ジロ・ローザ2016 第5ステージウィグルのエース、アボットがマリアローザに 與那嶺恵理が28位、萩原麻由子は33位

  • 一覧

 イタリアが舞台の女子最高峰のロードレース「ジロ・ローザ」(UCI女子ワールドツアー)第5ステージが7月6日に開催され、萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)のチームメイト、マラ・アボット(アメリカ)がステージ優勝を飾り、総合リーダージャージのマリアローザを獲得した。日本勢は與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム)が28位、萩原は33位でゴールしている。

モンティローロ峠を越える萩原麻由子 Photo: Sonoko TANAKAモンティローロ峠を越える萩原麻由子 Photo: Sonoko TANAKA

第5ステージのスタート地点グロージオでのチームプレゼンテーション Photo: Sonoko TANAKA第5ステージのスタート地点グロージオでのチームプレゼンテーション Photo: Sonoko TANAKA

 第5ステージは大会最高地点「チマコッピ」のモンティローロ峠(標高1852m)を越える77kmの大会最難関ステージ。2回の総合優勝経験があるクライマーのアボットが、最大勾配18%のモンティローロ峠でアタックし単独で先頭に立つと、後続に5分の差を付けて頂上を通過した。

 アボットは下りで落車しながらも37秒のリードを守り抜いて、独走でステージ優勝を挙げた。ウィグル・ハイファイブとしては第1ステージでのジョルジア・ブロンジーニ(イタリア)、第3ステージのクロエ・ホースキング(オーストラリア)に次ぐ今大会3勝目だ。

落車しながらも独走で優勝し、マリアローザを獲得したマラ・アボット Photo: Sonoko TANAKA落車しながらも独走で優勝し、マリアローザを獲得したマラ・アボット Photo: Sonoko TANAKA

 また、ウィグル・ハイファイブのダブルエースの一角、山岳賞ジャージを着用するオールラウンダーのエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)は、4人の追走集団のなかで先着し2位入賞。ウィグル・ハイファイブのワンツーフィニッシュとなり、アボットが2位のメーガン・ガルニエ(アメリカ、ボエルス・ドルマンス)に10秒差で個人総合首位に浮上し、ロンゴボルギーニもアボットから15秒差の3位につけている。

レース準備をする萩原麻由子 Photo: Sonoko TANAKAレース準備をする萩原麻由子 Photo: Sonoko TANAKA

 過酷な第5ステージを終えて、萩原への監督からの指示は「明日からのことは考えずに、心身ともにリラックスして回復に努めること」。第1ステージでは落車に見舞われたが、日に日にコンディションを上げており、アシストの要としてチームメイトの個人総合優勝を目指す。

 與那嶺は自身のFacebookにレポートを投稿し、集団前方で上りに入って先頭集団のスピードを体感できたことや、慎重に下りながら一つでも前のパックでゴールしようと気持ちを切らさずに走れたことを収穫とした。

 第6ステージは2級山岳山頂ゴールで、第7ステージは21.9kmの個人タイムトライアルと厳しいステージが続く。

全日本チャンピオンジャージで出場している與那嶺恵理 Photo: Hiroyuki AZUMA全日本チャンピオンジャージで出場している與那嶺恵理 Photo: Hiroyuki AZUMA
モルティローロ峠を上る與那嶺恵理(右) Photo: Hiroyuki AZUMAモルティローロ峠を上る與那嶺恵理(右) Photo: Hiroyuki AZUMA
イタリア北部の美しい山岳エリアで開催された第5ステージ Photo: Sonoko TANAKAイタリア北部の美しい山岳エリアで開催された第5ステージ Photo: Sonoko TANAKA

■「調子が戻りつつある」萩原麻由子のコメント
「自身としては今日も随分のタイム差でゴールしましたが、頂上付近までは良いテンポで上ることができました。頂上付近と頂上の尾根、下りで大失速し随分離れてゴールしたものの、数字には全く残っていませんが、毎日のレースで働くなかで、調子が戻りつつあることを実感できています」
「チームメイトがマリアローザを持つのは初めての経験となります。明日からがリアルレースの幕開けとなるので、心身共にしっかり準備して臨みます!」

■「ポジショニングうまくできている」與那嶺恵理のコメント
「(集団前方で)初めてこの目でレースの重要なパートで前で何が起こっているのか、どうすればここに自分が居られるのか、を感じることができました。13km平均勾配10%の上り始めで位置どりでこんな脚を使うんですか!?というようなスピードでした」
「日に日にレースの流れを感じながら、ポジショニングがうまくできていることが自分の中でとても大きな収穫です!」

■第5ステージ結果
1 マラ・アボット(アメリカ、ウィグル・ハイファイブ) 2時間02分24秒
2 エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) +0秒
3 タティアナ・グデルツォ(イタリア、ハイテック プロダクツ)
28 與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) +9分11秒
33 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ) +12分49秒

■個人総合成績
1 マラ・アボット(アメリカ、ウィグル・ハイファイブ) 13時間2分52秒
2 メーガン・ガルニエ(アメリカ、ボエルス・ドルマンス サイクリングチーム) +10秒
3 エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) +15秒
22 與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) +11分53秒
54 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ) +21分30秒

この記事のタグ

ジロ・ローザ2016

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載

連載