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ツール・ド・フランス機材レポート<1>ディメンションデータはS5がメインバイク ローターのパワーメーターも採用

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」に参戦する選手は、毎日1分1秒を争う戦いを繰り広げている。使用するバイクは最高峰であり、メーカーは威信をかけた機材を披露している。現地で取材した22チームの機材を4回にわたって紹介する。

ディメンションデータ

 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス)やエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)ら、パワーとスピードを兼ね備えたライダーを擁するディメンションデータは、カナダのバイクブランド「サーヴェロ」のエアロロードバイク「S5」を使用する。

ディメンションデータはサーヴェロのエアロロードバイク「S5」を採用 Photo: Shusaku MATSUOディメンションデータはサーヴェロのエアロロードバイク「S5」を採用 Photo: Shusaku MATSUO

 ローターのクランクが採用され、新型のパワーメーター「2INPOWER」が取り付けられていた。ハンドルやステム、ホイールはエンヴィでまとめられ、コンチネンタルのプロスペックタイヤ「コンペティション プロLTD」を装着。KMCのゴールドチェーンが目を引いた。

ローターの新型パワーメーター「2INPOWER」を装着 Photo: Shusaku MATSUOローターの新型パワーメーター「2INPOWER」を装着 Photo: Shusaku MATSUO
チェーンはKMC「X11SL」を使用 Photo: Shusaku MATSUOチェーンはKMC「X11SL」を使用 Photo: Shusaku MATSUO

キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム

 キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチームは、タイトルスポンサーでバイクを供給するキャノンデールの最上位モデル「スーパーシックス エボ ハイモッド」を使用。ホリゾンタルに近いフレーム形状で、軽量性、空力性能、振動吸収性のバランスが取れたバイクだ。カラーリングはグリーンとシルバーの2種類を用意。

マッティ・ブレシェル(キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム)のキャノンデール「スーパーシックス エボ ハイモッド」 Photo: Shusaku MATSUOマッティ・ブレシェル(キャノンデール・ドラパック プロサイクリングチーム)のキャノンデール「スーパーシックス エボ ハイモッド」 Photo: Shusaku MATSUO

 メインコンポーネントは9000系のシマノ「デュラエース Di2」だが、クランクはキャノンデールの「ISIL2」にSRMが組み合わされ、チェーンリングはFSA製だった。

ブレシェルは中心が窪み、安定したペダリングが可能なフィジーク「アリアンテ」を使用 Photo: Shusaku MATSUOブレシェルは中心が窪み、安定したペダリングが可能なフィジーク「アリアンテ」を使用 Photo: Shusaku MATSUO
キャノンデールのアルミクランク「SISL2」とSRMの組み合わせに、FSAのチェーリングが装着される Photo: Shusaku MASTUOキャノンデールのアルミクランク「SISL2」とSRMの組み合わせに、FSAのチェーリングが装着される Photo: Shusaku MASTUO

BMCレーシングチーム

 BMCレーシングチームは、タイトルスポンサーBMCの「teammachine(チームマシン)SLR01」を駆っている。フレームはフロント三角に対し、リアが一回り小さく作られているのが特徴。ハンドルにはツール・ド・フランスでチーム総合トップを意味するイエローカラーの、ジロのヘルメット「シンセ」がかけられていた。

スイスブランドのBMC「チームマシンSLR01」を使用する Photo: Shusaku MATSUOスイスブランドのBMC「チームマシンSLR01」を使用する Photo: Shusaku MATSUO

 コンポーネントはシマノ「デュラエース Di2」で、パワーメーターはSRMを採用。3T製のハンドルにはSRMのコンピューター「PC8」が取り付けられ、ステムにはステージ内の補給、山岳、スプリントポイントなどの情報が貼り付けられていた。

