ガンダムの足元で開催ジョン・アベラストゥリがスプリントで圧倒し優勝 Jプロツアー湾岸クリテリウム

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 国内最高峰のロードシリーズであるJプロツアーの今季第11戦「JBCF 湾岸クリテリウム2016」が7月31日、東京・お台場のシンボルプロムナード公園で開催され、終盤に大規模な落車でレースが一時中断されたものの、ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO)が圧倒的なスプリントで優勝した。ルビーレッドジャージはホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)が守っている。

得意のスプリントを制したジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO得意のスプリントを制したジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO

予選突破は1組13人

コースはガンダムの足元で特設された Photo: Shusaku MATSUOコースはガンダムの足元で特設された Photo: Shusaku MATSUO

 特設コースは1周800mで、前方後円墳のように直角コーナー2つと大回りするコーナーが組み合わされている。レースは3組に分けられた予選を勝ち抜いた上位39人が、夕方からの決勝に臨んだ。厳しい日差しが照りつけたり、一転して豪雨に見舞われたりと、変わりやすく蒸し暑い天候。コースコンディションは目まぐるしく変化した。

予選を8人全員が通過したチームUKYO Photo: Shusaku MATSUO予選を8人全員が通過したチームUKYO Photo: Shusaku MATSUO
短いバックストレートでも選手は50km/hを超えるスピードまで加速する Photo: Shusaku MATSUO短いバックストレートでも選手は50km/hを超えるスピードまで加速する Photo: Shusaku MATSUO

 30周で行われた予選は、コンチネンタルチームを中心にポイント上位チームが順当に集団前方でゴールし、決勝へと駒を進めた。独走力がある者同士で序盤に抜け出し、安全圏内でゴールを目指す選手の姿が目立った。2組目の阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)は積極的に自ら飛び出し、メイン集団をあわや周回遅れにしようかという勢いある走りをみせた。

スタート直後から主導権を握るチームUKYO Photo: Shusaku MATSUOスタート直後から主導権を握るチームUKYO Photo: Shusaku MATSUO

決勝を掌握するチームUKYO、しかし…

 決勝は同じコースを40周、計32kmで争われた。レースがはじまると8人全員が予選を勝ち上がったチームUKYOが完全にコントロール。増田成幸(宇都宮ブリッツェン)らがUKYOのラインに入り抵抗をみせたが、どのチームもポジションを奪うことはできない。チームUKYOのコントロールは前半を折り返し、ラスト3周まで続いた。

ラスト2周回までほぼすべてのラップをチームUKYOがコントロールした Photo: Shusaku MATSUOラスト2周回までほぼすべてのラップをチームUKYOがコントロールした Photo: Shusaku MATSUO

 ラスト2周回に、宇都宮ブリッツェンがチームで勢いよく前に上がろうと試み、集団が活性化すると大きな落車が発生。小室雅成(ウォークライド・シクロアカデミア)ら数人が巻き込まれた。怪我人を救急搬送するため車両がコースに入り、レースは中断。協議の結果、レースを5周回で再スタートすることが決まった。

 再スタート後は距離が短いため、UKYO、宇都宮ブリッツェン、マトリックスパワータグが主導権を握るために全力で前に上がろうとする。しかし、ラスト1周に入っても決定的な逃げなどの動きがないままスプリントへ突入した。

 アベラストゥリは最終コーナーを3番手でクリアすると、猛然と加速。阿部や鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が粘るも、アベラストゥリとの差はみるみる離れる。

表彰台の3人。左から2位の阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、優勝したジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO)、3位だった鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO表彰台の3人。左から2位の阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、優勝したジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO)、3位だった鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO
総合首位のルビーレッドジャージを堅守したホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) Photo: Shusaku MATSUO総合首位のルビーレッドジャージを堅守したホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) Photo: Shusaku MATSUO

アベラストゥリはスプリンターの本領を発揮し、余裕の表情でゴールラインを切り優勝した。スタート直後からのチームメイトのお膳立てを結果で返した。ポイント総合リーダーの証、ルビーレッドジャージはトリビオがキープしている。

 次戦は8月6日に第12戦みやだ高原ヒルクライムが、7日には第13戦みやだクリテリウムが連続して開催される。

Jプロツアー第11戦「JBCF湾岸クリテリウム」結果※ラスト5周を反映
1 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) 5分45秒
2 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)
3 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
4 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、チームUKYO) +1秒
5 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
6 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)

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JPT2016・レース Jプロツアー2016

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