2018年夏ごろ開業予定JR尾道駅の建て替えを発表 新駅舎にはサイクリスト向け店舗も

  • 一覧

 JR西日本は7月20日、山陽線尾道駅(尾道市)の駅舎を建て替えると発表した。総工費約17億円は同社が全額負担する。JR駅舎の建て替えは、駅周辺の再開発などの際に地元自治体などが費用の一部を負担するケースがほとんど。大規模ターミナルの京都駅や大阪駅を除くと、同社が全額負担で駅舎を建て替えるのは初めてという。今秋にも仮駅舎を着工し、新駅舎の開業は平成30年夏ごろを目指すとしている。

尾道駅新駅舎の完成イメージ図(JR西日本提供)尾道駅新駅舎の完成イメージ図(JR西日本提供)
現行のJR尾道駅 =2013年3月 Photo: Ikki YONEYAMA現行のJR尾道駅 =2013年3月 Photo: Ikki YONEYAMA

 同社によると、同社は瀬戸内海沿岸を「地域と連携して魅力向上に取り組むエリア」と位置づけている。尾道は昨年、今年と2年連続で日本遺産が認定されたほか、「サイクリストの聖地」と称されるようになったしまなみ海道の本州側出発地でもあることから、駅舎をリニューアルすることにした。

 現在の駅舎は、明治24年11月に当時の山陽鉄道が尾道まで延伸されて建てられた〝初代〟をベースに増改築しただけにとどまる。新築時から124年経っているが、木造平屋建ての駅舎は事務室や待合室、店舗など約820平方メートルしかなく、手狭になっている。

 新駅舎は、現在の駅舎を解体した跡地など約1100平方メートルに建築。鉄骨2階建て、延べ床面積約2150平方㍍の計画で、1階には事務室と待合室のほか、観光案内所、サイクリスト向け店舗など、2階には宿泊施設と店舗のほか、尾道水道を望む眺望デッキを設けるとしている。駅舎内の宿泊施設は、JR西初。サイクリストの利用に特化した商業施設を設置するのも、同社初という。

自転車スペース付き観光列車が乗り入れ

観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」 (JR西日本提供)観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」 (JR西日本提供)

 同社はまた、「瀬戸内エリアの列車の旅」の魅力を高める戦略の一環として、この4月から岡山―宇野と岡山―高松間で運行している2両編成の全車グリーン指定席で、先着8人は自転車ごと乗り込める観光列車「La Malle de Bois」(ラ・マル・ド・ボァ)を、10月から尾道にも走らせる計画も明らかにした。

産経新聞・備後版より)

「ラ・マル・ド・ボァ」の側面には自転車のグラフィックも配される (JR西日本提供)「ラ・マル・ド・ボァ」の側面には自転車のグラフィックも配される (JR西日本提供)
「ラ・マル・ド・ボァ」の車内。車端部にはサイクルスペースが設けられる (JR西日本提供)「ラ・マル・ド・ボァ」の車内。車端部にはサイクルスペースが設けられる (JR西日本提供)

関連記事

この記事のタグ

しまなみ海道 尾道市

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載