UCIワールドチームも参戦ジョン・アベラストゥリが集団スプリントを制覇 シマノ鈴鹿国際ロードレース

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットで8月21日、シマノ鈴鹿ロードの最高峰カテゴリー「シマノ鈴鹿国際ロードレース」が開催され、ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO)が集団スプリントを制して優勝した。同カテゴリーには国内トップチームほか、UCIワールドチームのジャイアント・アルペシンなど海外からの招待チームも参加している。

横一線の集団からジョン・アベラストゥリ(チームUKYO)が抜け出し優勝 Photo: Shusaku MATSUO横一線の集団からジョン・アベラストゥリ(チームUKYO)が抜け出し優勝 Photo: Shusaku MATSUO

序盤に続いたアタック合戦

気温が30℃を超える酷暑のなか、シマノ鈴鹿国際ロードがスタート Photo: Shusaku MATSUO気温が30℃を超える酷暑のなか、シマノ鈴鹿国際ロードがスタート Photo: Shusaku MATSUO

 コースは4輪レースの最高峰「F1」日本グランプリも開催されるサーキットをフルコースで使用。1周5.8kmを10周する58kmで争われた。レースにはホストチームのシマノレーシング、リオ五輪に出場した内間康平を擁するブリヂストンアンカー サイクリングチームなどのプロチームに加え、日本自転車競技連盟(JCF)に登録する一般ライダーも参加した。

 上りのホームストレートからレースがスタートすると、阿曽光佑(キナンサイクリングチーム)のアタックを皮切りに集団は一列棒状になり、逃げを打ちたい選手の攻撃が続いた。

序盤にはコースの各所でアタックが散発 Photo: Shusaku MATSUO序盤にはコースの各所でアタックが散発 Photo: Shusaku MATSUO

 2周目には中根英登(愛三工業レーシングチーム)を含む約10人の集団が形成されたが、メイングループは逃さず吸収。各選手によるアタックが繰り返されたが、決定的な先行グループが形成されることなく中盤が過ぎた。

ダンロップコーナーの下りで飛び出す阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUOダンロップコーナーの下りで飛び出す阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO
中盤に逃げを狙う小集団。初山翔(ブリヂストンアンカー  サイクリングチーム)は日本チャンピオンジャージで参戦 Photo: Shusaku MATSUO中盤に逃げを狙う小集団。初山翔(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)は日本チャンピオンジャージで参戦 Photo: Shusaku MATSUO

世界クラスのゴールスプリント争いを披露

後半に2人で逃げた中島康晴(愛三工業レーシングチーム)とマーティン・トゥスフェルト(ジャイアント・アルペシン) Photo: Shusaku MATSUO後半に2人で逃げた中島康晴(愛三工業レーシングチーム)とマーティン・トゥスフェルト(ジャイアント・アルペシン) Photo: Shusaku MATSUO

 7周目に入るとマーティン・トゥスフェルト(ジャイアント・アルペシン)が単独でメイン集団からアタック。この動きに対し中島康晴(愛三工業レーシングチーム)が反応し、2名で逃げる展開になった。メイン集団との差は30秒ほどで推移した。

 最終周回まで続いた逃げだったが、中島が脱落しメイン集団に吸収。メイン集団のブリヂストンアンカーやマトリックスパワータグ勢がスプリントに向けてスピードを上げるなか、トゥスフェルトは上り基調の区間でも50km/hほどで独走し粘りをみせる。

チームメートの畑中の位置を確認しながら余裕の表情でゴールするジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUOチームメートの畑中の位置を確認しながら余裕の表情でゴールするジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO

 フィニッシュまで持ちこたえたかったトゥスフェルトだったが、残り1kmの“ダンロップコーナー”の下りで捉えられ、ゴール争いは集団スプリントに持ち込まれた。追い風のホームストレートでは集団が横に広がりスプリントを開始。
各チーム入り乱れた状態でなだれ込んだが、得意のスプリントでキレを見せたアベラストゥリが抜け出し、チームメートで2位に入った畑中の位置を確認しながら余裕の表情でレースを制した。

入賞者によるシャンパンファイト Photo: Shusaku MATSUO入賞者によるシャンパンファイト Photo: Shusaku MATSUO
「畑中のサポートで優勝できた」と表彰台で語るアベラストゥリ Photo: Shusaku MATSUO「畑中のサポートで優勝できた」と表彰台で語るアベラストゥリ Photo: Shusaku MATSUO


シマノ鈴鹿国際ロード(リザルト)
1 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) 1時間15分14秒
2 畑中勇介(チームUKYO) +0秒
3 バス・ティエテマ(オランダ、BMC デベロップメントチーム)
4 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
5 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
6 小森亮平(愛三工業レーシングチーム)

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