バイクインプレッション2016「KUOTA KHAN」 上りで軽さが生きる、扱いやすいレーシングバイク

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 クオータは2001年にミラノショーで発表された、イタリアの中では比較的新しいブランド。カーボンフレームのラインナップは「K」から始まる名称を続け、今回試乗したフラッグシップ機も「KHAN」(カーン)だ。創業当初のフラッグシップ機の名前を、2015年に復活させたこのモデルは、高弾性1Kカーボンを採用し、振動吸収性と反応性に優れたフレーム。一見シンプルながら、このブランドの真髄と言える、クオータの魅力と未来が詰まった1台だ。

KUOTA KHAN(クオータ カーン) Photo: Masami SATOUKUOTA KHAN(クオータ カーン) Photo: Masami SATOU

KUOTA KHAN(クオータ カーン)
価格:370,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
カラー:ブラック、プロチームエディション
問い合わせ先:インターマックス http://www.intermax.co.jp/products/kuota

スペック

フレーム:カーボンモノコック
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエースDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエースDi2  50×34T、 11-25T(11s)
ホイール:ヴィジョン・メトロン40
重量:6.45kg(Sサイズ完成車実測値)

サイドからは細く見えるが、幅広に仕上げられたフロントフォーク  Photo: Masami SATOUサイドからは細く見えるが、幅広に仕上げられたフロントフォーク  Photo: Masami SATOU
前三角とは対照的に、ボリュームが抑えられた細身のシートステー Photo: Masami SATOU前三角とは対照的に、ボリュームが抑えられた細身のシートステー Photo: Masami SATOU
BB386を採用するボリュームのあるBB周り  Photo: Masami SATOUBB386を採用するボリュームのあるBB周り  Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 クオータは昨年「KOM」(ケーオーエム)からこの「カーン」にフラッグシップモデルが変わったんですよね。軽量ながら踏んでいる感じが気薄な「KOM」に対して、「カーン」はペダリングに対する反発力があって、踏み込むと伸びが感じられる良いフィーリングでした。

米山 軽くて硬いバイクというのが第一印象。持って軽く、乗って軽い。

松尾 その軽い車体を生かした上りの性能はとても優れていますね。漕ぎ出しも軽やかです。

米山 上りは楽しく走れそうだね。スピードを乗せたときも走りがフワフワする感じはないが、軽さの感覚にはある程度慣れる必要があるだろう。加速はもちろん軽く、平地でもふらつく感じはない。乗り心地はレーシングバイクとしては標準的かな。

松尾 奇をてらっていない車体なので、バランスも悪くないです。ハンドリングは弱アンダーだから腕に自信がなくてもコントロールしやすいかも。初心者でも扱いやすいタイプでした。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 そうだね。特徴的なところは「カーン」の見た目はヘッドからBBを通ってバックに至る下回りのガッチリさと、シートステーの強烈な薄さの対比が印象的だった。シンプルだけど、各部が見る角度によって表情を変え、フォークも一見シンプルだが、複雑な造形をしている。

松尾 そうですね。そして、乗ってみるとしっかりとした反発感があるので、スプリントにも対応します。パワーをかけるとしなりますが、ロスは少ないと思います。

米山 十分な剛性感があるが、硬くて踏み抜けないということもない。幅広いユーザーに使えるレーシングバイクじゃないかな。

松尾 ええ。ペダリングに対する反発力が乗っていて“楽しい”と思わせるのがいいですね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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