title banner

ツール・ド・フランス エースクラスのスペシャルバイク<1>フルームはサイのペイントに楕円リング ロドリゲスはモノリンクの特別サドルを装着

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」には、各チームを代表するエースや、ナショナル選手権を制したライダーが参戦している。彼らのバイクにはスペシャルペイントが施されていることや、特別なパーツが使用されていることも珍しくない。ツールの現場で見つけたスペシャルバイクを2回に渡ってレポートする。

トップチューブにはクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)のアイコンであるサイが描かれる Photo: Shusaku MATSUOトップチューブにはクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)のアイコンであるサイが描かれる Photo: Shusaku MATSUO

フルームは楕円リングを採用

 チーム スカイでエースを務め、個人総合優勝を目指すクリストファー・フルーム(イギリス)はピナレロの「ドグマ F8」を使用。写真のバイクは予備車としてチームカーに積まれていた。トップチューブにはフルームのアイコンである「サイ」がペイントされ、愛称の「フルーミー」の文字が入る。

フルームが駆るピナレロ「ドグマ F8」 Photo: Shusaku MATSUOフルームが駆るピナレロ「ドグマ F8」 Photo: Shusaku MATSUO
ブラックの楕円チェーンリングはオーシンメトリックだと推測される Photo: Shusaku MATSUOブラックの楕円チェーンリングはオーシンメトリックだと推測される Photo: Shusaku MATSUO

 メインコンポーネントはシマノ「デュラエースDi2」だが、チェーンリングは大小の差が大きな楕円タイプを装着。オーシンメトリック製だと推測できるが、メーカーロゴは印字されていない。タイムトライアルを得意とするフルームらしいパーツチョイスだ。

カンチェッラーラはスパルタクス仕様

 「スパルタクス」の愛称を持つファビアン・カンチェッラーラ(スイス、トレック・セガフレード)はトレックのエアロロードバイク「マドン」を使用する。

ファビアン・カンチェッラーラ(スイス、トレック・セガフレード)が乗るトレック「マドン」 Photo: Shusaku MATSUOファビアン・カンチェッラーラ(スイス、トレック・セガフレード)が乗るトレック「マドン」 Photo: Shusaku MATSUO
ステムにはブロンズのバッヂが光る Photo: Shusaku MATSUOステムにはブロンズのバッヂが光る Photo: Shusaku MATSUO

 白い車体には、かつて所属したチームジャージや、獲得したメダルの色などがモチーフとなったカラーが散りばめられる。エアロハンドルのステム上部にはブロンズカラーのバッヂが光り、存在感を高めていた。サドルの後退量は最大で、大胆なポジションが取れるセッティングだ。

“プリート”はサドルにこだわり

 チーム カチューシャで総合上位を目指すホアキン・ロドリゲス(スペイン)はキャニオン「エアロード CF SLX」を選択。ただ1人シルバーとグレーの中間色のカラーリングのバイクを使用していた。

“プリート”の愛称で親しまれるホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)にはシルバーのキャニオン「エアロード CF SLX」を使用 Photo: Shusaku MATSUO“プリート”の愛称で親しまれるホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)にはシルバーのキャニオン「エアロード CF SLX」を使用 Photo: Shusaku MATSUO
装着されるセライタリア「SLR」はモノリンクで、裏側はカーボンで補強され剛性あぷを図っている。シートポストはサドルにあわせたスペシャルパーツだ Photo: Shusaku MATSUO装着されるセライタリア「SLR」はモノリンクで、裏側はカーボンで補強され剛性あぷを図っている。シートポストはサドルにあわせたスペシャルパーツだ Photo: Shusaku MATSUO

 サドルにはロドリゲスの愛称「プリート」(スペインの小さな葉巻)が描かれ、すぐに誰のバイクかわかる。セライタリアのSLRだが、裏側がカーボンで補強され、剛性が上げられていた。レールはモノリンクタイプで、シートポストはモノリンクに合わせたカタログにはないスペシャル仕様だ。

 また、チームメートでスプリンターのアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)はエアロード CF SLXをチョイス。ノルウェー国旗をモチーフにしたペイントがフレーム、ホイールのリムに描かれている。クリツォフはスタート前、常にノルウェーの応援団に囲まれていたほど人気者だ。

アレクサンドル・クリストフ( ノルウェー、チーム カチューシャ)のバイクはホワイト基調の車体に、ノルウェー国旗をモチーフにしたペイントが施される Photo: Shusaku MATSUOアレクサンドル・クリストフ( ノルウェー、チーム カチューシャ)のバイクはホワイト基調の車体に、ノルウェー国旗をモチーフにしたペイントが施される Photo: Shusaku MATSUO

ライダーと共に個性的な外観

ジョフレ・スープ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ) のバイクは雲の巣のようなラインが走る Photo: Shusaku MATSUOジョフレ・スープ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ) のバイクは雲の巣のようなラインが走る Photo: Shusaku MATSUO

 立派な顎ひげをたくわえ、一目で誰だかわかる風貌のジョフレ・スープ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ)はバイクも個性的。ブラックの車体にはホワイトで様々な角度からラインが直線的に入っている。使用パーツはチームメートと変わらないが、一際個性を主張していたカラーリングだ。

この記事のタグ

ツール・ド・フランス2016 ツール2016・コラム

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載