バイクインプレッション2016「AXMAN FALCON S3」 高品質素材を採用した新興台湾ブランドのフルカーボンロード

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 アックスマンは台湾の新興ブランドでありながら、OEMメーカーとしては1985年設立の、30年以上の歴史がある企業だ。海外のプレミアムブランドのフレームを手掛ける経験を生かした自社ブランドは、UCIコンチネンタルチームへのスポンサー供給や台湾で女子の自転車チームを設立、契約選手がアジア大会で金メダルを2つ獲得するなど、レーシングブランドとして順調な成長を遂げている。今回試乗するのは「ファルコン S3」だ。

AXMAN FALCON S3(アックスマン ファルコン S3) Photo: Masami SATOUAXMAN FALCON S3(アックスマン ファルコン S3) Photo: Masami SATOU

AXMAN FALCON S3(アックスマン ファルコン S3)
価格:280,000円(完成車、税抜)
170,000円(フレーム、税抜)
サイズ:46、48、50、52、54、56
カラー:MATTE UD/MATTE YELLOW/MATTE GRAY、GLOSSY UD/GLOSSY RED/GLOSSY WHITE
問い合わせ先:NYC

スペック

フレーム:T1000 + M30 CARBON FRAME
フォーク:CARBON ROAD FORK
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、 11-32T(11s)
ホイール:マヴィック・キシリウム
重量:7.85kg(54サイズ完成車実測値)

トップチューブから繋がるシートステーと、エアロ形状のシートチューブとシートピラー。Photo: Masami SATOUトップチューブから繋がるシートステーと、エアロ形状のシートチューブとシートピラー。Photo: Masami SATOU
トップチューブは幅広で、エッジが効いている。“Sprint until you fly” は勝利へのメッセージか Photo: Masami SATOUトップチューブは幅広で、エッジが効いている。“Sprint until you fly” は勝利へのメッセージか Photo: Masami SATOU
エアロダイナミクス性能の高さがうかがえる、フォークとメインフレームのつながり。 Photo: Masami SATOUエアロダイナミクス性能の高さがうかがえる、フォークとメインフレームのつながり。 Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 このバイクインプレッションでは初登場のブランドだね。OEMを長年続けてきたメーカーの自社ブランドというのは、言うなれば各ブランドのバイクのいいとこ取りができるので、開発に強みがあるね。

松尾 まだ日本に上陸したばかりですが、急成長中のブランドです。「ファルコン S3
」は、“Sprint until you fly” とメッセージが入るトップチューブに存在感がありましたね。ただトップチューブの太さが、ペダリング時に膝の内側が摺るかと。 実際、ダンシングでは角のある両端にひざをぶつけて痛かったです(笑)。

米山 うん。シッティングで走っている分には少し触る程度でも、エッジが立って張り出しているので、少々懸念点ではあったね。トップチューブの幅広さとエッジ、それからダウン周りのマッチョさが印象的だった。

松尾 ええ。そのマッチョなトップチューブが効果を発揮し、ダンシングやスプリント時の剛性はかなり高かったです。全体的な剛性は高いのですが、トップチューブの硬さに霞みます。乗ってすぐわかるほどでした。どんなに上半身でパワーをかけてもしなる感覚はありません。

米山 見た目の印象通り、踏み味はなかなか硬いので、脚がないとしんどいと思う。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 でも一方で、BB周りはガチガチではなく、軽快でリズミカルなペダリングが可能でした。シッティングでおとなしく乗れば安定感が高く、小気味よく走るバイクですから、レースモードのオンとオフを切り替えて、性格の違いを楽しめそうです。

米山 見た目はかなり個性的でエアロロード系の部類だけど、乗った感じはスタンダード。加速や上り性能ははどうだった?

松尾 パワー次第ですね。上半身の力をうまく活用できれば爆発的な加速ができます。上りはトップチューブが硬いので疲れる恐れはあるものの、スイスイ進みます。アルテグラ組みの完成車はコストパフォーマンスに優れたスペックですが、走りの質は高いので、妥協点は感じられませんでしたよ。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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