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ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第13ステージランプレ・メリダのコンティが逃げ切り初のビッグタイトル マイヨロホはキンタナ堅守

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 ブエルタ・ア・エスパーニャ第13ステージが9月2日に行われ、ヴァレリオ・コンティ(イタリア、ランプレ・メリダ)が逃げ切り優勝で初のビッグタイトルを獲得した。総合首位のナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)は2位のクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)に54秒差をつけたままで、マイヨロホを守った。新城幸也(ランプレ・メリダ)は99位、別府史之(トレック・セガフレード)は107位でステージを終えた。

区間優勝を果たしたコンティ Photo: Yuzuru SUNADA区間優勝を果たしたコンティ Photo: Yuzuru SUNADA
ツール・ド・フランスのボス、プリュドムもスタートに姿を見せた Photo: Yuzuru SUNADAツール・ド・フランスのボス、プリュドムもスタートに姿を見せた Photo: Yuzuru SUNADA

この日のステージは第12ステージ同様にスペイン北部、独自の文化が発達するバスク地方を走る。バスク州では最も人口の多いビルバオをスタート、サンセバスチャンを経由し、ウルダクス・ダンチャリネアにゴールする213.4km、今大会最長ステージだ。途中4つの3級山岳を超え、ゴール前の周回コースでアップダウンが続くほかは、概ね平坦なステージだ。

 翌日から始まる山岳ステージに備え、ゆっくりしたペースでレースは進んだ。24km地点で12人の選手がエスケープ。メーン集団は総合1位のキンタナ擁するモビスターがコントロールし、逃げを容認していた。逃げグループの1人で今大会すでにステージ優勝を決めているセルゲイ・ラグティン(ロシア、チーム カチューシャ)が99km地点の3級山岳を1位通過。トム・スタムスナイデル(オランダ、チーム ジャイアント・アルペシン)がこれに続いた。

ファンの記念写真に収まるコンタドール  Photo: Yuzuru SUNADAファンの記念写真に収まるコンタドール<br /> Photo: Yuzuru SUNADA
集団に大差をつけて逃げるエスケープグルー  Photo: Yuzuru SUNADA集団に大差をつけて逃げるエスケープグループ Photo: Yuzuru SUNADA

 110kmのスプリントポイントは、1位ロマン・カルディス(フランス、ディレクトエネルジー)、2位チェーザレ・ベネデッティ(イタリア、ボーラ・アルゴン18)、ヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、イアム サイクリング)が3位で通過。逃げグループは協調してスピードを維持。残り90kmでメーン集団がサンセバスチャンの町を通過するころには、逃げ集団と差は約19分の差がついていた。

 逃げ集団は12人のままアップダウンが続く周回コースへ。メーン集団との差が20分以上つき、アップダウンの多いレイアウトに入り、優勝の可能性が12人に絞られると、レースは一気に動きを見せた。

 残り30kmでイェール・ワライス(ベルギー、ロット・ソウダル)がアタック。ミヒャエル・ゴーグル(オーストリア、ティンコフ)も続くが、8kmほど走ると吸収。ここから総合優勝に絡まない選手たちの、散発的なアタックが繰り返された。残り20kmの上り坂でヴァレリオ・コンティ(イタリア、ランプレ・メリダ)が飛び出すと、ダニロ・ヴィス(スイス、BMCレーシングチーム)、ゴーグルが追いかける。

 残り18kmの緩やかな上りでコンティが一気に回転数を上げながら踏み込むと、あっという間に20秒差がついた。残り15kmで39秒差をつけ、そのペースを維持し独走態勢に入る。ゴーグル、ヴィス、ラグティン、ラエンゲン、ランパールトの5人が追うが、差は縮まらない。最後は誇らしげにジャージの「ランプレ」のロゴを見せつけて優勝。23歳のコンティは昨年のツアー・オブ・ジャパン伊豆ステージ以来の優勝でうれしい初のビッグタイトル奪取となった。

 キンタナは、総合2位フルームと同タイムのメーン集団でゴールし総合首位をキープ。スペインのレジェンド、ミゲール・インデュライン氏からマイヨロホを着せてもらった。

インドゥラインさんから祝福されるキンタナ Photo: Yuzuru SUNADAインドゥラインさんから祝福されるキンタナ Photo: Yuzuru SUNADA

第13ステージ結果
1 ヴァレリオ・コンティ(イタリア、ランプレ・メリダ) 5時間29分4秒
2 ダニロ・ヴィス(スイス、BMCレーシングチーム) +55秒
3 セルゲイ・ラグティン(ロシア、チーム カチューシャ) +55秒
4 ミヒャエル・ゴーグル(オーストリア、ティンコフ) +55秒
5 ヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、イアム サイクリング) +55秒
6 イヴ・ランパールト(ベルギー、エティックス・クイックステップ) +55秒
7 チェーザレ・ベネデッティ(イタリア、ボーラ・アルゴン18) +1分2秒
8 イェール・ワライス(ベルギー、ロット・ソウダル) +1分4秒
9 ガティス・スムクリス(ラトビア、アスタナ プロチーム) +1分4秒
10 ステファヌ・ロセット(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ) +1分8秒
99 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +33分54秒
107 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +33分54秒

個人総合(マイヨロホ)
1 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 52時間56分29秒
2 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) +54秒
3 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) +1分5秒
4 ヨアンエステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・バイクエクスチェンジ) +2分34秒
5 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ) +3分8秒
6 レオポルド・ケニッグ(チェコ、チーム スカイ) +3分9秒
7 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +3分25秒
8 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アスタナ プロチーム) +3分34秒
9 ダビ・デラクルス(スペイン、エティックス・クイックステップ) +3分45秒
10 サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシングチーム) +3分56秒
102 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +1時間35分41秒
108 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +1時間41分9秒

ポイント賞(プントス)
1 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) 92 pts
2 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム) 65 pts
3 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 62 pts

山岳賞(モンターニャ)
1 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) 92 pts
2 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム) 65 pts
3 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 62 pts

複合賞(コンビナーダ)
1 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) 92 pts
2 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム) 65 pts
3 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 62 pts

チーム総合
1 BMCレーシングチーム 157時間31分55秒
2 アスタナ プロチーム +14分1秒
3 エティックス・クイックステップ +14分45秒

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