ハイレベルのレース出場が可能に徳田鍛造が25km独走で今季4勝目 フランスのアマチュア第1カテゴリーに昇格

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 フランス北部のアマチュアレース「ロク~レキニ」(2/3/Jカテゴリー)が8月14日、90kmのコースで開催され、徳田鍛造が独走で優勝した。徳田はアマチュア第2カテゴリーの選手として今季4勝目を挙げたことにより、第1カテゴリーへと昇格。今後、徳田はエリートナショナルと呼ばれるフランスのアマチュア最高峰カテゴリーのレースへの出場など、さらに高いレベルに挑戦できるチャンスが広がった。

第2カテゴリーの選手として4勝目を挙げ、第1カテゴリーへと昇格した徳田鍛造 ©NIPPO Racing Project第2カテゴリーの選手として4勝目を挙げ、第1カテゴリーへと昇格した徳田鍛造 ©NIPPO Racing Project

 鹿屋体育大学時代に2度のU23全日本チャンピオンに輝いている徳田は、福島晋一監督(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)のもと、2月からフランス・ノルマンディー地方の名門アマチュアチーム(ディビジョン1)C.C.ノジョンスールオワーズに所属し、ヨーロッパプロを目指してアマチュアレースを転戦している。

 徳田による詳細なレースレポートがNIPPOレーシングプロジェクトを通じて発表された。

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逃げ集団からの飛び出しを決断

 今回はとにかく勝ちたかった。コースも勾配のある上りの後、吹きさらしがあり、そのあと小さなアップダウンが続くというコース。他の選手たちを引きちぎることができるなと確信し、スタートラインに立った。

徳田鍛造 ©NIPPO Racing Project徳田鍛造 ©NIPPO Racing Project

 前半からきつい展開を作りたいためにスタートとともにアタックを仕掛けた。まずは人数を減らすために動いてみたが、逆にそのカウンターでかかったアタックを決められ、10人ほどが飛び出し、置いていかれてしまう。

 この瞬間はかなり焦った。ただ、同じ集団をよく見ると力のある選手が多く残されている。その選手たちとともに同じチームの選手たちが集団を牽引。休ませてもらいながら前をキャッチすることができた。本当にありがたかった。

 そして、上りで少し飛び出すと数人が合流し、計4人の逃げができる。ただこの集団はきれいに回らない。そのため、この集団での逃げ切りではなく、さらに前に飛び出そうと思った。

 事前準備として3周ほど上りでペースアップをして他の選手の様子を見る。どうやら上りでついてくるのでいっぱいの様子。ラスト5周、さらに上りでペースアップし、完全に引き離すことに成功した。

 そこからはただただペースを守る。練習でペース走を繰り返していたこともあってか、自分の走行可能なペースがよくわかる。ラスト2周、タイム差的にほぼ逃げ切りが決まり、トラブルだけ起こさないようにペースを守りながら走る。そして、単独でゴール。今回は25kmの独走だった。

本当のスタートにつけた

 今回は必ず勝つつもりで挑んだし、その自信はあった。そのためにやるべきことはやってきたし、準備することは全て準備して挑んだ。やっと4勝目。

 今年、第2カテゴリーから始まった自分にとって、第1カテゴリーに上がるためには4勝目が必要であり、やっとここまでたどり着くことができた。この第1カテゴリーに上がるということは所属チームであるC.C.ノジョンスールオワーズの代表、監督から求められていたことであり、これによりさらにレベルの高いレースにセレクトしてもらえる可能性が高くなった。

 今シーズンここまでうまくいったりいかなかったりの繰り返しの中、正直、何度も心が折れそうになったり、どうすればいいかわからなくなることもあったが、一緒に走ってきた選手たちの活躍を見るたびに自分も負けてはいられないし、その上を目指したいと思いながら食らいついていくことができた。

 これでやっと、本当のスタートにつけたのではないかと思う。スタートに着くのが遅かった分、残された時間は少ない。それでも今の自分なら「まだ行ける」という自信がある。まずはチームから必要としてもらえるように、その中でさらなる成績を求めていきたいと思う。

 今シーズン、僕の挑戦に対してご支援、ご声援をいただいたみなさんにお礼申し上げます。本当にありがとうございました。ただ、まだまだここからです!!

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