自転車交通事故の関連データも提供埼玉県とau損保が自転車安全利用へ協定を締結 保険料の一部を交通安全対策などに活用

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 埼玉県とau損害保険(au損保)が「自転車安全利用等に関する協定」を締結することになり、9月5日に埼玉県庁知事室で協定締結式を行った。au損保と協定を締結する自治体は、大阪府、東京都に次いで3例目。「au損保の自転車向け保険」の収益を一部寄付し、ヘルメットの着用促進などの取り組みをサポートするほか、au損保が保有する自転車交通事故関連データを提供し、県の交通安全対策などに役立てる。

自転車の安全利用促進に関する協定締結式で。左からau損保の荒尾尚執行役員と亀田修造社長、埼玉県・上田清司知事と稲葉尚子県民生活部長。締結式には埼玉県のマスコットの「さいたまっち」(左)と「コバトン」も参加 Photo: Kyoko GOTO自転車の安全利用促進に関する協定締結式で。左からau損保の荒尾尚執行役員と亀田修造社長、埼玉県・上田清司知事と稲葉尚子県民生活部長。締結式には埼玉県のマスコットの「さいたまっち」(左)と「コバトン」も参加 Photo: Kyoko GOTO

県民1人当たりの自転車保有台数日本一

調印を交わす埼玉県の上田知事(右)とau損保の亀田社長 Photo: Kyoko GOTO調印を交わす埼玉県の上田知事(右)とau損保の亀田社長 Photo: Kyoko GOTO

 今回の協定は、au損保の「自転車向け保険」(バイクル、バイクルベスト、サイクルパートナー)に加入している県民が支払った保険料の一部(総額の1%)を埼玉県に提供し、ヘルメットの購入費や自転車運転のルール・マナーの啓蒙など、安全利用の推進に役立てるというもの。

 埼玉県は県民1人当たりの自転車保有台数が日本一で、「じてんしゃ王国 埼玉」として自転車の交通安全の推進に積極的に取り組んでおり、これに対しau損保も「埼玉サイクルエキスポ」をはじめとした埼玉県主催の自転車関連イベントへの協賛を行っている。

 埼玉県によると、県内の交通事故による死亡数は例年、全国的にワースト4~6位を推移しているという。2015年の交通事故死亡件数は177人で、そのうち3分の1が自転車、同じく3分の1が高齢者による事故となっており、この2つの原因が重なる事故も増加しているという。

上田清司・埼玉県知事 Photo: Kyoko GOTO上田清司・埼玉県知事 Photo: Kyoko GOTO
亀田修造・au損保代表取締役社長 Photo: Kyoko GOTO亀田修造・au損保代表取締役社長 Photo: Kyoko GOTO

 埼玉県の上田清司知事は「保険に加入することで交通安全に対する意識も醸成されると期待している。今回の協定を機に、改めて普及に努めていきたい。また交通事故に関するデータに関しても、県警との協力して活用し、交通事故の削減につなげたい」と述べた。

 一方、au損保の亀田修造社長は「自転車事故に対する認識が高まり、保険の加入も増えてきたが、マナーの普及も含め、まだまだだと思っている」との認識を示し、「これまでもさまざまなイベントを通じ、ともに普及にともに努めさせていただいているが、今日の協定をもって一段進んだので、これを機にさらに頑張りたい」と意欲を示した。

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au損保 セーフティーライド

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