かせないシステムを装備し、同時に空気抵抗の削減を求めて開発されたヘルメット「バリスタ」を試用。UCIワールドチーム「トレック・セガフレード」が使用するプロスペックの性能を確かめた。

ボントレガーのエアロヘルメット「バリスタ」 Photo: Shusaku MATSUOボントレガーのエアロヘルメット「バリスタ」 Photo: Shusaku MATSUO

MIPS採用で頭部を守る

 エアロ性能を追求したバリスタは、全体的に丸みを帯びたデザインが特徴だ。同時に、ライダーの快適性を確保すべく、要所にダクトが設けられ、ヘルメット内が蒸れにくいよう通気性を保っている。カラーラインナップは4色で、ボントレガーが打ち出しているセーフティライドの方針に沿って、後方の車からの視認性を高める鮮やかなカラーをそろえた。

 また、内側の「MIPS」は落車した際の衝撃を緩和し、頭部へのダメージを軽減。頭に密着したMIPSがヘルメット本体とスライドすることで、脳震盪などを防ぐ構造だ。バリスタにはヘルメットとして最も重要な性能を備えたうえで、レーシングスペックが与えられている。

 実際に被ってみると、エアロヘルメットではあるものの特段重さは感じない。やや浅い被りながら、後方のアジャスターを回すことでフィット感を調整でき、不快ではない。

うつむいた時にも高いエアロ効果

下を向いても空気抵抗を感じなかったことに驚いた Photo: Masami SATO下を向いても空気抵抗を感じなかったことに驚いた Photo: Masami SATO

 早速、トレーニングで試してみたが、季節は真夏。通気性が確保されているとはいえ、暑さは免れないだろうと予想していた。しかし、走り出すとベンチレーションからの空気の流れを感じ、汗が視界を塞ぐようなことはなかった。額部分のしっかりしたパッドも効果を発揮しているのだろう。40km/hを超えるローテーションで負荷は高いはずだったので、間違いはない。

 さらに驚かされたのは、真骨頂といえるエアロ効果だ。前を向いてのライディングで空気の“抜け”を感じることができたが、ふとメーターを見るために下を向いた際にも、高いエアロ効果を発揮していた。通常、下を向くと前衛投影面積が増え、後ろに引っ張られるような空気の壁を感じる。無意識に身構えていた分、壁を感じることがなかったので余計に驚いた。

クラッシュ時に衝撃を緩和させる「MIPS」システムを搭載 Photo: Shusaku MATSUOクラッシュ時に衝撃を緩和させる「MIPS」システムを搭載 Photo: Shusaku MATSUO
後部は丸みを帯びたデザイン Photo: Shusaku MATSUO後部は丸みを帯びたデザイン Photo: Shusaku MATSUO

 もし、タイムトライアルなどで下を向くクセがあるライダーは、TT専用ヘルメットを被るより扱いやすいかもしれない。もちろん、ロードレースではトレック・セガフレードの選手が活躍する姿が多く見られ、昨年のジャパンカップクリテリウムを制した別府史之がバリスタを被っていたことも記憶に新しい。

 バリスタは重量とエアロ効果のバランスに優れ、さらに高い安全性能を持った万能ヘルメットといえるだろう。

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