溝畑宏のサイクルツーリズム <10>昼も夜も体験した弘前城 観光地の魅力を高める“物語”

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「シーズン5」がスタート「シーズン5」がスタート

 今回は、はじめにちょっと趣向を変えて、みちのくひろし旅の裏側を紹介しましょう。この企画はUstreamでの常時配信を基本としているので、スタッフが同行しています。これまでのコラムでも写真等で登場しているように、カメラと配信に2人、中継車の運転に1人、宏のお世話役に1人のスタッフ計4名+溝畑宏という5人のパーティーで旅を続けています。

 毎回、シーズンの初日は朝一番に集合し、中継車で前回の終了地点に向かいます。車はレンタカーでロングバンを借りていますが、車内には自転車2台、中継機器、各自の着替え等の荷物を積んで5人が乗り込むので、とっても狭苦しい状態です。

 ただし、もう半年近く同じパーティーで旅をしているので、ファミリーのようにすっかり仲良しで、毎日8時間近くの移動を楽しく過ごしています。やっぱり“旅は道連れ”ですね!

◇           ◇

 さてここからは、9月29日(土)から10月4日(木)で実施したシーズン5@青森・秋田について振り返ります。

イヌのサクラちゃんと戯れるイヌのサクラちゃんと戯れる
「弘前旅のサロン」を訪問「弘前旅のサロン」を訪問

 初日の9月29日は、朝7時に集合して東京から弘前まで移動。途中のサービスエリアで、とっても可愛いワンコのサクラちゃんに出会いました。動物大好き人間の宏は、これから待ち受ける長い自転車の旅をすっかり忘れ、サクラちゃんと遊んでしまいました。飼い主の方の少し迷惑そうな目を気にしつつも、ワンコ大好きな気持ちは抑えられず、テンションマックスで触れ合いました。

 さあ、みちのくひろし旅本編に戻りましょう。弘前のスタート地点に到着した宏は、間髪入れずに自転車にまたがり、中継カメラをセットして出発です! 前回到達出来なかった弘前の旅のサロンを目指します。弘前のサロンまでは10キロ程度なので、今の鍛え上げられた宏の太ももには、あっという間です。

 サクッと到着し、サロンでスタンプをいただき、サロンのスタッフから激励してもらってリスタート。このあと20キロほど走行し、初日の走行を終えました。

ライトアップされた弘前城。その美しさは格別ライトアップされた弘前城。その美しさは格別
昼の弘前城昼の弘前城

 少し暗くなってしまいましたが、弘前の名所は何と言っても「弘前城」です。前回、市長と対談した際も弘前城への立ち寄りを薦められたのですが、時間が無くて寄れませんでした。市長の想いも汲んで、今回は暗くなってからライトアップされた弘前城に来ました!

 スポットライトに照らされた弘前城の美しさや壮大さを体験することは、何と贅沢なのでしょうか! ライトアップという手法が生み出す幻想的な光景は格別ですね。

 私は観光庁長官時代に、皇居のライトアップを試みたことがありましたが、まだ実現しておりません。長官の職は離れましたが、引き続き実現に向けて頑張りたい気持ちが湧いてきました。シーズン5の初日は何とも幸先が良く、この旅も良いことが続きそうな予感です。

 一夜明けた9月30日は、弘前市の職員の方が藤田記念公園の西洋館を案内してくれました。藤田記念公園は弘前城の隣に位置しているので、昼の弘前城の景観も楽しみました。明るい時間に見ると、また全く違った顔を見せてくれますね。

 弘前城は、昼夜どちらも体験することをオススメします。何とも贅沢な旅です。そして、藤田記念公園ですが、ここは日本商工会議所の会頭であった実業家の藤田謙一氏が、江戸風の庭園として整備したところで、園内の洋館や和館等は国の登録有形文化財に指定されております。ここの洋館では青森の名産のりんごを使ったアップルパイを食しました。

美しい藤田記念庭園美しい藤田記念庭園
藤田記念庭園で観光客の家族と記念撮影藤田記念庭園で観光客の家族と記念撮影

 弘前市の職員の方が、観光名所に付随する物語を語りながら案内してくれたので、何倍も楽しめました。やはり観光地では物語こそが、そこの魅力を膨れあがらせるポイントであると再確認。物語を付加することで、どのような場所でも独自の魅力を放つ観光地となる可能性を感じました。やはり現場は勉強になりますねえ…これだから旅はやめられない、とまらない♪

 皆さんに弘前市の魅力が伝わったでしょうか? 次回は秋田県に突入します。
「みちのくひろし旅」USTREAMサイト

溝畑宏溝畑宏(みぞはた・ひろし)
1960年生まれ。1985年自治省入省。2002年大分県企画文化部長。04年大分フットボールクラブ(大分トリニータの運営母体)代表取締役。10年から第2代観光庁長官。12年3月に退任。現在は内閣官房参与。

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