3TのハンドルとステムにはSRMのコンピューター「PC8」が装着される Photo: Shusaku MATSUO3TのハンドルとステムにはSRMのコンピューター「PC8」が装着される Photo: Shusaku MATSUO
シマノで揃えられたコンポーネントとホイールに、コンチネンタルの「コンペティション プロLTD」がインストールされる Photo: Shusaku MATSUOシマノで揃えられたコンポーネントとホイールに、コンチネンタルの「コンペティション プロLTD」がインストールされる Photo: Shusaku MATSUO

ロット・ソウダル

 エーススプリンター、アンドレ・グライペル(ドイツ)の活躍を支えるメインバイクがリドレー「ノアSL」だ。エアロ効果を追及したフレーム形状で、フロントフォークには空気の流れを整える穴が縦に伸び、シートチューブはリアタイヤに沿う形となっている。

ロット・ソウダルはリドレー「ノアSL」を使用する Photo: Shusaku MATSUOロット・ソウダルはリドレー「ノアSL」を使用する Photo: Shusaku MATSUO

 コンポーネントはカンパニョーロの「スーパーレコードEPS」で、ホイールも同ブランドで、ハブにセラミックベアリングを採用している「ボーラウルトラ」が装着される。ハンドルとステムは質実剛健なDEDA「ZERO100」が採用されていた。サドルはライダーによってメーカーが違うことが印象的だった。

フロントフォークには空気の流れを整える穴が縦にはいる Photo: Shusaku MATSUOフロントフォークには空気の流れを整える穴が縦にはいる Photo: Shusaku MATSUO
ハンドル周りはDEDAの「ZERO100」が装着 Photo: Shusaku MATSUOハンドル周りはDEDAの「ZERO100」が装着 Photo: Shusaku MATSUO

ボーラ・アルゴン18

 今大会序盤から果敢な走りをみせたドイツのプロコンチネンタルチーム、ボーラ・アルゴン18にはエアロロードバイクの「ナイトロジェン」と、軽量な「ガリウムプロ」が用意されていた。

ボーラ・アルゴン18はアルゴン18のエアロロードバイク「ナイトロジェン」を採用 Photo: Shusaku MASTUOボーラ・アルゴン18はアルゴン18のエアロロードバイク「ナイトロジェン」を採用 Photo: Shusaku MASTUO

 ナイトロジェンのブレーキはエアロ効果を追及し、フレームに沿うVブレーキ形状となっている。クランクとハンドル、ステムはFSAがチョイスされ、ホイールはヴィジョンの40mmハイト「メトロン40」が装着されていた。

サドルは滑り止めがついたプロロゴの「スクラッチ2 CPC」が装着されていた Photo: Shusaku MATSUOサドルは滑り止めがついたプロロゴの「スクラッチ2 CPC」が装着されていた Photo: Shusaku MATSUO
前後ブレーキともにフレームに沿ったVブレーキとなり、エアロ効果をもたらしている Photo: Shusaku MATSUO前後ブレーキともにフレームに沿ったVブレーキとなり、エアロ効果をもたらしている Photo: Shusaku MATSUO

フォルテュネオ・ヴィタルコンセプト

 ワイルドカードで出場を果たしたフォルテュネオ・ヴィタルコンセプトはフランスのプロコンチネンタルチーム。使用するバイクはルック「795ライト」で、モンドリアンカラーが注目を集めていた。

通常のブレーキキャリパーが取り付けられるルック「795ライト」を使用 Photo: Shusaku MATSUO通常のブレーキキャリパーが取り付けられるルック「795ライト」を使用 Photo: Shusaku MATSUO

 クランクも同ブランドで、口径が大きな「ZED」を使用。ペダルももちろんルック製で、ホイールはアメリカンクラシックを採用していた。

ハンドルにはステージのプロフィールが貼られていた Photo: Shusaku MATSUOハンドルにはステージのプロフィールが貼られていた Photo: Shusaku MATSUO
クランクはルックの「ZED」を装着 Photo: Shusaku MATSUOクランクはルックの「ZED」を装着 Photo: Shusaku MATSUO

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