全日本選手権ロード2012ツール出場も現実味 全日本制し、夢に近づいた土井

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初の全日本タイトルを獲得した土井雪広(アルゴス・シマノ)初の全日本タイトルを獲得した土井雪広(アルゴス・シマノ)

 欧州のプロチームに所属し、日本一の称号を取るために帰国した土井雪広(アルゴス・シマノ)にとって、「プラン通り」という万全のレースだった。29日に行われた全日本ロード選手権の舞台は、昨年と同じく岩手山を間近に望む一周15.8kmの周回コース。今年はロンドン五輪代表選考の最終レースということもあり、五輪大会の距離に合わせて16周回・252キロの長丁場が設定されたが、世界最高レベルで戦う土井に不安は全く感じられなかった。

 序盤から先行グループが大きなリードを奪ったが、土井は多くの有力選手と共に後方の大集団に残り、脚力を温存した。最大11分まで差を付けられた先行グループを、残り1周までに全て吸収。27名の集団で最終周回に突入すると、残り4キロの上り始めから満を持して攻撃を仕掛けた。土井に追随できたのはわずか2名。これをゴール前で落ち着いて退け、出身地の山形に近い東北の舞台で、初の全日本タイトルを獲得した。

全日本ロード選手権のレース後半、左手でボトルのドリンクを飲みながらチャンスを窺う土井雪広 =岩手県八幡平市(米山一輝撮影)全日本ロード選手権のレース後半、左手でボトルのドリンクを飲みながらチャンスを窺う土井雪広 =岩手県八幡平市(米山一輝撮影)

 欧州を主戦場にするようになって8年目。今季はかつてないほど好調なシーズンを送っている。所属チームは6月から7月にかけて行われる「ツール・ド・フランス」の出場権を獲得し、土井にも出場の期待が高まる。「日本チャンピオンのジャージを着てツールを走るのが夢」と語る土井。そのジャージを手中に収め、夢は一気に現実味を帯びてきた。

 一方、五輪代表争いは、先に代表に内定している別府史之(グリーンエッジ)に続くもう1人が、この日のレースまでの獲得ポイントから選出されることになっており、9位でゴールした新城幸也(チームヨーロッパカー)の代表選出が確実な情勢だ。ロードの五輪代表は、トラック種目と合わせて5月1日に正式発表される。(産経デジタル 米山一輝)

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