ジロ・ローザ2016 第6ステージクイーンステージの激戦 スティーヴンスが頂上ゴール制覇、ガルニエがマリアローザ奪取

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 イタリアが舞台の女子プロロードレース最高峰の「ジロ・ローザ」(UCI女子ワールドツアー)第6ステージが7月7日に開催され、エヴリン・スティーヴンス(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム)が頂上ゴールを制して今大会2勝目を挙げた。総合首位はメーガン・ガルニエ(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム)が奪取。日本から出場の與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム)と萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)は、ともに22分44秒遅れのグルペットでゴールした。

各チームがレース前にステージ上で紹介される。與那嶺恵理(右から3人目)らハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチームの選手たちが声援を受ける Photo: Hiroyuki AZUMA各チームがレース前にステージ上で紹介される。與那嶺恵理(右から3人目)らハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチームの選手たちが声援を受ける Photo: Hiroyuki AZUMA

先頭集団に4人 ボエルス・ドルマンスが圧倒

 この日はミラノ~サンレモの後半に経由する地域が舞台。地中海に面したアンドーラから内陸の山岳をこなし、再び地中海沿岸に戻ったあと、約10kmのヒルクライムをこなしてアラッシオ/マドンナ・デッラ・グアルディアにゴールする118.6kmのコースだ。前半から2級山岳を2連続、さらに続けて1級山岳を越え、最後は2級山岳頂上ゴール。総合争いが大きく動くクイーンステージだ。

 レースは最初の山岳からカタルツィナ・ニエヴィアドマ(ポーランド、ラボバンク・リブ ウーマンサイクリングチーム) が単独アタック。これを追って1級山岳までに首位のマリアローザを着るマラ・アボット(アメリカ、ウィグル・ハイファイブ)、そしてスティーヴンスが合流。さらに後方に8人ほどの追走グループが形成された。123人でスタートしたレースだが、前半を終えるまでに勝負を争うのは10人少々の人数にまで絞られた。

 後半、逃げと追走が合流。12人の先頭グループで最後の上りへ突入した。アシストが全員遅れて単騎奮闘するアボットは、途中2度のアタックで集団を絞るが、先頭に4人の選手を送り込んだボエルス・ドルマンスがチーム力で圧倒。残り1.5kmでスティーヴンスがアタックするとアボットは力尽き、そのまま独走でスティーヴンスがゴールに飛び込んだ。2位にはチームメイトのガルニエが入り総合首位も奪取。アボットは53秒遅れの5位で、総合2位に後退した。

序盤で大半の選手がグルペット送りに

レース前にチームミーティングを行う與那嶺(右から2人目) Photo: Hiroyuki AZUMAレース前にチームミーティングを行う與那嶺(右から2人目) Photo: Hiroyuki AZUMA

 與那嶺は自身のFacebookページで、「人生初のグルペット(完走狙いの集団)。ゴール手前200mで何気なくダンシングしたら、アタックすると思われたらしく、ノージャポーネ!と怒られるということも初体験。今日はいろんな意味で初体験尽くしのレースでした」とつづった。

 前日までの疲労で睡眠もうまく取れていないという與那嶺、「何度もステージレースを経験してきているが、6日目だから、私も疲れていれば、みんな疲れているということはここでは通用しないというは薄々気づいてきている。疲れと痛みで身体が悲鳴をあげている。それでも、ステージレースに休むという選択肢はない」とスタートを切った。

 しかしスタート後10kmたたずに始まる最初の上りで、激しいスピードに後退。何とか集団で頂上を越えたものの、この時点で集団は半分以下になっていたという。下りでの中切れで集団が分断。2つ目の上りの直前でメイン集団に追いついたものの、上りではなすすべもなく遅れ、スタートから30kmでこの日の勝負からは完全に脱落した。

スタートサインに向かう與那嶺らハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチームの選手たち Photo: Hiroyuki AZUMAスタートサインに向かう與那嶺らハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチームの選手たち Photo: Hiroyuki AZUMA

 グルペットでは誰もアタックせず、淡々とゴールまでを走り、與那嶺は29位、萩原は同じ集団の42位でゴールした。與那嶺は「自分の力と2枚も3枚も違うことを痛感して、見たい世界が遠すぎて、どう言葉にすればいいかわからないのが正直な感想」とレポート。翌日の個人タイムトライアルに向けては「明日も心から挑戦を楽しんできます」と意気込みを語った。

■第6ステージ結果
1 エヴリン・スティーヴンス(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム) 3時間47分42秒
2 メーガン・ガルニエ(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム) +6秒
3 アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ラボバンク・リブ ウーマンサイクリングチーム) +19秒
29 與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) +22分44秒
42 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ) +22分44秒

■個人総合成績
1 メーガン・ガルニエ(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム) 16時間50分41秒
2 マラ・アボット(アメリカ、ウィグル・ハイファイブ) +46秒
3 エヴリン・スティーヴンス(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム) +1分03秒
26 與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) +34分30秒
47 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ) +44分07秒

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