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ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第15ステージブランビッラが頂上ゴールでキンタナを下して優勝 フルームが遅れてタイムを失う

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージが9月4日に行われ、ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ)が序盤からの逃げに乗り、頂上ゴールの争いを制して優勝した。2位にはナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)が入り、首位の座をキープした。別府史之(トレック・セガフレード)は90位、新城幸也(ランプレ・メリダ)は146位で完走した。

区間優勝を飾ったジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ) Photo: Yuzuru SUNADA区間優勝を飾ったジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ) Photo: Yuzuru SUNADA

総合2位のフルームが取り残される

 この日のステージはタイムトライアルを除くと最短距離となるサビニャニゴからサレント・デ・ガレゴアラモンフォルミガルまでの118.5km。序盤に3級、中盤に2級山岳が登場し、フィニッシュ地点は1級山岳の頂上ゴールが選手たちを待ち受ける。

スタート前のアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・ サクソ)とクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) Photo: Yuzuru SUNADAスタート前のアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・ サクソ)とクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) Photo: Yuzuru SUNADA

 レースは開始直後から続くアップダウンで抜け出た14人の選手が先行する形でスタート。この逃げ集団にはマイヨロホを着るキンタナや、総合で6位のアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)が含まれ、自らローテーションに加わり、総合2位のクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)を含む後方集団との差を広げにかかった。

 一方、後方に取り残されたフルームはレオポルド・ケニッグ(チェコ、チーム スカイ)などのアシストを使い、先頭集団を追う。しかし、先頭の14人が均等にローテーションを行う集団と、チーム スカイ勢のみがコントロールする集団との差は詰まらない。

ゴール後、チームバスへと向かうクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) Photo: Yuzuru SUNADAゴール後、チームバスへと向かうクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) Photo: Yuzuru SUNADA

 前日に奇襲作戦でタイムを稼いだ総合3位のヨアンエステバン・チャベス(コロンビア)と総合4位のサイモン・イェーツ(イギリス)擁するオリカ・バイクエクスチェンジや、総合9位のミケーレ・スカルポーニ(イタリア)率いるアスタナ プロチームがコントロールに加わるも、フルームはアシストを使いきって単独でレースを進めた。

頂上ゴールは一騎打ちへ

 最大3分まで開いた差だったが、オリカ・バイクエクスチェンジや、下りで攻めたサムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシングチーム)の影響もあり、タイム差は2分まで縮まった。しかし、最後の1級山岳に先頭集団が突入すると、得意の上りで集団の先頭にたったキンタナがペースアップ。後続との差を広げ始めた。

 キンタナのアタックに対してティンコフ勢が3人で対応するもペースは衰えず、ついていく事が可能だったのはブランビッラとコンタドールだけだった。苦しい表情を見せたコンタドールはゴールまで残り1.5kmで脱落。先頭は2人でゴールを目指した。

2位でゴールし、総合首位の座をキープしたナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、 モビスター チーム) Photo: Yuzuru SUNADA2位でゴールし、総合首位の座をキープしたナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、 モビスター チーム) Photo: Yuzuru SUNADA

 一度も振り返らずに進むキンタナに対し、後方のブランビッラは残り300mでドロップハンドルを持ちスプリント体制へ。ゴール前で加速し、キンタナをかわしたブランビッラがステージ優勝を飾った。2位に入ったキンタナはボーナスタイムを6秒獲得。一方、フルームは総合2位を維持したものの、キンタナから2分40秒遅れでフィニッシュし、差を広げられた。

6位でゴールしたアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・ サクソ) Photo: Yuzuru SUNADA6位でゴールしたアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・ サクソ) Photo: Yuzuru SUNADA

 優勝したブランビッラは「マイヨロホを含む良い逃げに乗る事ができた。キンタナと2人になったゴール前は我慢してタイミングを計った。調子は非常に良かった」とコメント。また、「5位に入ったチームメートのダビ・デラクルス(スペイン)のサポートに感謝したい」と続けた。

第15ステージ結果
1 ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ) 2時間54分30秒
2 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +3秒
3 ファビオ・フェッリーネ(イタリア、トレック・セガフレード) +25秒
4 ケニー・エリッソンド(フランス、エフデジ) +28秒
5 ダビ・デラクルス(スペイン、エティックス・クイックステップ) +31秒
6 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ) +34秒
7 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム) +53秒
8 マトヴィ・マミキン(ロシア、チーム カチューシャ) +1分16秒
9 ヨアンエステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・バイクエクスチェンジ) +1分53秒
10 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アスタナ プロチーム) +1分59秒
90 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +53分54秒
146 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +53分54秒

個人総合(マイヨロホ)
1 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 61時間36分7秒
2 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) +3分37秒
3 ヨアンエステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・バイクエクスチェンジ) +3分57秒
4 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ) +4分2秒
5 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +5分7秒
6 サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシングチーム) +6分12秒
7 アンドルー・タランスキー(アメリカ、キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム) +6分43秒
8 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム) +7分17秒
9 ダビ・デラクルス(スペイン、エティックス・クイックステップ) +7分23秒
10 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アスタナ プロチーム) +7分39秒
114 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +3時間28秒
121 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +3時間12分0秒

ポイント賞(プントス)
1 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) 93 pts
2 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 86 pts
3 ファビオ・フェッリーネ(イタリア、トレック・セガフレード) 76 pts

山岳賞(モンターニャ)
1 ケニー・エリッソンド(フランス、エフデジ) 56 pts
2 オマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ) 48 pts
3 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ) 30 pts

複合賞(コンビナーダ)
1 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 7 pts
2 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 17 pts
3 ケニー・エリッソンド(フランス、エフデジ) 27 pts

チーム総合
1 BMCレーシングチーム 183時間43分6秒
2 モビスター チーム +24分20秒
3 キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム +24分50秒

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